2018年2月25日 放送内容DASH島 無人島を開拓できるか!?

この日、冬の砂浜で、城島は待ちに待った物を探していた。
城島「あった、“虫こぶ"。お灸に使ったやつ」
それは、植物が寄生虫に侵されると、身を守るために作るカサブタのようなもの。
砂浜で初めて見つけたのは4年前の冬。
枯れたヨモギの茎に、綿状の塊が。
調べてみると、ハエの幼虫が、ヨモギに寄生してできた、虫こぶ。
葉の裏に生えているものと同じ繊維で、身体を守るために
寄生された部分を包み込んだものだが、その繊維は、
お灸のモグサに使われているものと同じ。
そうと知れば、五十路の体を労うために。
くるみの殻を使った“くるみ灸"。
お灸の熱が目の疲れを取るとも。さらに、腹を温め、
全身の血行を促す“ボール灸"も。すると、
城島「すごい!疲れ取れた」
それが今年は、
城島「虫こぶの量、少ないんちゃう?」
確かに例年は、白い花のように一本のヨモギに、
いくつもの虫こぶが付いていたが、今年は小ぶりな虫こぶが、
ヨモギ数株ごとに点々とある程度。
理由として考えられるのは、
城島「気候と関係あるのかな?気候のことは木原さんに聞こう」
木原さんによれば、去年の夏は、東京で40年ぶり、
21日連続で雨が降ったように、全国的な長雨。
そのせいで、ハエの卵や、虫こぶ自体が流れ落ちてしまった可能性も。
城島「お灸するには足らなすぎるな…」
そこへ、漂着物の空き瓶を集めてきたメンバーが。
松岡「こんな(空き瓶)の何に使うの?」
念のため頼んでおいた、これが役に立つ。
城島「虫こぶの量が少ないから、瓶で吸着するやつをしようかと」
太一「あー、藤波辰爾さんがよくやってたよね」
昭和の天才プロレスラー、ドラゴンこと藤波辰爾も傷ついた身体の
ケアに使っていたと言われる、民間療法「吸玉」。
古代インドで、体内の毒素を動物の角を使って吸い出したのが、起源とされる。
後に中国で、瓶の中を火で炙り、真空状態にして吸引する方法が主流に。
患部にわざと内出血を起こし、それを治そうとする自然治癒力で疲労を回復する。
世界水泳で怪物とも言われたマイケル・フェルプスなど、
世界のトップアスリート達も、ココ一番で使っていたとも。
この方法なら、火種の虫こぶは少なくて済む。
城島「腰が痛い…」
それは、笑ってもいられない状態だった。
四十を過ぎてから始めた、DASH島の開拓。
6年間のダメージは、確実に蓄積していた。
城島「ここ(腰の下辺り)に(吸玉)やってほしい」
腰痛に効くと言われる吸い玉・布架法(ふかほう)。
火傷しないよう、湿らせた布などを肌に置いたら、
その上に、火種となる燃えやすい紙などを。
火をつけて、消えないうちに吸玉を被せると、
中の酸素を燃焼し、真空に近い状態に。
このまま10分程待てば内出血し、自然治癒力が高まるという。
長瀬「この瓶がいいんじゃない?」
長瀬が持ってきたのは、底が深い清酒瓶。
瓶の口は、吸玉とほぼ同じ大きさ。
火傷防止の貝殻の上に虫こぶを載せたら、そこへ火をつける。
火は徐々に虫こぶの繊維に広がり、そこに瓶を被せれば、
中の酸素を燃焼し、肌を吸い上げるはず。
城島「ちょっと吸い付いてる感じはあるけど…こんなもん?」
松岡「もう少し(虫こぶ)大きい方がいいのかな?」
どうも、瓶が大きすぎて中の酸素が燃焼しきらず、
肌を吸い上げるには至っていない。
そこで、虫こぶの量を増やして火力を上げつつ、瓶を一回り小さいものに。
そうすれば、燃焼させる酸素も減り、吸引しやすくなるはず。
城島「フーフーやると、火が回りやすくなると思う」
ならば、ボーカル・長瀬の肺活量で火力を上げ、
長瀬「キテる、煙すごい出てる!」
城島「温かい、吸い付いてる感じがするわ!」
太一「すごい(皮膚が)盛り上がってる!赤くなってきた」
これで10分もすると、内出血。
瓶を外せば、自然治癒力が高まるはず。
松岡「もう一個くらいやる?」
ならば、腰にもう一つ。
今度は分かりやすく皮膚が盛り上がり、
城島「吸われるー、吸われるー!」
それは、立ち上がっても落ちないほどの吸着力。
しっかり内出血させた方が、効果があると言われるが、
松岡「最初やった方はだいぶ赤くなってる」
そこで、その吸玉を取ってみると、
長瀬「いい感じじゃん!赤い痕ついてるし」
城島「なんか腰がすっきりした!個人的な意見やけど」
↑ページTOPへ