● 鉄砲釜復元

○ 型、図面探し

 半鐘づくりでお世話になった鋳物師の菅江さんにつくり方を相談。正確な図面か型が必要と知り、それらを探すことになる。お風呂を扱うお店や、銭湯、鋳物で有名な埼玉県川口市など思い当たる場所を探してみるが、図面も型も見つからず時間だけが過ぎる。そしてようやく近所の廃材置き場で鉄砲釜の型を見つける。やっとの思いで見つけ出した鉄砲釜だったが、かなり傷んで穴が開いている箇所もあった。
菅江さんの指導の下、鉄砲釜の復元に取り掛かる。


○ 穴補修・受け台づくり

見つけ出した鉄砲釜の右下にある穴に油粘土をつめる。表面が凸凹をなくすため、薄く粘土を塗ってその上からペンキを塗り、滑らかにする。


○ 「捨て型」づくり(外型をつくるための型づくり)

メスの金枠に砂を詰め、釜が半分まで埋まるように小手で砂を掘る。
 


○ 外型づくり

捨て台の上にもう片方のオスの金枠をはめ、細かい砂・粗い砂の順に突き棒で隙間なく砂をつめていく。ここでガス抜きのため、砂の中に籾殻を混ぜる。
枠を反転して捨て型を外して砂を捨てる。メスの金枠をはめ、同様に砂をつめて作る。
 


囲炉裏の炭で1晩乾かし、その後天日にて1ヶ月乾燥させる。
メスの金枠を外し、後に鉄が流れる道となる「湯道」を掘る。
オスの金枠から釜を外す。
   


○ 中型づくり

釜の厚みを測り、(5mm)その厚みの油粘土を外型に貼り、その上から砂を敷き詰める。水粘土で上下をはりつけ、さらに1ヶ月乾燥。
   


固まった中型を一旦どかし、油粘土をとる。
   


中型を戻し、外型を上下合わせてボルトを締める。
     
   


○ 焚口のふたづくり

焚口のふたのデザインを木に彫り、それを型に外型を作る。