2017年3月12日 放送内容出張DASH村 ~兵庫県淡路島 レタス~

今回の『出張DASH村』は、瀬戸内海に浮かぶ最大の島、淡路島へ!
松岡「玉ねぎのイメージしか無い」
2年前、玉ねぎの農家さんを訪れた経験が。
一年中温暖な淡路島は、玉ねぎの栽培が盛ん。
生産量全国3位の兵庫県のうち、約95%が淡路島産。
そんな淡路島で、年々生産量を増やし続けているという、新たな名物が。
松岡「レタス、大好きなんだよね」
今回、お世話になるのは、黒田美福(みふく)さん。
淡路島で生まれ育ち、3児のシングルマザー。
「子どもが帰ってきた時、家に居てあげたい」、「美味しい野菜を食べさせたい」
との思いから、5年前、自身の農園を立ち上げた。
経験ゼロから試行錯誤で農業をする姿に、
達也「女性版TOKIO」
女手ひとつで守るその畑は…
達也「トンネルも全部手で掛けた?」
美福さん「そうなんです」
トンネルの中には、立派なレタスが。
松岡「レタス大好き」
穫ったばかりのレタスの切り口には、乳液が。
松岡「身体にいいんだよ」
でも、なめると…
達也「あー!!」強烈な苦さ。
この乳液には、食欲を増進し、肝臓の働きを良くするとも言われる栄養分が。
レタスを細かくする際、包丁で切ると、
レタスの細胞自体が断ち切られ、この栄養分が流れ出てしまう。
そこで、手でちぎれば、細胞が壊れにくいため
栄養分を葉に残したまま食べることができる。
早速、手で割って頂いてみると…
達也「甘い!甘いだけじゃなく、香りがしっかりする」
松岡「美味しいね!子どものためにこういうレタス作ろうと思ったのが、
すごくわかる」
美福さん「子どもに美味しいって言われると、また来年も頑張れる」
松岡「母は強い」
と、あまりの美味しさにレタスを食べ続けていた松岡が気づいた。
松岡「葉の肉厚がすごい」
レタスは、芯に近いほど肉厚なイメージがあるが、
達也「外側の葉までしっかり肉厚」
夏から秋にかけ、高原で作られるイメージの強いレタスだが、
温暖な淡路島の旬は、冬。
美福さん「暖かいとはいえ、冬は寒い。夏場のレタスよりゆっくり育つ」
夏のレタスは、50日ほどで収穫を迎えるが、
淡路の冬は、レタスが生長するギリギリの気温。
収穫まで約2倍の100日ほどかけてゆっくり生長するため、
養分や水分を葉にたっぷり溜め込み肉厚になる。
その美味しさをより味わう方法。教えてくれるのは、お姉さんの道世さん。
オススメは、昆布とカツオの出汁で頂く、レタスのしゃぶしゃぶ。
10秒ほど出汁にくぐらせるだけで、甘みをより感じやすくなる。
松岡「甘い!美味しい!」
達也「いい香りがする」
美福さん「葉が厚いので火を通してもシャキシャキ」
甘く美味しく育つには、もうひとつ理由が。それは、
美福さん「漢方薬」
葛根(かっこん)・生姜・大黄(だいおう)・ナツメなど、
12種類の漢方生薬を熟成させた、
液体肥料を収穫までに2~3回、撒くことで、根張りが良くなるという。
根張りが良いと、養分や水分をたっぷり吸い上げられるため、
旨みの詰まったレタスになる。
松岡「やっぱり根張りが良くなきゃね。よく明雄さんに言われた」
レタスの収穫に使うのは、
達也「先端まで刃があるやつ」
千葉県の春キャベツや長野県の高原レタスの農家さんも使っていた収穫包丁。
先端部分の刃を、レタスの芯に当ててグッと押すだけ。
松岡「速い!」
切り取ったレタスは、外側の少し固い葉を丸めて、逆さまにコンテナへ。
こうすることで、傷つきやゴミの侵入を防ぐことができる。
すべて手作業で、美福さんが1年で収穫するレタスは、
なんと約5万個。
松岡「東京ドームいっぱい」
達也「5万人!」
1個ずつ丁寧に手作業で包まれたレタスは
地元の直売所や関東のスーパーでも販売される。
淡路島で育てられたレタスを地元ならではの食べ方で!
教えて頂くのは、美福さん姉妹に加え、長女の美咲さんも。
まず一品目は、
美咲さん「ロールレタス」
レタスを湯通しして、しなっとさせたら、
地元・淡路島産の玉ねぎや合挽き肉で作った具を包む。
レタスはたっぷり3枚重ね。
コンソメスープでじっくり煮込み、仕上げにホワイトソースを
加えれば、『ロールレタス』の完成!
二品目は、明石産のタコを使った、名物「タコ飯」
土鍋に、研いだ米、調味料、ぶつ切りにした生のタコをたっぷり入れて炊く。
レタスの出番はのちほど…
続いては、
道世さん「鯛のレタス巻き」
天然の明石鯛を肉厚に切り、湯通ししたレタスで巻く。
そこに強力粉、卵、パン粉で衣をつけ、180℃の油で揚げる。
きつね色になったら、ジューシーな『鯛のレタス巻きフライ』の完成!
レタスづくしの食卓。
まずは、『鯛のレタス巻きフライ』から。ゆずポン酢をつけて頂く。
松岡「大人な味。和だね。揚げてもこんなにシャキシャキしてる」
達也「厚みと甘みがすごい」
そして、ロールキャベツならぬ、『ロールレタス』。
3枚重ねのレタスを切ると、中から肉汁があふれ出す。
松岡「うわ!美味い」
達也「ホワイトソースに負けない旨み」
そしてシメは、『タコ飯』。
ちぎったレタスをたっぷり乗せて、混ぜれば、
ご飯の余熱でしっとり馴染む『レタスタコ飯』に。
達也「いい食感!美味い!」
「レタスのさっぱり感があるから、どれだけ食べてもまだ食べられる」
松岡「和洋中何にでも対応できる」
美福さん「フルコースですね」
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