2015年11月1日 放送内容出張DASH村 ~徳島県 レンコン~

今回、城島と長瀬が訪れた出張先は、
渦潮で有名な鳴門海峡を望む、徳島県鳴門市。
城島「一面レンコン畑や」
徳島県はレンコンの生産量が全国2位。
ここに、白く輝く美しさと味の良さから、
京都の料亭などでも珍重されるレンコンがあるという。
そのレンコンを栽培しているのが、今回お世話になる本田幸士(こうじ)さん。
江戸時代から続くレンコン農家の17代目。
と、緊張した面持ちで、
本田さん「めちゃくちゃTOKIO好きなんですよ!」
小学6年の頃から、TOKIOの大ファンという本田さん。
大学卒業後、マッサージ師として働いていたが、
結婚を機に家業を継ぐことを決意、6年前からレンコン作りを始めた。
本田さんの横には、掘り出したばかりのレンコンが、
長瀬「立派!」
泥を水で洗い落とせば、
城島「色白で肌目がきれい!」
さらに、これを二つに割ってみると、
長瀬「糸引いたー」
城島「ネバネバ!」
このネバネバ成分はムチン。
徳島のレンコンは、このムチンが多いのも特徴だが、
すごいのはそれだけでない。
試しに、生で皮ごとかじっても…
城島「甘い!」
長瀬「味が濃い!クリーミー」
しかも、歯ごたえシャキシャキ!
そして、奥様の瞳さんが持ってきてくれたのが、
瞳さん「蒸しただけのレンコンです」
電子レンジで3分蒸しただけ。
火を通しても…
城島「シャキシャキ!美味しい!」
長瀬「火を通した方が甘みとかが増す」
白く、シャキシャキのレンコンが育つ理由とは?
城島「葉っぱ、全然無いですね」
本田さん「葉っぱを倒してからレンコンを掘るんです」
福島DASH村で栽培していたレンコンは、
水田のように水を張った状態で、葉も残したまま、
手探りで土から掘り出していた。
しかし、ここ徳島は、収穫の1か月前、
機械で葉を全て倒し、その後、水も抜いている。
畑に入った土フェチの城島、違いにすぐ気づいた。
城島「(畑の土)市販の粘土みたいやん」
「ええ瓦作れる」
本田さん「この土で昔は瓦を作ってました」
この土をもたらしたのが、鳴門市を流れる吉野川。
“日本三大暴れ川"の一つとされ、過去に何度も繰り返した氾濫で、
粒の小さい土だけが、数百年かけてこの地域に堆積した。
すると、普通の土に比べ、粒と粒の隙間が少なく、
出来上がったのが、この密度の高い粘土。
城島「これだけ重い土でもレンコンは生長できる?」
本田さん「重みに負けないように生長するから密度が高くなる」
そもそもレンコンは、土の中で横に茎を伸ばしていき、
その一番、先端に出来るものを収穫する。
ここ鳴門の土は重い粘土のため、常に強い圧力がかかっている状態。
するとレンコンは、粘土に押しつぶされないよう、
反発しながら生長するため、密度の高い、引き締まったレンコンになる。
重い粘土の下で育つレンコン、その収穫に使うのが、
長瀬「レンコン専用の重機!?」
その名も、『レンボリー』。
操縦するのは16代目、本田さんのお父さん・幸雄さん。
城島「アタッチメントが違いますね」
土を掻き出すシャベルの部分が、
フォーク状になっていて、重い粘土の抵抗を減らせる。
これで掻く土の深さの目安は、
本田さん「レンコンの芽が見えるくらい」
つまり、50cmほどの深さに生えている
レンコンを、傷つけることなく、しかも掘り出しやすいギリギリの
ラインである、40cmほど土を掘り出す。
と、ここでTOKIOファン本田さん、
本田さん「リーダーが操縦するの生で見たい♪」
城島が操縦席へ。
長瀬「すごいな乗ってすぐ操縦できるんだ」
操縦歴19年、その腕前は、
お父さん「なかなか、ええんちゃいますか」
16代目にもお墨付きを頂き、
あとは、レンコン専用の熊手で、
本田さん「芽を目印にして掘る」
レンコンがあるのは、芽の真下。
熊手で傷つけないよう、芽から10cmほど外側の土を掻き出し、
そっと取り出していく。
そして、2人がかりで掘り出したのは、
本田さんの畑でも大きめ、165cmのレンコン。
城島「どんだけデカイの!」
ちなみに、16代目・17代目は、1日100本以上を収穫する。
掘り出したレンコンは、その日のうちにキレイに洗って箱詰めされ、
大阪を中心に全国へと発送される。
そんな掘りたてシャキシャキを、地元ならではの食べ方で!
教えて頂くのは、奥様 瞳さんと、お友達のレンコン農家・藤井さん。
まず、藤井さんと城島が作るのは、
藤井さん「レンコンのミルフィーユカツを作ります」
城島「オシャレですね」
最初に、レンコンを薄くスライス。
藤井さん「食感も、切り方によって全然違う」
これを豚ロース肉の上に並べ、さらに肉・レンコン・肉と重ねたら、
その上に梅肉を塗り、またレンコン、肉を重ねる。
塩こしょうで味付けしたら、卵と小麦粉、パン粉をつけて
170℃の油で8分程揚げ、完成。
長瀬「よく揚がってるね」
城島「美味しそう!」
一方、長瀬が奥様の瞳さんと作っているのは、
瞳さん「レンコンのつくね」
レンコンをすりおろし、そこに、レンコンのみじん切り、
鶏ひき肉・卵黄などを加え、よくこねる。
長瀬「めちゃくちゃフワフワしてる」
形を整え、海苔を巻いたら、油をひいたフライパンへ。
こげ目がつくまで焼き、
醤油・砂糖・みりんで作ったタレを絡めたら、
卵黄を添えて出来上がり。
一同「いただきます!」
まずは、“レンコンのミルフィーユカツ"から。
藤井さん「一番美味しいのは“ラー油すだち"で食べる」
レンコンのみじん切りと一緒に熱した多めの油を、
唐辛子・ニンニク・ねぎ・生姜に注ぐと、
レンコンの旨味が溶け出した、香ばしいラー油が出来上がる。
城島「豚肉とレンコンの組み合わせが最高」
長瀬「これ美味いな」
続いては、“月見レンコンつくね"。
卵黄をたっぷり付けて頂けば、
城島「これは美味しい!最高の食感」
長瀬「刻んだレンコンが食感を楽しませるね」
そして、最後にもう一品。
ホワイトソースに、マカロニ代わりのレンコンをたっぷりと入れ、
オーブンで10分焼き上げた、レンコングラタン。
長瀬「わーチーズのいい匂い!この時期最高ですね」
城島「いやあ、徳島来て、最高のレンコンに出会えて、
皆さんに出会えて…本当に得しました」
本田さん「いつものテレビ通りです!ヤッター」
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