2015年10月25日 放送内容DASH海岸

雨が降るこの日は、横浜DASH海岸で生き物調査。
6年前に設置した竹ボウキを調べてみると…
木村さん「すごい事ですよ。こんなになっちゃって」
シマイサキなどの魚、ケフサイソガニなどの甲殻類が、8種類も!
小魚や甲殻類が増えてきたことで、それらをエサとする、
スズキの子ども、セイゴの姿も。
城島「生態系が、どんどんできあがっていく」
さらに、城島が変わったカニを発見!
3年前の磯調査で見つけたスベスベマンジュウガニに似ているが、
木村さん「スベスベオウギガニですね」
別名「タンク(戦車)ガニ」とも呼ばれる程、非常に硬い甲羅を持つ。
そんな硬い甲羅をものともせずに食べてしまうのが、
木村さん「ウナギなんかもバリバリ食べてると思う」
昨年12月にDASH海岸で発見した、絶滅危惧種のウナギ。
城島「そういえば、あれからウナギを見てない」
あれから1年。DASH海岸に居着いてくれているのか?
そこで、ウナギが大好きなアミノ酸の匂いを放つ酒粕を団子状にして、
竹で編んだ筒の中へいれた、伝統漁法のウナギ筌(うけ)を仕掛けることに。
1年前にウナギを見つけた場所に設置し、ウナギが中に入るのを待つ。
翌日、ウナギ筌筒を引き上げてみると…
達也「デカッ!」
中に入っていたのは、体長70㎝、胴回り15㎝の大ウナギ!
1年前より10㎝伸び、太さは倍以上になっていた。
10年以上生きると言われるウナギは、
達也「エサがあって、敵がいなければ、いくらでも大きくなる」
木村さんが注目したのは、黄金に輝いたウナギの体の色。
秋から冬の旬になると、寒い冬に耐えるために、
沢山のエサを食べて栄養を蓄えている状態で、美味しい証拠。
このように、秋や冬の方が美味しい魚はまだほかにも。
木村さん「カツオだって秋の方が美味しい」
実は、カツオには2度の旬がある。
江戸時代に絶大な人気を誇った、5月に初夏の到来を告げる「初鰹」は、
脂が少なく、さっぱりとしているのに対し、
秋に獲れる「戻り鰹」は、脂をたっぷり蓄え、こってりとした美味しさ。
春から夏に、黒潮に乗って北上したカツオは、親潮とぶつかる宮城沖の
豊かな海で沢山の小魚を食べて大きくなる。
脂を蓄えたカツオは、秋になると親潮に乗り、東京湾付近までやって来る。
明治初期までは、東京湾でも獲られていたが、海が濁ってしまった事で、
澄んだ海に棲むカツオの姿は、次第に見られなくなった。
しかし、今でも東京湾の入り口付近にはやって来ているという。
そこで向かったのは、横浜から45分程の三浦市三崎町。
今回、お世話になるのが、大物釣りで有名な丸十丸の船長・小菅さん。
早速、船でカツオのいるポイントへ向かう。
カツオのいる場所の目印となるのが、鳥山。
普段、海中を泳ぐカタクチイワシの群れは、
カツオなど肉食魚などが下から襲いかかる事で、
海面に追いやられパニックになる。
すると、それを待っていた鳥達が集まり、鳥山を作り出す。
海に出て1時間後、鳥山を発見!
カツオを捕まえるための伝統漁法が「かったくり」。
鉄の容器「鉄仮面」の中に、船長特製カツオの大好物である、
マグロの切り粉(加工の際の捨てちゃう部分)と
アミエビ、オキアミをブレンドしたものを詰め、
水中で揺らしてその匂いでカツオをおびき寄せる。
と、城島に当たりが!
城島「カツオじゃない!シイラだ!」
カツオと同じような所を回遊する、海の暴れん坊シイラ。
ハワイでは、「マヒマヒ」と呼ばれる熱帯の魚で、
夏になるとエサとなる小魚を求めて沖縄を回り、
東京湾付近まで回遊してくる。
魚の中でも、特に食欲旺盛で攻撃的な性格をしているシイラは、
エサを見つけると集団で襲いかかるため…
城島「シイラだらけ」
1匹釣れると、その後もシイラが釣れ続く。
その後も、カツオを狙い続けるが、結果はシイラ6匹。
木村さん「この時期のシイラは最高ですよ」
夏に日本にやってきたシイラは、沢山のエサを食べて、秋にはメタボ状態。
新鮮で獲れたてなら、一匹4000円以上の値がつく高級魚!
カツオにも負けない美味さだというシイラの調理法を教えてくれるのは、
小菅さんの奥さんの悦子さん。
まずは、新鮮なものでしか味わえない、氷水で締めた刺身「シイラの洗い」。
身が締まって、歯切れの良い弾力が楽しめる。
二品目も、獲れたてシイラならではの料理。
悦子さん「デコ肉。一番美味な部位」
脂がたっぷり詰まった、オデコの部分のデコ肉を小麦粉にまぶして焼き、
塩コショウ、醤油、相性抜群のバターで味付け。
シメジや舞茸、パプリカを加え、炒めたら、
「デコ肉と秋野菜のソテー」のできあがり!
こうしてできたシイラ料理を早速!
まずは、「洗い」をカボス醤油につけて。
城島「脂がのってて、コクがあって美味しいですね!」
そして、「デコ肉のソテー」は、
達也「身が柔らかい!たまらん!」
そして、最後にもう一品。
小菅さん「これが一番おススメです」
シイラをフライにし、バンズにレタス、チーズと一緒に乗せて、
タルタルソースをかけて、高さ15㎝の「シイラバーガ―」に!
達也「うま!これが一番合いますね!」
獲れたてシイラの美味しさに満足する男たちだが、来年こそはカツオを!
達也「リベンジだ!」
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