2006年9月3日(日)/30分枠

俳句 ガールズ ひと夏の 恋も涙も 五・七・五

制作=南海放送
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平成生まれの高校生が俳句に熱中!?正岡子規ら俳人を多数輩出した愛媛県松山市で毎年8月に開かれる「俳句甲子園」。今年は全国から36校180人が参加。1チーム5名が句を発表、両チームによる激しいディベートのあと審査員が勝敗を判定する。去年、決勝で開成高校に負けた茨城県の下館第一高校は定時制と普通科の混合チーム。元ボクシング部の男子生徒もいる個性豊かなチームだ。涙、笑顔…俳句にかけた暑い夏。17文字の青春ドキュメント。
ナレーター:池脇千鶴
2006年9月10日(日)/30分枠

語ってから死ぬことにした

制作=日本テレビ
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就職活動中の早大生、縣(アガタ)由佳乃さんがある老人と出会った。おととし12月から活動を始めた「戦場体験放映保存の会」。その代表世話人を務める井ノ口金一郎さん(85)だ。親殺し、子供への虐待、美化される戦争…。井ノ口さんは今の時代に疑問を感じていた。元日本兵を訪ね、自分たちの戦争体験を伝えようと考えた。それは、死を目前にした彼らの遺言。縣さんも証言を収録する旅に加わる。そんな体験が縣さんに変化を起こす。愛国心、生きること、社会に出るということ…。やがて、世の中を見る姿勢が変わっていった。
ナレーター:山本耕史
2006年9月17日(日)/30分枠

嘘ひいごろ   鹿児島選挙違反 えん罪疑惑

制作=鹿児島読売テレビ
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3年前、鹿児島ののどかな集落で15人が逮捕、13人が起訴された。「県議選に絡む買収の会合が開かれ現金の授受をした」疑い。今も自白の任意性や信用性を争点に審理が続く。「お前が間違っていれば拳銃で撃つ」「お前は(オウムの)麻原以上だ」捜査官が発したとされる暴言の数々。被告たちは体調を崩し、自殺未遂をした者もいた。逮捕後、不起訴となった男性は「家族の名前などが書かれた紙を無理やり踏まされた」と県を相手取り、損害賠償を求めている。冤罪かそれとも…。地元では嘘つきのことを“嘘ひいごろ”と呼ぶ。嘘ひいごろは一体誰 なのか?異例ずくめの事件を検証する。
ナレーター:山本耕史
2006年9月24日(日)/55分枠

消える産声   産科病棟で何が起きているのか

制作=中京テレビ
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産科病棟の閉鎖が加速している。中京テレビの調査では、この5年間で東海3県の地域総合病院(大学から医師を派遣されている所)から21の産科病棟が消えた。若手医師が産科を選ばない理由は、これまで「勤務環境が厳しい」「医療訴訟を受ける率が高い」などだった。しかし事態はさらに深刻化した。2年前から、大学を卒業した医師が自由に病院を選び就職できるようになり、大学(医局)が地域の病院に計画的に医師を派遣するシステムが崩壊したのだ。更に今年2月、福島県立病院の産科医が逮捕・起訴されたことも打撃を加えた。
ナレーター:平田 満