2015年8月30日 放送内容DASH島 無人島を開拓できるか!?

連日の容赦のない炎天下。
石橋は、アーチ部分が完成したが、まだ橋脚部分が出来たに過ぎない。
次なる作業の計画を練っていた。
城島「水路もトロッコもこの上を通るわけやから」
達也「線路をつなげなきゃいけないんだもんね」
つまり、流される前の地面のようにしなければ。そこで、
石工・藤本さん「“壁石"を作って、その裏に“栗石(ぐりいし)"を入れる」
城島「壁石は石垣を積んでいくイメージやね」
まず、アーチの周りに壁石を積み上げ、その重さで輪石を押さえる。
そして、壁石の間には栗石を詰める。
これで壁石を支え、地面の代わりにもなる。
藤本さん「(壁石は)自然石の、長方形のような角張った石がいい」
角のある石なら、積めば噛み合い、動きにくい。
加工の手間が省けるだけでなく、奥行きが長いほど、安定して崩れにくい。
自然の石でも、十分な強度となる。
しかし、石橋周辺の石は、角の削れた小さい石ばかり。
ならば、島の北側の浜で壁石に適した四角い石集め。
と、さっそくいい感じに角張った石を見つけるが、
松岡「どっからきた石?海からだったら丸いはずだよね」
というのも島の北側は、荒れれば波が打ちつける場所。
転がり、波に削られ、角のとれた石が流れ着く。
しかし、ここには大きく角張った石もゴロゴロと。
長い年月のうちに、斜面の岩盤が崩れ落ちたものなのか。
達也「今日は潮が引いてるからチャンスだぞ」
と、壁石探しをする男たちが見つけたのは、小さなタンク。
松岡「燃料?灯油かな?」
中身が水の可能性もあるが、こんな時は得意の嗅覚で。
城島「昭和の石油ストーブの懐かしい匂い」
調べたところ、確かに石油ストーブの給油タンク。
中には灯油を入れる。
明治初期から電気が普及するまで重宝された、灯りのための油。
松岡「椿油の代わりにもなるね」
つまり、これで道具が揃えば無人島の夜にも灯りが灯る!
さらに、他にも気になる漂着物が。
松岡「味噌?漬物じゃない?」
見るからに怪しい食料らしき物体。
赤いフタにはハングル語で何やら書いてあるが読めない。
そして、ここでもとりあえず嗅いで確認しようと、開封したとたん、周囲に漂う鼻を突く匂い!
しかし、貴重な食料になるか、確かめねば。
そこで、じゃんけんで負けた松岡と、漂着物の臭いに精通するAD足立が再度、嗅いで確認。
やはり、予想以上の激臭に思わずのけ反り、むせる二人だが、
松岡「ニンニクと唐辛子の種が入ってる。キムチ?」
確かにフタに書かれた韓国語の意味を調べると、“スルメイカ"。
つまり、韓国の家庭料理・スルメイカのキムチが、
海を漂う間に原形を留めないほどに発酵したのか…。
気を取り直し、壁石集め。すると、岩肌にはいくつかの大きな窪みが。
それは、何かのきっかけで石が落ちた跡を何年もかけて波が削り、
穴となった“波蝕甌穴(はしょくおうけつ)"と呼ばれるもの。つまり、
城島「崩れやすいんやね、この岩盤は」
と、その崩れた崖の下に、
松岡「何の動物のボーン(骨)だ!?」
城島「今までで最大ちゃう?」
動物の骨と思われるが、大きさからすると牛か?馬か?
