2007年3月4日(日)/30分枠

続・嘘ひいごろ鹿児島選挙違反 えん罪事件

制作=鹿児島読売テレビ
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小さな集落に降りかかった選挙買収事件。次々と住民が逮捕され13人が起訴された。彼らを待っていたのは取調官の暴言と自白の強要だったという。買収会合はあったのか、それともえん罪か…。刑事裁判の前哨戦「踏み字訴訟」で捜査手法が「違法」と認定されたことで被告たちは無罪を確信した。鹿児島では嘘つきを「嘘ひいごろ」と呼ぶ。嘘ひいごろは誰か。いよいよ判決がくだる。捜査にあたった警察官の思いや検事の取調べを録音したテープ、亡くなった元被告が綴った日記を通し、事件の真相に迫る。昨年9月に放送した「嘘ひいごろ」の続編。    
ナレーター:伊藤惣一
2007年3月11日(日)/30分枠

覚めない悪夢カネミ油症 39年の空白

制作=日本テレビ
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1968年に西日本を中心に広まった食品公害事件「カネミ油症」。食用油の製造過程でダイオキシン類が混入して発生した。免疫系を破壊された被害者は、様々な病気を併発する。肝機能障害、原因不明の目眩、甲状腺疾患…。そして皮膚に黒い色素沈着を起こした「黒い赤ちゃん」の誕生。世代を越えて被害は拡大。治療法はなく今も被害者に回復の兆しは見られない。被害者運動を担ってきた「第1世代」は次々と病に倒れ鬼籍に入っていく。親から子へ託された被害者運動のバトン。カネミ油症事件の今を描く。   
2007年3月18日(日)/30分枠

慰(なくさ)みの牛不登校少年と闘牛

制作=鹿児島読売テレビ
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1トンもの牛が激しく角と角を突き合わせる「闘牛」。今も13か所の闘牛場があり、年20回以上大会が開かれる鹿児島県徳之島の高校に、3年前「闘牛研究会」が出来た。毎日牛を世話する常村成建君(2年)。幼稚園の頃、両親が離婚。その後父親に育てられたが、中3の時その父親が病死。不登校も経験したが、親代わりになって面倒を見てくれた中学の担任の勧めで高校に進学。「闘牛研究会」の特待生扱いだった。心に傷を負い、常に受け身だった少年が牛の世話を通して前向きに成長していく姿を追う。
ナレーター:山本太郎
2007年3月25日(日)/30分枠

混迷の海ミナミマグロと生きる街

制作=静岡第一テレビ
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漁業の街・静岡県焼津市は、過去幾度となく苦難と直面して来た。戦時中の漁船の徴用、第5福竜丸事件、協調減船によるマグロ船8隻の廃船…。そして去年10月「みなみまぐろ保存委員会」は、2007年からの5年間で日本のミナミマグロ漁獲割り当て量を2006年のほぼ半分、3,000トンにすることを決めた。この決定に焼津が揺れた。魚価の低迷、燃料の高騰、人件費や漁具の値上がり等、船主にとって厳しい状況が続く中、漁獲枠削減が与える苦悩は大きい。マグロの資源保護と日本漁業の未来を考える。  
ナレーター:生野文治
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
3月31日(土)24:30〜