2005年1月9日(日)/30分枠
生き残ってしもた
〜 阪神大震災・被災者の10年 〜
制作=読売テレビ
阪神・淡路大震災から十年。母と弟を一度に失った中川由佳理さん(26)は「死んでるんやろ?生きてる者が先や」母を運んだ病院でのそんな一言が辛かったという。「なぜ二人を救えなかったのか」「医療とは何か」少女は猛勉強し、今救急病院のICUで働く。中島喜一さん(57)は、娘をかばって息絶えた妻を思い「なんで生き残ってしもたんやろう…」幾度もそう考えた。テーマは「生き残った命の役割」。家族再生への軌跡を追う。


 2005年1月16日(日)/30分枠
検証 震災列島
〜 被災地が訴える防災の盲点 〜
制作=中京テレビ/静岡第一テレビ/読売テレビ
阪神大震災当時、警察・消防は全体の被害の把握まで手が回らず、自衛隊は約4時間救助に向かえなかった。官邸も混乱、地元市役所は建物も職員も被災し機能不全に陥った。結局約1万5千人の救出は住民の手に頼るしかなかった。十月、新潟で阪神大震災以来初めて震度7を記録した。国を中心とした初動は一定の評価を得たが、被災地の自治体は又も機能不全に…。番組では十年前の映像と兵庫県等がまとめた資料をもとに各機関の混乱を忠実に再現。6433人の命の教訓が新潟に生かされたのか検証する。


 2005年1月23日(日)/30分枠
急増!ネット依存の恐怖
制作=日本テレビ
ネット人口が7000万人に達した日本で大きな問題が現れ始めた。チャットやオンラインゲームにハマリ、社会生活すら営めない人たち…「ネット依存」の恐怖だ。この2年間、仕事もせず一日16時間パソコンに向かう35歳の独身男性。薄暗い部屋で画面に向かい独り言をつぶやく。専門家は「バーチャルとリアルの区別がつかなくなっている」と指摘する。一方A子さんは夫が家庭も顧みずにゲームにのめり込んでいった。ゲームの邪魔になると妻に手を挙げる夫。A子さんはそんな生活に耐えかね、離婚した。


 2005年1月30日(日)/30分枠
15歳、150kgの夢
〜 家族が支えた5年間〜
制作=山口放送
山口県のある町に一人の巨漢がすくすくと育ちました。寄本淳史君、通称あっくん(15)。身長191cm体重150kg。小学生時代に全国優勝3回、準優勝2回。「心身共にたくましく育ってほしい」と相撲を勧めたのは父親でした。しかし角界からも注目されていた彼にアクシデントが。中一の春、腰痛を訴え椎間板ヘルニアと判明。迷いと不安から家族に苛立ちをぶつける彼を父は何度も殴りました。15歳の苦しみを家族全員が共に感じてきました。どこか暖かくて懐かしい…あっくんとその家族、5年間の記録です。