2016年9月11日 放送内容新宿DASH ~大都会に人と生き物たちが一緒に暮らせる未来の街をつくれるか!?~

新宿DASH!!生き物と一緒に暮らす未来の街つくれるか!?
前回、調査した基地ベースから420m離れた、鎌倉時代からあるお寺「薬王院」。
そこで見つけた謎の巣穴。
そこに設置した、熱を持ったものの動きを感知して撮影する自動撮影カメラ。
そこに映っていたのは…
城島「なんや、これ!?」
太一「尻尾が特徴あるね。これはネコじゃないね」
尻尾だけでなく脚も細長く、イヌやキツネとも違う。
考えられるのは、本州全土に当たり前にいたほ乳類のタヌキ。
しかし、新宿では、昭和に入り姿を消したはず。しかも…
城島「タヌキってこんなに細い?」
専門家の判断が必要だった。お呼びしたのは、生まれも育ちも新宿区の、
都会の生き物や生態を研究する川上洋一さん。
川上さん「これはタヌキですね、間違いなく」
タヌキは毛の生え変わりで冬と夏の激しい温度差に対応している。
毛が薄くなってしまう症状も見られるが、明らかにこの猛暑の中、
夏毛になった状態だという。
川上さん「新宿でタヌキを見たのは初めてです」
100年前に姿を消したとされる野生のタヌキが、
都庁からわずか3kmの場所に生きていた、ということ。
つまり、城島と太一が見つけた謎の穴は、タヌキの巣穴と推測される。
しかし、出入りした形跡がない事からどこかへ引っ越してしまったのか??
川上さん「タヌキは順応力が高いので、空家の縁の下でも巣にしたりします」
漢字で書くと「里の獣」。古くから日本人の最も身近にいた野生動物で、
人間が作ったあらゆる物陰に巣をつくる。
お寺の縁の下などを調査してみると、タヌキの足跡を発見。
しかし、巣穴そのものは発見できず。
川上さん「タヌキの行動圏は広くて、その中でエサを探す」
このお寺の1km圏内のどこかの物陰にタヌキの巣があるはず!
つまり、ベース基地周辺にも、タヌキが棲みつく可能性は十分に考えられる。
タヌキが棲みつくのに必要な条件が…
川上さん「タヌキはセミがすごく好き」
土から出て木に登って羽化するセミの幼虫は、タヌキの大好物。さらに、
川上さん「カブトムシも食べます」
カブトムシは、夏場の貴重なタンパク源。
新宿では第二次世界大戦中に減ったと言う記録があり、新宿のカブトムシは貴重。
タヌキが棲みつくには、このように沢山の生き物が棲める環境が不可欠!
その環境に必要なのは、
城島「土壌ですね」
しかし、屋上に土を乗せるのに問題となるのは、その重さ。
屋上には、重さの制限があり、地震の多い日本では1平方m辺りに乗せられる
重さが建物によって細かく決められている。
基地ベースとなる屋上は、1平方m辺り最大で100㎏までと決められていた。
一般的な土とした場合100kgだと
長瀬「約6㎝」
TOKIOの経験上、その厚さの土だと、せいぜいモヤシくらいしか育たない。
しかし、
太一「でも、やり方はあるでしょ」
違う素材を混ぜる事で水はけを良くした土は軽くなることを、
福島DASH村で明雄さんから学んでいた。
植物が充分に根を張れる軽い土とは、どんなものなのか。
その答えを求めて向かったのは、新宿から110kmの茨城県常陸大宮市。
訪ねたのは、虎ノ門ヒルズや国土交通省の屋上など、
環境に合わせた様々な土を開発してきた土のスペシャリストの大森さん。
見せていただいたのは、日本で手に入る約50種類の土。その中に、
太一「僕、家で使ってますよ。軽いですよね」
大森さん「人工の軽石です」
正式名は、「パーライト」。
屋上緑化にも使用される人工軽石で、一般的には、
水はけをよくするために使われ、適度に水分を保ちながらも余計な水を流す。
石と石の間に隙間を作れるため植物の根が健康に育つ
普通の土を使えば6cmの厚さしか敷けないベース基地だが、このパーライトなら、12㎝の厚さまで敷くことができる。
この深さがあれば、新たな生態系が生まれるはず。
ガラス質の鉱物を発泡させて作られる軽石。
太一「どんなガラスでも作れますか?新宿にも資源がいっぱい眠っている」
そう、このパーライトも都会ならではの作り方で!
