2017年4月23日 放送内容DASH 0円食堂 ~静岡県~

日本全国、捨てちゃう食材探して料理旅!DASH0円食堂!
今回やって来たのは、伊豆半島の入り口、静岡県伊東市!
年間650万人の観光客が訪れる、日本有数の観光地。
中でも名物なのが、毎分33,000Lの湧出量を誇る温泉。
その源泉数は737本で、別府・湯布院に次ぐ全国3位!
そんな伊東市にあるのが、道の駅『伊東マリンタウン』。
太一「混んでる…すごい」
城島「道の駅の駐車場止めんのに渋滞するって初めてやね」
年間来客数は240万人以上!
伊東名産の干物を始め、地元で採れた新鮮な野菜がずらりと並ぶ。
毎日出航している遊覧船や、早朝5時から営業している温泉、
さらに0円で入れる足湯も。
太一「本当に遊園地来た気分じゃない?道の駅っぽくないね」
早速、0円食材のヒントを探す。
太一「あっ金目鯛の干物がある」
静岡県は、金目鯛の水揚げ量、日本一。
築地市場で買えば、1匹9000円の高級魚。
さらに、生簀の中には、サザエも!
太一「漁港ってどこにあるんですか?」
店員「車で15分ぐらいの所にある伊東港です」
ここからは、2手に別れて食材探し!
太一「久しぶりだと緊張するよね、北海道で止まってるからね」
実は太一、0円食堂のロケは9か月ぶり。
向かったのは、道の駅からすぐの場所にある伊東港。
到着したものの、あいにくこの日は海が荒れていたため漁には出ていないという。
普段なら20種類以上の魚が並ぶ市場も、ガランと静まり返っていた。
焦る太一の目に留まったのは、通りをはさんで向かいにある干物屋。
作業中にお邪魔させていただくと、イボダイの干物を
作っている真っ最中。
静岡県は、生産量日本一のアジをはじめ、サバやイボダイの干物の名産地。
特に伊東市は、30軒以上の干物店が建ち並ぶ、干物の町。
全国2位の日照時間と、海から吹く冷たい潮風で身が引き締まり、
旨味が凝縮され美味しく仕上がるという。
太一が訪ねた「長浜ひもの店」は、創業43年で、
従業員4人で作る干物は、一日4000枚以上。
作業を見ていると、内臓と一緒に捨てられていた、
小さなイボダイを発見。
太一が事情を説明すると…
長浜さん「持っていきます?これは、商品にはならないんで」
10㎝以下の小さいイボダイは、捨ててしまうという。
さらに、サバのみりん干しを作る際に出た骨も頂き、
太一「ありがとうございます!エボダイとサバ、ゲット!」
「久しぶりだぜ!テンション上がるぜ!」
その頃、城島は、
城島「温泉が有名やから、温泉まんじゅうは押さえておきたいな」
城島が訪ねたのは、創業66年の老舗のお菓子屋さん「氏原製菓」。
温泉まんじゅうはもちろん、約1000種類の商品を作り、
伊豆半島の土産店約500軒に出荷している。
3代目の内山さんにお話を伺うと、この日は工場がお休みだという。
念のため、工場の中を見せて頂くと、
内山さん「『清流』っていう商品を作っているんですけど」
城島「例えば、こういうので割れちゃって廃棄する物とかあるんですか?」
内山さん「出ますけど、今日は掃除しちゃってる…」
残念ながら、この日は捨てちゃう物が無かった・・・
一方、太一は道すがら見つけたみかん農園「泰山園」に。
テニスコート25面分の敷地に、甘夏など柑橘類の木が
およそ300本。週末には、みかん狩りを楽しむ観光客で賑わう。
農園の山口さんに、その畑まで案内していただくと、
あちらこちらに甘夏が落ちていた。
山口さん「昨日の雨ですごい落ちちゃって」
太一「なるほど、雨が降ると落ちるんですか」
