2016年2月21日 放送内容出張DASH村 ~群馬県 白菜~

DASH村で培った知識と経験を生かし、日本全国の農家さんをお手伝い!
TOKIOが訪れたのは、関東最大の産地の一つ、群馬県邑楽町(おうらまち)。
今回、お手伝いする野菜は…
達也「白菜といえば16年前か。白菜スタートだったからね」
TOKIOが福島DASH村で初めて畑仕事をしたのは16年前。
明雄さん指導のもと、鍬で畑を耕し、種を撒いたのが、まさに白菜だった。
それ以来10年以上作り続け、農業の楽しさを教えてくれた野菜のひとつ。
今回、お世話になる農家さんは、松島さん兄弟。
元々、航空機の部品メーカーに勤めていた農業歴2年の兄・章倫さんと、
商社を脱サラし、農家となった農業歴4年目の弟・圭祐さんは、
邑楽町で一番の若手白菜農家。
最初は、病気や害虫に苦労し、廃棄も多かったが、今年は、
圭祐さん「今年は自信作です」
そんな松島さん兄弟の自信作の白菜の大きさと重さにTOKIOも驚く。
その重さは、なんと5.5㎏!
白菜の一番甘い中心部分を頂いてみると…
城島「甘い!みずみずしい!」
一般的な白菜の糖度は約6度だが、この白菜はみかんや梨とほぼ同じ約12度!
まさにフルーツ並みの甘さ!
城島「甘さの秘密は、やっぱり寒さ?」
この地域は、横に長く広がった赤城山から吹く、群馬の冬の風物詩・赤城おろし
による冷たい風が吹く。
シベリアから流れてくる冷たい空気が、赤城山を乗り越え、
山を駆け下りることで強くて冷たい北西風となり、町全体に吹き付ける。
白菜は寒さを感じると、凍って枯れてしまわないよう自らの身を守るため、
糖分を作り出し、ギュッと溜め込む。
さらに、そんな寒い土地ならではのひと手間が、白菜の頭を紐で縛る霜対策。
紐を結ばない白菜に霜が降りると、霜がとけたあと、葉が垂れ下がってしまうが、
紐で結ぶことで外側の葉が壁となり、中の葉を霜から守る効果がある。
この紐は、霜が降りる12月中旬までに縛るが、その作業はすべて手作業。
松島さん兄弟は、約6万個の白菜を自分たちの手で縛るという。
達也「大変だなあ…」
そして、松島さん兄弟が先祖から受け継いだ、この土地は…
城島「さらさら。水はけがめちゃくちゃいい」
乳牛や肉牛の飼育が盛んな邑楽町で大量に出る牛糞に、籾殻を加えて堆肥にし、
畑の土に混ぜることで、余分な水分を排出し、空気が適度に保たれる。
そのため、柔らかくふかふかな土となり、白菜はストレスを感じず、
のびのびと美味しく成長する。
ここまでは、農業の大先輩のTOKIOも良く知るやり方だったが、
病気対策に納豆菌を使う事を聞き、初めて聞く対策法にTOKIOも興味津々。
使うのは、約3億個の納豆菌が入った液肥。
納豆菌を白菜に撒くことで、病気の元となる悪い菌を食べてくれる上、
葉の表面を覆って、バリアの役割をしてくれるため病気を寄せつけない。
達也「新しい農業。勉強になる」
そんな豊かな環境と工夫で育てられた白菜の収穫。
まず紐を取り、刃が外側にカーブしている白菜専用の包丁で切り取る。
こうして兄弟2人で獲る白菜の数は、1日に約1200個!
収穫された白菜は、自宅横の作業場で3~4個に箱詰めされ、
『邑美人(むらびじん)』という名前で、地元の直売所のほか、
都内のスーパーにも並ぶ。
そんな旬の白菜を、地元ならではの食べ方で!
教えて頂くのは、兄・章倫さんの奥さんの美耶さんと、弟・圭佑さんの奥さんの奏美さん。
作ったのは、白菜の皮で具材を包んだ『白菜シューマイ』、
白菜を肉と野菜を混ぜたものを、小麦粉とパン粉にまぶして揚げた
『白菜たっぷりのメンチカツ』、さらに、白菜をふんだんに使った
『白菜と豆腐のトロトロ鍋』!
こうして出来上がった、まるまる1玉分、白菜づくし!
まずは、白菜と豆腐がトロトロに溶けた鍋の味は、
達也「うま~い!」
具材の豚肉は相性も抜群で、白菜に含まれる栄養の吸収率も高める効果が。
城島「ずっと食べていられる」
続けては、メンチカツ。
城島「白菜のシャキシャキした食感!」
さらに、白菜で包んだシューマイは、おすすめのからし醤油で頂く!
達也「葉の食感がしっかりしてる!」
城島「これは美味しい!白菜だからヘルシー」
白菜は100gあたり14キロカロリーと体にも嬉しい低カロリー食材。
そしてシメに頂いたのは、鍋の汁で作った雑炊。
達也「うまい!白菜の香りもいいね!」
甘くて美味しい白菜づくしのメニューにTOKIOも大満足!
城島「グッウマ!(ぐんま)」
農業歴16年以上のTOKIOも新たに学んだ白菜づくりのノウハウ。
農業の奥深さと楽しさ、そして美味しさを改めて感じることができた。
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