プロペラの目の前にある舵。
これを左右に角度を変えることで船の進む方向を定める。
車でいう、タイヤと同じ役割。
舵のないつれたか丸はプロペラが回っても、行きたいところへ進めなかった。

修理前

修理後

船体のほとんどがFRPでできているが、
この部分は鉄板を使用する。
少しでも形が変化すれば、船の進む方向が狂い、大事故につながりかねない。
そのため、舵だけは軽さを捨ててでも、強固な鉄板を使用する。



舵修理
 

軸となる鉄の棒をはさむように鉄板を二枚はり合わせる。
電気溶接ではり合わせていくときに、青白い光を直視してしまうと目を傷めてしまう。

 

はり合わせるといっても、密着させるのではなく、先に行くにしたがって細くなる流線型に形どられている。
こんなところにも船を効率的に走らせるための繊細な気配りが。

 

船との連結部分はボルトで頑丈に固定。
この角度がぴったり合わないと、まっすぐ走らせているつもりでも、正しい方向へ進めない。

 


FRPコーティングで仕上げ。
正しく取り付けられているかは海で走らせてみないとわからない。
ちゃんと取り付けられているなら・・・
あとは操縦する者の腕次第だ。