前日に降った雨の影響で、収穫間近の多くの甘夏が落ちてしまっていた。
放っておくと、やがて苦みが出たり、鳥につつかれてしまうため、
加工品にもできず、捨ててしまうという。
食べきれる分だけを頂き、
太一「甘夏ゲット!やったぜ!」
その頃、城島は
城島「以前、お世話になった漁港に行ってみようかな」
それは4年前、伊東市の川奈港で100年以上続く伝統の定置網漁を経験していた。
その漁港に行ってみると、
米澤さん「どうも!!」
城島「お久しぶりです」
4年前、城島と一緒に定置網を引き揚げた米澤さんと再会。
米澤さん「捨てちゃう金目鯛のアラが冷凍庫にある」
冷凍庫の中にあったのは、金目鯛の頭の部分。
これは、毎年7月に行っている漁協主催のお祭りで、金目鯛の味噌汁を
作って振る舞う予定だったが、長く置きすぎて冷凍焼けしてしまった。
米澤さん「もうポイですよ」
城島「いただきました。4年ぶりの再会で思わぬ出会い」
その頃、太一は、道の駅で見つけた菜花を作っている春田さんのお宅へ。
事情を説明し、畑に案内して頂くと、
春田さん「これがブロッコリーでさ、もう採ったカス」
それは、ブロッコリーを収穫した後に、横から生えてくる小さな脇芽。
これらは、摘みとって商品にもできるが、一つ一つが小さく、
手間がかかる為、春田さんは捨ててしまうという。
太一「ブロッコリーゲットしました!」
こうして、静岡県伊東市で集めた捨てちゃう所いろいろ。
太一「いやー集まったね、食材豊富だね、伊東は」
まずは、干物屋で頂いたサバのアラから身をこそぎ取り、包丁でたたいて、
酒と味噌を加えよく混ぜ合わせる。
それを、箸で細かくほぐしながらフライパンで炒めれば、
太一「そぼろになってきた!」
一方城島は、同じく干物屋で頂いていたイボダイを三枚におろし、
酒と醤油とみりんに10分間漬け込む。
味が染みこんだら、よく熱したフライパンで、
城島「うなぎの蒲焼の味って思ってもらえたら」
さらに、川奈港で米澤さんに分けて頂いていたサンマの丸干しを
網で焼き、小骨を取り除いたら、身と分ける。
さらに、城島が農家の齋藤さんに分けて頂いていた大根を細く
みじん切りに。これに小麦粉をまぶし、さっと湯通しすれば…
太一「大根がお米になったよ」
キッチンペーパーで余分な水気を吸い取り、丼に。
その上に、サバで作ったそぼろ、イボダイ、サンマを乗せ、
ブロッコリーの脇芽を添えれば、
城島「三食丼、できあがり!」
さらに、太一が頂いた甘夏の実をくり抜き、サラシでよく絞る。
それをくり抜いた皮に戻し、果肉を浮かべれば、
城島「さあ、できあがりました!」
太一「甘夏の粒々ジュース完成!」
そして、ブロッコリーを頂いた春田さんの畑に咲いていた菜の花を
食卓に飾り、
太一「春っぽいね!華やかになった!」
準備が整ったところで、食材を分けて頂いた皆さんをお招きして!
まずは、甘夏のジュースを。
城島「美味しいですね!」
そして、サバ、サンマ、イボダイのそれぞれの美味しさが味わえる、
「0円三色丼風」を頂く。
太一「うん!ウマい!合いますね、大根」
さらに、城島考案の食べ方が。
金目鯛の頭でとったダシを残りの丼にかけて、
城島「金目鯛のダシ茶漬け」
城島「うわ~!これ美味しい」
太一「イボダイ柔らかい!金目鯛のダシがよく出てるわ」
静岡県伊東市の捨てちゃう食材で美味しい料理が出来ました!
と、城島が。
城島「いやでも、"伊東"いいね、"一等"賞やね」
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