2007年8月5日(日)/55分枠

オーバードーズ若者に広がるクスリ依存

制作=日本テレビ
OA写真
  
薬の処方量以上の過剰摂取=オーバードーズ。今、若者を中心にそんな深刻な事態が蔓延している。本来はうつ病や不眠症などの治療薬として処方される睡眠薬剤などを故意に集め、何百錠も一気飲みしたり、リストカット時に服用。時には自殺行為に悪用されるケースもあるという。ノリコさん(仮名)は職場での徹夜の連続や上司との軋轢から、何気なく精神科医のカウンセリングを受け、大量の精神薬を処方された。それがきっかけで重度の依存症になったという。オーバードーズの現象を通して、現代を生きる若者の心の闇、社会の歪みに迫る。
 
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
8月11日(土)24:30〜
2007年8月12日(日)/30分枠

デジガモ田んぼを、町をかきまわせ

制作=山形放送
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山形県の農家、遠藤孝太郎さん(53)が取り組む「アイガモ農法」。田んぼにアイガモを放し泥水をかきまわして雑草を生えなくさせる。フンが肥料となる無農薬農法だ。遠藤さんは一方で“歌う農家”の異名を持つ。農業への思いをフォークソングにのせて伝えてきた。更に、地元の在来野菜「花作大根」や「馬のかみしめ」など、今では聞くことのない野菜作りにも挑む。そんな彼の突拍子もない構想…「アイガモに変わるロボット、デジガモを作って!」巻き込まれたのは、地元工業高校の生徒たち。デジガモ開発プロジェクトは、やがてアイガモが田んぼの泥水をかくように、周囲を活性化していく。
 
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
8月18日(土)24:30〜
2007年8月19日(日)/30分枠

シン先生と瀋(しん)さん人生を変えた教室

制作=日本テレビ
OA写真
「生徒の自立を促す。難しい仕事だけど楽しいですよ」中国四川省の貧しい町で教育と向き合う日本語教師、友貞新(31)。きっかけは阪神淡路大震災での被災経験だった。中国の村では年収数万円の農民が数億人いるといわれる。十分な教育は受けられず、選択肢は農地で一生を終えるか出稼ぎ労働。教育によって、貧困や格差を乗り越える力、生き抜く力を与えようする日本人教師。彼の元で学び格差を乗り越え夢を実現しようと奮闘する1人の中国人青年。二人を通して教育のあり方を見つめ直す。躍進中国で見つけた“日本が失った教育の原風景”。
 
ナレーター:小山茉美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
8月25日(土)24:30〜
2007年8月26日(日)/30分枠

コウノトリはどこに赤ちゃんポストと母子の絆

制作=くまもと県民テレビ
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熊本市の慈恵病院が「こうのとりのゆりかご」いわゆる「赤ちゃんポスト」を開設して4ヶ月。置き去りや産み捨て死の頻発が設置の理由だと蓮田理事長(71)は涙ながらに語る。生後間もなく置き去りにされたケンスケ君(仮名3歳)。里親減少の上に男児の希望が少なく、今も乳児院で暮らす。一方ケンスケ君の1年後に入所した置き去り児のノリコちゃん(仮名1歳)は近く里子に出される。そして実母の蒸発で乳児院育ちのまゆみさん(実名25歳)。現在二児の母だ。里親とは今も深い絆で結ばれている。「ゆりかご」の子どもたちの行く末は?「赤ちゃんポスト」の存在の意味と命、家族の絆について考える。
 
ナレーター:湯浅真由美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
9月1日(土)24:30〜