2016年3月20日 放送内容DASH海岸 ~深海~

まだ寒さ厳しい2月下旬の横浜DASH海岸。
木村さん「干潟は定期的に調査して、生き物の状態を見ると改良した方が
良い所がわかってくる」
そこで、この日は、長さ20m小型地引き網を使って、生き物調査を。
網に入ったのは、体長15㎝のクロダイ。さらに、
達也「カワイイっすね。クサフグちゃん」
体長3㎝程だったクサフグが、今や成長し20㎝程に!
こうして大きくなったクサフグは6月から7月、産卵場へ集合し、
大潮の日に波打ち際で一斉に産卵する。
さらに、網にいたのは…
城島「こんな所にいたん?ヌシ!」
5年前から棲みついている、ミシシッピアカミミガメ。
神出鬼没で、事あるごとにTOKIOを驚かす、DASH海岸のヌシ。
達也「デカくなったな、本当に」
すると、
城島「小さいのいる!」
それは、ミドリガメの赤ちゃん!大きさから、昨年の夏に産まれたようで、
どうやらヌシの子供らしい。つまり、
城島「ヌシはメス?」
カメのオスメスの見分け方はシッポの長さ。
大人になるにつれて、オスはシッポが長くなる。ヌシはというと…
城島「シッポは短いですね。じゃあメスだ」
だが、ある疑問が…
城島「冬は冬眠しているイメージがある」
カメがこの時期活動しているのは珍しい。その原因は…
木村さん「温暖化の影響。水温が高かったからなあ…」
今年は暖冬の東京湾。
そのせいか、東京湾の入り口では、南方の魚が次々と発見されている。
そんな異変は、あの場所でも…
木村さん「深海の方も、温かいおかげで普段いない生き物が結構来てる」
東京湾にある、深さ200m以上の深海「東京海底谷」。
その場所では、今何が起こっているのか?調査へ。
今回もお世話になるのは、東京湾唯一の深海網漁の使い手の手嶌さん。
早速、昨年タカアシガニを見つけた水深380mのポイントへ向かい、
エサとなるイカを括り付けた、録画式の深海カメラを海へ投入し
深海調査を。
城島「深海はどうなっているか…」
撮影したカメラを回収すると、エサのイカに食いついた跡が。
正体を確認すべく撮影した映像を。
水深380m、まず最初に映ったのは、
達也「サクラエビ!?」
駿河湾で有名な高級食材エビは、豊かな海の象徴。
さらにハダカイワシも発見。
昨年も発見していたが、違いはその数。
木村さん「温暖化で海面からのプランクトンが多いのかも」
水温が高かった事でプランクトンが増殖して死んだ後、
潮で流されて、大量に深海へ。それをエサとするエビが来て、
そのエビを食べる小魚がまたやって来る。
そんな小魚を狙って、さらに大型な深海魚が増えている可能性もある。
すると、カメラに映ったのは、ギンメダイ。
エサを感知するセンサーとなってる長いヒゲを使い、
泥の中に隠れるエサを探している様子。
続けてやって来たのは、体長30㎝のアカザエビ。
エサとして括り付けたイカを、ハサミを起用に使って食べ始めた。
城島「こいつか!イカを食べた犯人は!」
そんなアカザエビは、イタリアやフランスでは「スカンピ」と呼ばれ、
強い甘味とプリプリの食感が人気の高級食材。
肉食で食欲旺盛なアカザガニがイカを食べていると、
横からやって来たのは、チゴダラ。
獲物のイカを取り合いしていると、そこを大きな姿が横切った。
城島「サメっぽくないですか?」
フトツノザメという深海ザメ。
獰猛な性格で、「深海の王者」とも呼ばれている。
木村さん「天敵はいないし、他の生き物を食べる」
そんな「深海の王者」が群れとなって泳いでいる。
つまり、今年、タカアシガニが少なかったのは、
おそらくこのフトツノザメのせいと考えられる。
エサとなる生き物が少なかった昨年は、タカアシガニの天下だったが、
今年は、美味しいエサが増えたため、サメが集合しているらしい。
手嶌さんによると、今年増えているのはサメだけではないとのこと。
そこで、3日前に仕掛けていた深海刺し網を引き上げてみることに。
はるか深海から現れた姿に、男たちも驚愕!
それは、幻の深海の悪魔だった!
木村さん「すげえ大発見ですよ!奇跡ですよ奇跡!」
木村さんも大興奮する、その正体とは…!?
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