新宿は、飲食店の数も世界有数その数5795軒!
飲食店を回って、材料となるガラス瓶探し!
早速、新宿の居酒屋さんを訪ねてみるが…
店員さん「瓶はありますけど、リターナブル瓶しかなくて…」
リターナブル瓶とは、洗浄して繰り返し使う瓶の事。
さらに、回収してもらうことでお金がもらえるため、お店にとっては収入源にも。
日本酒や瓶ビールなど、国内で作られている瓶は全て再使用が可能なものばかり。
別のお店に訪ねてみると、
太一「酒屋さんに回収されない空き瓶ありますか?」
店員さん「何本かあります」
それは、材質も形も規格がバラバラな輸入ワインの瓶。
輸入ワインの瓶は、国やメーカーによって材質はもちろん、色合いもバラバラ。
そのため、回収しても再利用ができない
太一「これはいい情報をゲットしたよ!チャンスがあるのは、ワインの瓶」
同じ新宿区内で、ワインの瓶が多く集まりそうな場所に、
太一は心当たりがあった。
そこは、夏目漱石など文豪が愛した高級料亭が立ち並ぶ、
東京の奥座席新宿区神楽坂。
だが、今から64年前、この地に東京日仏学院が建ち、
フランス人が増えた事から、一気にフランス料理店ができ、
今やその数50軒以上!
別名「東京のパリ」とよばれるほどに。
太一が訪ねたのは、神楽坂にある、隠れ家レストラン。
店員の方に事情を説明し、大量の輸入ワインの瓶を分けて頂けた。
その後も、神楽坂の様々なお店を回り、
スタッフも新宿区内の飲食店に足を運んで、
集まったのは1200本のガラス瓶!
集まったガラス瓶をワゴンに乗せ、向かったのは、茨城県笠間市。
ここにガラスから軽石を作る技術が??
その工程は、さながらパン作りのようだというが、どういうことなのか?
まずは、集めた1200本、重さにして600㎏のガラス瓶を砕く作業。
中腰で1時間、ハンマーなどを使ってひたすら砕く。
砕いた後、ガラス片を機械を使って、土に加工!
まずはガラス片を粉砕機に入れ、さらに細かな6mm以下のガラス片に。
その際、くだけないラベルなどのゴミは分別される。
粉砕機によって細かくされたガラス粉を見てみると、
太一「小麦粉みたい。ガラスじゃないよ、もう」
そのガラス粉に、企業秘密のふくらまし粉を混ぜ、横幅1m、
厚さ1.5cmの板状にし、45分かけて、
全長25mのベルトコンベア式の焼成炉で焼く。
太一「本当にパンみたい」
焼くことで、厚さ1.5cmだったガラス粉は約6cmの厚さに!
ベルトコンベアでそのまま運ばれ、自然冷却する事で、
自らの重みで下に落ち、粉々に。
太一「割れる瞬間は重たそうな音がしましたけど」
しかし、手に取るとすぐにわかった。
太一「軽い!」
その重さ黒土と比べて3分の1!
新宿で集めた1200本、600kgのガラス瓶が、600㎏の軽石に!
新宿の新たな生態系づくりに生かすため、
太一「新宿に帰るぞ、お前たち!」
一方、軽石が新宿に戻るその頃、歌舞伎町からわずか4㎞の巣穴に、
タヌキではない、他の哺乳類の姿が…。
その正体とは?
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