無農薬農薬

飲んでも安心、全て食べられる材料で作った「DASH村特製無農薬農薬」のレシピ

無農薬農薬の作り方 農薬について

■■つくり方■■


材 料

よもぎ(ひとつかみ)
タンニン、クロロゲン酸が抗菌に作用。
植物の葉には無数の酵母菌が生きている上、根には有用な微生物がたくさんいるため、摘んだら洗わないで入れるとなお有効。

しょうが(3個)
ジンセノール、ジテルペノイドが抗菌に作用する。
とうがらし(10本)
カプサイシン、サポニンが抗菌に作用する。
コーヒー殻(ひとつかみ)
コーヒーがらには、タンニンという植物フェノール類が含まれ、病害菌であるセンチュウやヨトウムシを寄せ付けないという。
(500cc)
製造工程より抽出する多種類の有機酸(ピルビン酸、リンゴ酸、クエン酸、酢酸)は、殺菌能力に優れる。また、酢を散布すると、葉の細胞が強く硬くなって活力がつき、病害虫に強くなる。 さらに、土中に染み込むと、根が太るため、養分の吸い上げがよくなり、活力がつくという。
焼酎(1リットル
サポニン、有機酸、ミネラルのような植物の成長にかかわる水溶性の物質の場合、 水や焼酎のような含水アルコールで抽出するのがよい。
にんにく(3個)
アリインという含硫黄化合物がすりおろされることにより、酵素が働いて遊離型のアリシンという物質に変化。このアリシンは、優れた抗菌物質。
にら(100g)
成分の中の含硫黄化合物が、害虫駆除に作用するという。
茶殻(急須2杯分)
タンニン、サポニン、カフェインが抗菌に作用する。
牛乳(500cc)
特にアブラムシ退治に有効。  

製 法

  1. とうがらし10本、にんにく3個、にら100gをすり鉢に入れ、よくすりつぶす。
  2. コーヒー殻ひとつかみ、茶殻急須2杯分、よもぎひとつかみ、しょうが3個を加え、さらにすりつぶす。
  3. 大鍋で煮立った湯6リットルに、すりつぶしたものを入れ、30分煮る。
  4. よく煮立ったら、焼酎1リットル、酢500cc、牛乳500ccを加え、さらに煮る。
  5. 煮立った液の上澄み液をとり、布でこす。
  6. よく冷めたら噴霧器に入れて完成。

効 果

大根の葉についていたドロムシや畑を跳ね回っていたコオロギの姿が野菜の周りからすっかり消えた。
おそらく周辺の薮の中へ帰ったのだろうと思われる。




■■農薬について■■

農薬取締法の改正

2002年、無登録農薬が全国的に流通し、使用されていることが明らかとなり、国民の「食」に対する信頼を損なう大きな問題となりました。44都道府県で約270の業者が無登録農薬を販売し、約4千の農家が使用していたことが判明しました。農薬は安全性の確認された登録農薬を適正に使用することが必要です。
そのため、2002年12月に農薬取締法が改正され、

   無登録農薬の製造、輸入、使用の禁止(販売は従来から禁止)
   農薬使用規準に違反する農薬使用の禁止
   罰則の強化

などが定められ、2003年3月10日から改正法が施行されました。
これは職業として農業を営んでいる人々だけでなく家庭菜園も含め、農薬を扱うすべての国民に関係し、違反すると罰せられることになりました。


特定農薬

改正農薬取締法では無登録農薬の製造や使用を禁止しています。しかし、中に特定農薬という仕組みがあり、農作物の防除に使う薬剤や天敵で安全性が明らかなものにまで農薬登録を義務付けないようになっています。
特定農薬とは「その原材料に照らし農作物など、人畜及び水産動植物に害を及ぼすおそれがないことが明らかなものとして農林水産大臣及び環境大臣が指定する農薬」(改正農薬取締法第2条第1項)のことです。
特定農薬の指定をめぐり、740種類の関連する資材が検討されました。
その中で、まず雑草抑制シートや粘着シート、アイガモ、アヒル、ウシ、コイなど明らかに農薬に該当しない資材約100種は除外され、その後「重曹」と「食酢」、そして「天敵」の3つが特定農薬として指定されました。「天敵」は地元で採集されたテントウムシ、寄生バチ、クモなどで、よそから持ち込んだ天敵は生態系を乱す恐れがあるとしてこの中には入りませんでした。
他の多くのものは農薬かどうかという点で結論が保留されています。食品であるワサビやトウガラシも農薬としての効果が不明で、ものによっては安全性の確認が必要なものもあり、これらを特定農薬としてしまえば、農薬として売る業者が現れて問題になる、という認識です。
農薬かどうか判断が保留されたものは今後、客観的に効果を照明するデータを集め、安全性もチェックしながら農業資材審議会の意見を聴いて随時指定されていくことになります。
これらは農薬効果をうたって販売することは従来どおり取り締まりされますが、効果は分からないものの使用者が自分の責任で使うことは可能です。

特定農薬の対象として寄せられた約740の資材


DASH村では

毎年畑や果樹園で使っているDASH村特製の“無農薬農薬”。それに入っているのは「よもぎ」「しょうが」「とうがらし」「コーヒー」「焼酎」「にんにく」「牛乳」「酢」など。このなかで特定農薬に指定されたのは、「酢」のみで他は保留中。
この“無農薬農薬”を、防除効果をうたい農薬として販売をすることはできませんが、DASH村の中で使用し、自分達で食べることはもちろん出来ます。そして収穫された作物の販売に関してはDASH村の責任において販売は可能ということです。
なお、村で使用している“木酢液”や“米ヌカ”に関しても、特定農薬に指定されておらず、現在保留中。現段階では使用基準や使用方法の規制などは法律で定まっておらず、自己の責任において使用することが可能です。
DASH村では今後も、改正農薬取締法の動きに注意しつつ、先人からの知恵を学び、安全かつおいしい作物づくりに挑戦していきます。