2004年12月5日(日)/25分枠
屋久島 アオのジェーン
〜 ウミガメの浜に生きる 〜
制作=鹿児島読売テレビ
絶滅の危機に瀕するウミガメ。屋久島は北太平洋最大のウミガメの産卵地だ。99%がアカウミガメという中、一匹のアオウミガメ「ジェーン」が今年も現れた。右後ろ足がないジェーンは穴を掘るのもひと苦労。保護監視員・大牟田幸久さん(53)は「この島は今、危機に直面している」という。相次ぐ大型台風で砂浜がえぐり取られ卵が流出。例え孵化しても今度はカラスが子ガメを襲う。そして人間がもたらした新たな脅威…。ジェーンの子どもが海原に旅立つまでを追う。


 2004年12月12日(日)/25分枠
ひとりだけどひとりじゃない
〜15歳・不登校児の遍路旅〜
制作=四国放送
この夏ひとりの少年が、歩き遍路の旅に出た。調布市に住む岡田光永君(15)。3年間不登校が続いていたが、去年父親と四国札所巡りをしたことを機に復学。今年八十八カ所の一人旅を願い出た。「何かが変わるかもしれない…」1400キロ50日間におよぶ自分探しの旅。道中、地元の人から食べ物や宿のお接待を受け、夜は寝場所を共にした遍路たちの身の上を聞く。野宿は当たり前、猛暑や台風など自然の猛威にもさらされた。光永君は次第に自分の心の変化に気がつく。


 2004年12月19日(日)/25分枠
らぶ・れたー
制作=日本テレビ
一通のラブレターに込められた人々の深い想いを描くクリスマス企画。「あなたを父のない子にしてしまう事への重さをひしひしと感じています」…銀座で働く未婚の母。わが子の将来を思い妊娠8ヶ月の時、お腹の子に手紙を宛てた。「少しでいいから声聞きたかったな。一度でいいからぎゅって抱きしめて欲しかった。」…女子大生が自分が生まれる3か月前に他界した父へ宛てた手紙。 未来へ残したい記録として、海岸線や里山など四季折々の日本の風景を織り交ぜながら「人間愛」の真実を伝える。


 2004年12月26日(日)24:25〜24:55/30分枠
山里(むら)が壊れた・・・
〜 新潟県中越地震・被災者の冬 〜
制作=テレビ新潟/日本テレビ
震度7を記録した新潟県山古志村。錦鯉の村だ。斉藤勝さん(51)は生き残った鯉を残して村を脱出した。斬新な色使いの「新太郎のコイ」が全国に認知され始めたばかりだった。川口町で魚沼産コシヒカリを作る星野福太郎さん(86)は棚田を破壊された。「全壊」と判定された家は取り壊すことになった。過疎に追い打ちをかけた大地震。「いつか山古志で養鯉を再開したい」という斉藤さん。「住み慣れた場所で余生を送らせてほしい」と願う星野さん。二つの家族を追いながら山里を襲った地震の傷跡を検証する。