2015年8月16日 放送内容出張DASH村 ~千葉県 富里スイカ~

真夏の果物といえば、スイカ。
甘くて美味しいだけじゃなく、抗酸化作用のあるリコピンや、
動脈硬化を防ぐシトルリンなどが豊富に含まれるスーパーフルーツ。
今回、やって来たのが、スイカの生産量全国2位を誇る千葉県の富里市。
昭和11年、皇室に献上された事がきっかけで、一大産地となった。
お世話になるのは、スイカを作り続けて45年のベテラン、杉本好一さん。
杉本さんの作る、自慢の富里スイカは、
松岡「甘いなんてもんじゃねぇ。めちゃくちゃ甘い!」
城島「美味しい!」
杉本さん「その言葉が生産者を支えている」
水分やミネラルを多く含んでいる事から、
毎年、富里市で開催されている『スイカロードレース』では、
給水所ならぬ“給スイカ所"があり、走りながら水分を補給できる。
甘くて美味しい富里スイカができる秘密は、
城島「サラサラした土」
アフリカ南部のカラハリ砂漠が原産のスイカは、もともと、乾燥した土地を好む。
富里市の土は、火山灰が積もってできた水はけの良い『黒ぼく土』。
水はけが良いと、余分な水分を吸収しないため、甘いスイカになる。
そんなスイカの収穫の目安といえば、
松岡「叩く」
福島DASH村でも、スイカを叩き、その音で判断して収穫していたが、
叩いてわかるのは実の詰まり具合だけで、味まではわからない。
そのため、富里市では、ブランドの美味しさを守るために、
地区ごとに、検査長がいて、完熟しているかどうかを詳しくチェックする。
その方法は、検査長が畑から無作為にスイカを選び、
刃わたり約35㎝の大型包丁で、横に真っ二つに切る。
まずは、種の周りをチェック。
粉が吹いていたり、穴が空いていると熟しすぎの証し。
続けて、糖度を計り11度ならOK、さらに実際に試食して、
酸味や青臭さが残っていなければ出荷できる。
検査を終えたスイカの収穫は手作業で、一玉ずつ行われる。
気温34℃の炎天下の中、黙々と収穫。
杉本さんは、ひと夏で、2万4千玉を収穫するという。
収穫したてのスイカには、白い粉が付いている。
これは、前回、群馬県のきゅうりで学んだ、
直射日光で水分が失われるのを防ぐための、ブルーム。
これを、専用の器械で磨き、表面をツヤツヤにして出荷する。
そして、名産地ならではの味わい方が!
地元の料理自慢、篠原幸枝さんに教えていただいたのは、
スイカの果汁に肉を漬け込んで焼いた『スペアリブ』。
スイカの皮を野菜と共に揚げた『かき揚げ』。
さらに、スイカを焼き、モッツァレラチーズとバジルを乗せ、
バルサミコ酢とオリーブオイルをかけた『カプレーゼ風』。
初めてづくしのスイカ料理を堪能!
まずは、皮のかき揚げとカプレーゼ。
松岡「めちゃくちゃ美味い!」
そして、本日のメインディッシュのスペアリブ。
松岡「お肉柔らかい」
城島「いい甘さになってる」
そして、篠原さんとっておきの、スイカの丸ごとゼリー。
塩をまぶして炒った種を添えれば、見た目はスイカそのもの。
城島「こんなデザート初めて見るわ」
松岡「甘い!」
スイカの名産地の驚きの料理を満喫できた!
城島「全部美味しかった」
でも、2人には気になることがあった。
松岡「向こう初めてでしょ?」
城島「気になるね」
2人が向かったのは、千葉県立千葉盲学校。
そのグラウンドの片隅で、子ども達とスイカを育てているのは、
今年の24時間テレビのメインパーソナリティ、
V6のリーダー坂本昌行と、Hey! Say! JUMPの薮宏太!
はじめてのスイカづくりに栽培経験者の2人がアドバイス。
坂本「虫に食われてる?」
城島「これはハモグリやね」
ハモグリバエの幼虫は、葉の中に潜り、食べ進んだ跡が
白い線になることから、別名『絵かき虫』と呼ばれる害虫。
さらに、葉の裏に吸い付く害虫『アワダチソウグンバイ』も。
このままでは、スイカを枯らしてしまう恐れが…
松岡「とりあえず対処法を」
城島「うちらが使ってた薬があるから」
それは、15年前に福島DASH村で明雄さんに教わった、
食べられる材料だけでつくる『無農薬農薬』。
これを子ども達のスイカ畑にも…
まずは、すり鉢でニンニクをつぶし、
松岡「ニラとショウガも入れちゃいますか」
そこに刻んだヨモギ、唐辛子、茶殻、コーヒー殼を加え、よく擦り。
ここに、酢と焼酎を混ぜ、
薮「虫が酔っぱらちゃいますね」
さらに、牛乳とお湯を加え30分煮詰めて、絞ると完成。
早速、スイカ畑にいる害虫に『無農薬農薬』をまく。
坂本「TOKIO来てくれて良かったー」
が、坂本「げほげほ」
薮「大丈夫ですか?」
松岡「虫さんバイバーイ。虫いなくなってるよ」
子ども「よかったー」
と、一安心したところで、松岡が気になったのは、
畑の隅に置いてあった間引きした小さなスイカ。
松岡「食べますか」
坂本「本当に0円食堂だね」
学校の調理室をお借りして、城島は、乾燥昆布を細かく切って、
刻んだ間引きスイカに混ぜ、醤油、酢、さらに砂糖を加えよくもめば、
城島「簡易の漬物」
『スイカの漬物』の完成。
一方松岡は、豚肉と刻んだスイカを炒め、そこに溶いた卵とニラを加え
松岡「スイカチャンプルー」
味付けは、醤油、オイスターソース、砂糖を混ぜて、
松岡「子ども達が食べるから少し甘めに」
子ども「いいニオイ」
皆で、ビニールハウスの前で、
一同「頂きまーす」
子ども「うまーい、スイカだとは思えない」
松岡「摘果したスイカを皆で食べることができたし、
あとは、美味しいスイカが収穫できますように!」
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