2007年11月4日(日)/55分枠

代 理 出 産小さな命の授かり方

制作=テレビ信州
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長野県、諏訪マタニティクリニックの根津院長は親子間、姉妹間による代理出産を過去10年で5例実施したと公表した。子宮外妊娠で子宮を摘出した山田清美さん(仮名) は4年前、義姉による代理出産で長男を授かった。長男は清美さんと夫の遺伝子を持つが法律上、清美さんは母親にはなれない。2003年厚労省は「3年以内に罰則付きで代理出産を禁止する」という法制定を促したが結論は宙に浮いたまま。日本産科婦人科学会も自主規制において禁止している。番組では代理出産のあり方を検証。サイレント・マイノリティ=沈黙の少数派である当事者の思いを伝え、生殖補助医療について考える。
 
ナレーター:小山茉美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
11月10日(土)24:00〜
2007年11月11日(日)/30分枠

アパート ・ トロピカーナ 日本を棄てたニッポン人

制作=日本テレビ
OA写真
  
タイ北部チェンマイにあるアパート「トロピカーナ」。20室全てがロングステイの日本人でうまっている。年金暮らしの夫婦や早期退職をした50代、残業生活に疲れた元会社員など。チェンマイの在留邦人2000人のうち約半数が50歳以上。観光客でも駐在員でもない彼らは、ただ生きるためにここにいる。優雅なライフスタイルの象徴だった海外ロングステイ。最近では「生活に余裕がなく物価の安い海外へ」という人が多い。その多くは「年金」「介護」「家族の崩壊」といった日本にある様々な問題を抱えていた。
 
ナレーター:高島雅羅
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
11月17日(土)24:30〜
2007年11月18日(日)/30分枠

被 弾 ミャンマー ・ 日本人銃撃事件

制作=日本テレビ
OA写真
 
10月、一人のミャンマー人が極秘来日した。スーウィンさん(仮名20代)。ヤンゴンで取材中の長井健司さん(APF通信社)と出会い、その後長井氏が銃撃される5分前までガイドを務めた男性だ。事件後、身の危険を感じ、故郷に家族を残したまま着の身着のままで国を脱出した。彼は語る「長井さんは監視されていた…」と。遺体となって帰国した長井さんと、祖国を離れ日本で息を潜めて過ごすスーウィンさん。時代の渦に巻き込まれた二人の男性の歩みを通し、日本人ジャーナリスト銃撃事件の真相を探る。
 
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
11月24日(土)24:30〜
2007年11月25日(日)/55分枠

ふたりの桃源郷最後まで山で、最後まで夫婦で

制作=山口放送
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戦後の貧しい時代、故郷の山を切り開き3人の娘を育て上げた田中寅夫さん(93)とフサ子さん(88)。一度は大阪へ出るが、子どもが独立すると夫婦は電気も水道も電話もない山に戻った。「山を下りて同居しよう」そんな娘の説得も聞き入れない。「自分らしく老いたい」「ここが二人の原点だから」と。寅夫さんはガンに肺炎、肺気腫を患い入院。余命わずかと言われても山に向かう。夫婦とは、老いとは、幸せとは何かを問う17年の記録。この夏、寅夫さんは93歳で他界。最期まで山にこだわった人生だった。痴呆が進むフサ子さんは夫の死を受け入れられない。夫を呼ぶ妻の声が、山にこだまする。
 
ナレーター:槇 大輔
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
12月1日(土)24:00〜