今日は朝から雨降り。
久々の雨に、定植したばかりの作物達も喜んでいるよう。そんな雨が奏でる音は優しく私を包み、穏やかな気分にしてくれる。地面と雨が触れ合う音、水と水とがふれあう音、カエルの鳴き声と水の音。どれも違う音なのに、お互いを打ち消すことなく響いている。まるで指揮されたオーケストラのようにも聞こえてくる。

 そんな美しい雨音が流れる中、私の目をひいたのは、春色から夏色に変わった里山。
赤、黄色、ピンクと色鮮やかに輝いていた里山が一転し、「緑」になってきた。 鮮やかなピンクもいいけれど、緑一色の村もまた魅力的。




 フィトンチッド効果なのか、そんな里山を見ていると、とても清々しい気持ちになる。 やはり緑はいい色だ。だから色々な場所や物に使われているのだとも思う。
青信号、クリスマスカラー、御守りの色にもよく緑が使われている。
 そして、私も緑色が一番好き。だから着る服はいつも緑。気のせいかもしれないけれど緑色を着ていると元気が出てきて、いつまでも若くいられる気がする。緑色にはそんな力もあると思う。

 緑色に癒されているのは私の他にもたくさんいた。むしろ私よりも癒されている住人がいた。
 それは、八木橋一家。緑の草をただただじっと眺めている。
 違った意味で癒されているみたい。

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