2018年6月24日 放送内容DASH村 ~18年目の米づくり~

雨が降る福島を無言で歩く、城島と、6年ぶりに田植えに来た太一。
田んぼへ行くと、金光さん、専次郎さん、難波さんの姿が。
金光さん「懐かしい人来た」
難波さん「本当しばらくでした」
専次郎さん「いやー、待ってたー」
太一「ごめんなさい、本当に」
そして、6年ぶりに見る苗は…
城島「うわー、えらい伸びてますね。20㎝超えてますよ」
毎年植えていた苗は、握りこぶし1個半(15㎝程)。
しかし、今年はそれよりも10㎝長い25㎝まで育ってしまった。しかも、
城島「黄色いですね」
黄色い葉っぱが、苗全体に。
その理由、城島には分かった。
城島「使い切っちゃったわけですね、栄養を」
難波さん「そうです」
城島「土がこれだけしかないんで」
太一「栄養をもらえてないってことなんだね」
種を蒔いたのは、今年4月上旬。
10日後には、順調に芽を出し、5月半ばには、15cmまで生長。
本来なら、この長さで田植えをするはずだった…。
そして、5月末、20cmを超えた。
苗を支える土は、種1粒あたり大さじ1杯分ほど。
吸える養分は全て吸いつくし、葉が枯れ始めていた。
難波さん「もうギリギリだ」
専次郎さん「本来ならば、俺たちだけで植えても良かったんだけど、
リーダーと太一くんが来るのを待ってた。苗も待ってた、早く来てくれって」
TOKIOと共に17年間、米を育ててくれた村の仲間たち。
本来なら毎年5月半ば頃、梅雨入り前に植えていたが、
今年は1か月近く遅れてしまった。
でも、この苗だけはTOKIOと一緒に植えたいと、待っていてくれた。
さらに心配なことは、
城島「植えても、葉っぱの重みで根張りしないで、すぐにコロンって倒れちゃう」
葉の長さがいつもの約2倍、頭でっかちの苗は、少しの風でも大きく揺さぶられ、
根こそぎ倒れて、ダメになってしまう。
太一「あー…」
すると、
専次郎さん「これ長すぎるから、この辺からこういう風にちぎって」
城島「ちぎるんですか?」
専次郎さん「そうするとそんなにフワフワしないから」
金光さん「長くなった苗は、切って植えたんだ」
とはいえ、金光さんや専次郎さんも、こんな緊急事態は、40年ぶり。
こうして、葉を切った後は、苗玉づくり。これも、太一は6年ぶり。
太一「なんか懐かしい。なんかやった覚えある」
10本ずつ束にしてカゴに入れ、腰にぶら下げる、苗玉。
18年目の城島はテキパキと、6年ぶりの太一は、感覚を思い出しながら
作っていく。
太一「下手くそ~」
すると、DASH村の皆さんが駆けつけてきてくれた!
太一「ご無沙汰してます!」
昌子さん「国分さん久々」
太一「初心者みたいになっちゃいました。もう6年ぶりですよ、皆さんと会うの」
金光さん「都会にいて俺らのこと思い出さなかった?」
太一「いやいやいや、そんなことはない」
皆さんも苗玉づくりを手伝ってくれ、あっという間に約700個が出来上がった。
そして、これも太一は6年ぶりとなる田植え長靴を穿き、
苗を植える場所に目印を付ける、ガチ棒ひき。
城島「明雄さんがこのサイズがいいって30㎝幅で」
通常よりも広く幅をとることで1株により多くの栄養が行き渡る。
そして、田んぼに線を引き終わったら、いよいよ田植え。6年ぶりの太一は、
太一「とにかく足引っ張んないようにしよ」
今年もDASH村の仲間達と一緒に。
太一「予定より遅れて苗には申し訳なかったですけども、田植えやりましょうか」
城島「18度目の田植え、お願いします!」
太一「うわ~、本当久しぶりだ」
6年ぶりの田植えに、村の仲間達にアドバイスをもらいながら、一本一本、
丁寧に植えていく太一。
城島「なんかホッとするね。福島に戻って来るとあの頃に戻るよね。
今年もこうやって田植えができて、本当にありがたいです」
難波さん「これからが本番だよ」
城島「今年1年いろいろあったから」
難波さん「これからが本番ですよ」
太一「よっしゃー、終わった!」
そして、残る半分は、TOKIOが品種改良中の“ふくおとこ"。
ミリ単位の交配をし、種として実ったのはたったの107粒。
昨年は、畳10畳ほどの田んぼにしか植えられなかったが、
そこから採れたのは、約1万4000粒。今年はテニスコート約1面分に。
城島「今年はしっかりしてる」
太一「さっきの男米より。ちょっと遅くなったけど、元気になってもらおう!」
去年までは1時間半ほどで終わっていた、ふくおとこの田植え。
今年は開始から2時間以上で…
太一「よいしょ!はい終わり!おーすごいね」
難波さん「早かったな」
太一「早かったですね。あと心配なのは雨だね」
本来なら梅雨入り前に田植えを終え、今頃は30㎝くらいに成長。
梅雨は恵みの雨となるはずだったが、今年はやっと植え終えた状態。
長い雨で光合成が十分にできないと、成長できないばかりか、
病気にもかかりやすい。
所々黄色く枯れ、応急処置でちぎった苗は、無事育つのか?
城島「大変な状況の中でどれくらい頑張ってくれるか、見守りましょう」
そして、田植え終わりに皆で楽しく食卓を囲む。
これは、千年以上前から続く、豊作祈願。
今年も美味いコメがとれるのを願って頂くのは、ゴボウたっぷりの豚汁。
ゴボウは地中深く根を張ることから、成長と安泰を願う縁起もの。
さらに、隠し味にはおろしニンニク。
味にコクがでるばかりか、疲労回復の効果も。
城島「ホッとする味」
さらに、
太一「これ、村のロケの後、もらって帰ってた」
それは、漬物作りの名人の三瓶孝子さんのお手製の梅干し。
太一「懐かしいこの味」
孝子さん「今年も頑張って梅漬けますから」
城島「家庭の味」
専次郎さん「田を植えた後、美味しいべ」
太一「美味しい!あと長瀬も松岡もいますので、皆で」
城島「入れ替わり立ち替わり来ますんで、よろしくお願いします!」
予定より大幅に遅れ、栄養は不充分。梅雨で光合成が満足にできない可能性も。
失ったものを埋めるには、仲間たちの力を合わせて…。
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