明雄さんのにっぽん農業ノート

青森県弘前市(ひろさきし) 嶽高原(だけこうげん)

青森県弘前市の西部にある、津軽富士とも呼ばれる岩木山(標高1625m)の中腹。
標高400~500メートル付近が嶽高原と呼ばれる地域。
ここで作られる『嶽きみ』というトウモロコシは、生で食べられる激甘トウモロコシとして注目されている。

  • 収穫時期は8月中旬から9月下旬。
  • 嶽きみ農家は、25軒。

嶽きみ農家
齊藤 稔幸 (としゆき) さん (47歳)

トウモロコシを作り続けて27年。JAつがる弘前嶽きみ部会長を勤める。
15万本のトウモロコシを栽培。
収穫時期は毎朝4時から畑に出ている。

人気の秘密は・・・その甘さ

糖度は18.4度だった。
これは、以前に出張先で調べたメロンやマンゴーよりも高い数値。
※嶽きみの糖度は20度を超える事もある。
嶽高原では昼と夜の気温の差が10℃以上もあり、番組スタッフが調べた日は14℃もあった。

・・・31℃
・・・17℃

明雄さんメモ

嶽高原の朝方は涼しかったけれど、昼間は暑かった。
寒暖差が大きい場所はうまい作物が育つんだ。

トウモロコシのヒゲ

トウモロコシの先に付いているヒゲ、実はこの毛の1本1本が、
トウモロコシの粒、1粒1粒と繋がっていて、受粉して実が熟すとヒゲの色が茶色になる。それが収穫の目安。

収穫

収穫の条件

  1. ヒゲの色が茶色くなる
  2. 実が先端まで生長している

この2点を確認して収穫する。

収穫袋

1袋にトウモロコシが50本入り、重さは25kg程。

明雄さんメモ

  • 嶽きみは本当にうまかった!自分で育てても、あそこまで甘くはならない!
  • トウモロコシのヒゲを食べたのは生まれて初めてだった・・・
  • 収穫袋を持つ時に、勢いがつきすぎて転んでしまったが、大丈夫だ!
    昔は60kgある米俵を軽々と持っていたんだけどなぁ・・・

直売所

収穫したての生のトウモロコシと茹でたてのトウモロコシを販売している。

とうもろこし料理

トウモロコシと枝豆のかき揚げ

トウモロコシご飯バターのせ

明雄さんメモ

  • トウモロコシが甘いから、何を食べてもうまかった。
  • 齊藤家はみんな面白い人達だった。
    撮影が終わってからも楽しくお話させてもらったぞ!