2015年9月20日 放送内容世界一うまいラーメンつくれるか

ラーメンづくりを始めて、1年と4か月。
いよいよ、男たちのラーメンが完成へ。
北海道函館の真昆布、高知土佐清水のソウダガツオ、石川能登の海塩
で作った、旨味が強くパンチのある出汁。
そこに、貝ならではのコハク酸が豊富な島根益田の鴨島ハマグリを。
そして、動物系となるアグー豚の骨と川俣シャモ、
さらに、淡路の玉ねぎ、松本一本ネギの甘みを加える。
タレは、全国3種の醤油を独自にブレンドした醤油ダレ。
最後に、アグー豚のラードを加えれば、スープの完成。
そのスープに合わせるのは、福島県の畑で、約120日かけて育てた、
最高級小麦「春よ恋」で作った麺。
麺打ちから湯切りまで、121日間の修行の末に、城島がマスターした。
こうして出来上がった「素ラーメン試作1号」。
まずは、スープを飲んでみると…
太一「動物とハマグリで旨味とコクが足されている」
松岡「玉ねぎとか入っている分、スープに甘みがある」
城島「ずっとスープ飲んでいられる」
さらに、城島が修行の末に作り上げた、平打ち手揉み縮れ麺は、
太一「うまい!麺との相性最高じゃん!」
松岡「ずっと食べていられるラーメンになった」
しかし、これで完成ではない。
その数日後、男たちのもとにやって来たのは、ラーメン界の巨匠3人。
「塩の魔術師」こと、秋葉原「饗くろ㐂」店主の黒木氏、
「麺の探究者」こと、「麺や七彩」店主の阪田氏、
そして、30人以上の弟子を育て上げた、「せたが屋」店主の前島氏。
彼らが認めてこそ、本当にうまいラーメンといえる。
無言で食べ進める巨匠たち。しかし、その食べる箸が止まった。
阪田氏「凄く美味しいんですけど、1日2日経って、
“また食いたいな"って思うぐらいの力があまり感じない」
黒木氏「凄いキレイなラーメンだな、と」
前島氏「旨味がサッと引いていく感じ。ラーメンとしての魅力が薄い」
つまり、旨味が足りない。
前島氏「キレイ過ぎる。良い材料ばかりを使えばいいってもんじゃなく、
何をこのラーメンとして推したいのか、主張が感じられない」
そこで、前島氏が用意したのは、2種類のラーメン。
1つはTOKIOのラーメン、もう1つは前島氏が手を加えたラーメン。
その違いは…
太一「全然違う!師匠のを食べたあとに、自分たちのラーメンに戻れない」
手を加えたのは、一つだけ。気づいたのは、松岡だった。
松岡「醤油のカドがなくない?」
そう、前島氏が変えたのは、醤油ダレ。それ以外は全く同じ。
前島氏「タレは自動車で言うとハンドルなんです」
ラーメンの味を左右するタレ。
タレで個性を出し、それがまた“食べたくなる"という気持ちにさせる。
TOKIOのタレは3種類の醤油を合わせただけだが、
前島氏のタレは、醤油に様々なものを入れ10年がかりで作り上げたもの。
松岡「深い…」
男たちのラーメンの完成は、まだまだ。
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