2007年12月2日(日)/30分枠

届かぬ想い臓器移植法10年の壁

制作=福岡放送
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今年10月、一組の夫婦が誕生した。「こんな日を迎えられるとは…」涙ぐむ新婦・若菜さん(26)は12年前、胆道閉鎖症のためオーストラリアで肝臓移植の手術を受けた。まだ臓器移植法もない中、家族や支援者と募金活動を重ねての渡航だった。若菜さんの幼なじみ宇野純平さん(22)は今、福岡の大学病院で心臓移植を待つ。『突発性拡張型心筋症』突然の発症だった。「法律ができたのに…全く変わっていない」そうつぶやく若菜さん。18年にわたる若菜さんの記録とともに、臓器移植法が施行して10年経った日本の臓器移植の現状と問題点をひも解く。
 
ナレーター:小山茉美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
12月8日(土)24:30〜
2007年12月9日(日)/30分枠

親子舞い 駒つなぎの桜の下で

制作=テレビ信州
OA写真
  
長野県阿智村に住む加藤木 朗さん(40)。各地に伝わる伝統芸能をアレンジ、新たな舞台芸能を模索している。太鼓などお囃子は子供達が手伝うが、遊び盛りの彼らにとって稽古で縛られる時間は苦痛だ。朗さんは「手伝いではなく芸人としての道を歩んで欲しい」と、今年15歳になる長男・磊也(らいや)君にひとつの儀式を計画した。今まで太鼓だけだった磊也君に稽古をつけ、父子で「ふたり舞」を踊る。場所は源義経が旅の途中、馬をつないだと伝わる老木「駒つなぎの桜」。将来に迷う長男に夢は託されるのか…。親子の絆を2年半に渡って追った記録。
 
ナレーター:湯浅真由美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
12月15日(土)24:30〜
2007年12月16日(日)/30分枠

けいちゃんからの宿題いじめ自殺 母が伝える笑顔

制作=福岡放送
OA写真
  
森美加さんは仕事と家事の傍ら学校に講演に出かける。子供や親や先生に対しいじめの残酷さや命の意味を伝えている。「これは息子が私たち家族に託した宿題」と。去年10月、長男・啓祐君(13)が自殺。学校は当初いじめの存在を認めたが、説明は二転三転。「真実も知らされず、悲しみの中どうやって生きていけばいいのか…」やがて美加さんは、娘をいじめ自殺で失った女性と出会い「今生きている子供たちを救いたい」と考えるようになった。講演で啓祐君の言葉を伝える。「僕はやさしくするという事をいろんな人達に教えてもらいました。やさしくするという事を僕は、下の人達にしてあげて、その下の人達もその下の人にしてくれたらみんな幸せになると思います」
 
ナレーター:山本耕史
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
12月22日(土)24:30〜
2007年12月23日(日)/30分枠

続・奪われた夢薬害肝炎 エリコの闘い

制作=日本テレビ
長崎国際テレビ
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福田衣里子(27)さんは、20歳の時C型肝炎への感染を知る。強い副作用を伴う治療。パン職人になる夢は断念した。そして「(偏見や差別を受け)声を出せない人のためにも」と実名を公表し訴訟に加わった。本人尋問で訴えた、心にしまいこんでいた思い。『仲が良かった友達が結婚しました。私は、相手の親にも祝福してもらえるのかな…』4年前死亡したAさん。最後は肝臓ガンとの闘いだった。『どうか裁判を早く終わらせてください』と死の直前に遺したビデオレターで訴える。そしてこの11月、製薬会社が5年前、厚労省に報告した患者リストにAさんが含まれていた事がわかった。
 
ナレーター:小山茉美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
12月29日(土)24:30〜