達也「歯を見ると草食動物じゃないよね」
確かに牙があるが、草食や雑食の動物によく見られる臼歯も。
松岡「イノシシかな?島にいるのかもね」
というのもイノシシは、スタミナ豊富で泳ぎも達者。
潮の流れに乗れば、30km近く泳ぐとも。
海を渡ってDASH島に上陸することも十分考えられる。
すると、そのボーンを、
松岡「さっきの穴に置いて岩場の神様にしようぜ」
頭の骨だけじゃなく、あばら骨や足の骨も一緒に。
城島「海賊の島みたいになってる」
せめて、元の動物の形のように並べて、祀って置く。
達也「この島は謎が多いね…分からないことがまだいっぱいあるわ」
では、そろそろ集めた角張った壁石を石橋まで運搬。
松岡「何回かに分けて運ばないと無理だね」
石橋までは約300m。そこで、
松岡「“まな板2015"に載せて運ぼう。」
それは、以前松岡が見つけた漂着物の板。
これを使えば、一度にたくさんの石を運べるはず。
しかし、壁石4個を載せただけで、推定30kg。
持ってみれば、予想外の不安定さに、結局手で運ぶことに。
そして、目一杯の壁石を積んだトロッコを石橋まで走らせる。
この作業もあと何十回、繰り返さなければならないのか。
と、石橋のアーチを渡るフナムシの姿を見たこの男が、
松岡「最初にフナムシが渡った橋だから、“船橋"にする?この石橋」
こうして、着工から9か月、DASH島の石橋は“船橋"と命名された。
その数日後、作業の合間の羽休め。
あの「お祭り」が、今年も砂浜で行われようとしていた。
松岡「“DIF(DASH Island Festival)"
の季節がやってきたね。in リゾラバね。」
もはや意味が無茶苦茶だが、それはDASH島の夏恒例、女人禁制のお楽しみ。
例えば、漂着物の板とロープでウェイクボード、スイカ割りに飛び込み台まで、
TOKIOはこの祭りを待ち望んでいた。
まずは、いつものように漂着物の中から遊ぶ道具を探す。
さっそく、見つけたのは巨大な流木。
調べてみると、DASH島では水路などで使った“シュロ"。
日本に自生する唯一のヤシ科の植物といわれる。
その皮はシュロ毛と呼ばれ、繊維は濡れても腐りにくい。
古くは船を係留するロープやブラシに利用された。
太一「砂山作ってこれで“棒倒し"しようよ」
砂山の真ん中に棒を立て、順番に山を崩していき、
棒を倒したら負けの砂浜遊びの定番を、シュロの巨木で!
まずは、握り慣れたスコップで砂山作り。
遊びでも、基礎づくりに妥協はない。
そして、完成した基礎にシュロの木を。
巨大棒倒し、準備は整った。
山を崩し、棒が倒れたら負けの一発勝負。
無人島の柔らかい砂、削る量と駆け引きが肝となる。
崩す順番は、太一、長瀬、城島、達也、松岡。
多く取るほど倒れるリスクは増すが、成功すれば勝利に近づく!
と、太一以外は序盤から大胆に削って攻めに出る!
そして、達也が砂山に飛び込んだ瞬間。わずかな傾きが。
最終的に棒を倒してしまったのは…松岡だった。
男たちの次なる遊びは…。
松岡「ウォータースライダーつくるから」
シュロと同じく流れ着いたと思われる、通称・ブルーシート。
傷んではいるが、強さと防水性が売り。これを使って、
水が流れる滑り台・ウォータースライダーをこしらえる。
風を切り、水にダイブで舞う水しぶき。
この爽快感と絶叫をシートの滑りと防水性で、無人島に再現!
まずは、足で深さ10cm、全長9mほどの溝を掘る。
この溝で砂浜の傾斜を一気に滑り、最後のジャンプ台で
海へと華麗にダイブ!する計画。
それに欠かせないのが、漂着したブルーシート。
その上に海水を流せば、島ならではのウォータースライダーに。
火照った身体、早く夏の海へと飛び込みたい!
漂着したポリタンクで汲んだ海水をどんどん流す。
その水量は本物さながら、これなら飛距離も期待できる。
まずは、太一から…滑降開始!
勢いよくスライダーに飛び込み、見事ジャンプ!
飛距離はおよそ2m。
海にこそ届かなかったが、華麗な滑りを見せた。
続いてはMr.リゾラバ・松岡。
松岡「たくさん水が溜まってくれた方が助かる」
ビビりながらも、スライダーに飛び込んだ!
が、やはり躊躇したのか、急激に失速。
ジャンプ台にさえも届かず…記録は-50cm。
一方、そんな男たちがはしゃぐ沖には、危険が迫っていた。
今年、各地の海で目撃された“サメ"。
そして、DASH島の沖でスタッフが目にしたのは水面を進む背びれ。
スタッフ「来た来た!サメだ…やばい、島に向かった!」
調べれば、それは“シュモクザメ"。
頭の型が、鐘を鳴らす撞木(しゅもく)に似ていることから、その名がついた。
サメには珍しく群れで行動し、腹を空かすと浅瀬で人を襲うことも。
そんなヤバい奴らが、DASH島に来襲の危機…?
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