2008年4月6日(日)/55分枠

兵士たちが記録した 南京大虐殺

制作=日本テレビ
OA写真
  
日中戦争真っ只中の70年前、南京陥落時に起きた南京大虐殺。様々な論議を生み、虐殺の人数さえ両国の間で大きな開きがある。その事件について、20年間身を削るような調査を続けてきた人がいる。彼が探り当てたのは、兵士が最前線で綴った「陣中日記」。そこには日本軍が中国人捕虜一万数千人から二万人を一挙に虐殺したことが記されていた。また日記からは、勤勉に田畑を耕し家族を愛し、生きるのに懸命だった農民が、突然戦場という異常な世界に放り込まれ、殺戮者に変貌していく姿が浮かび上がる。陣中日記をもとに虐殺の軌跡を追う。
 
ナレーター:二木てるみ
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
4月12日(土)24:30〜
2008年4月13日(日)/30分枠

箱 車 の 喜 び 自立の家 初めての青春

制作=山口放送
OA写真
  
山口県宇部市に住む米原ろしゅうさん(74)。思うように動かせるのは口と左手だけ。車いすではなく「箱車」と呼ばれる弟手作りの乗り物で一人暮らしを満喫する。自分の意志で食べる、動く、考える。その全てが喜びだと言う。米原さんに寄せられる相談で多いのが「自立したい」という障害者の悩み。米原さんは一昨年、会社を設立。自立を目指す障害者に自宅の空き部屋を貸し出し、事業所からヘルパーを派遣する。早速、二人の若者が施設を飛び出してやってきた。地域の中で生活し自立の喜びを伝えることが、今の米原さんの喜びだという。
 
ナレーター:玉川紗己子
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
4月19日(土)24:30〜
2008年4月20日(日)/30分枠

震災が結んだ家族 現住所・山岸町仮設住宅

制作=テレビ金沢
OA写真
  
2歳の時、父が蒸発。母と2人で人生を歩んできた。そして昨年、53回目の誕生日に能登半島地震が自宅を奪った。しかし仮設住宅で助け合う住民たちに触れるうちに、荒んだ心が癒されていった。本当の家族のぬくもりを知った気がした…。その人の名は藤本幸雄さん(54)。輪島市山岸町にある仮設住宅の区長だ。「こんな自分でも人の役に立つことができるかもしれない」と、日が暮れる頃には決まって1軒1軒戸を叩いて回っている。住民の体調や心を気遣う日々。震災一年を迎えようというそんなある日、死んだと聞いていた父親が生きていることを知った。藤本さんは父を探す旅に出る。
 
ナレーター:小室 等
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
4月26日(土)24:30〜
2008年4月27日(日)/30分枠

中国が日本を捨てる日 食料自給率39%の贅沢

制作=札幌テレビ放送
OA写真
中国のある農家を訪ねた。農薬を使い始めたのは10数年前。日本は虫食いのない見た目がきれいな野菜の大量生産を求め、農薬を持ち込んだ。農家はこぞって畑に農薬の袋を立て「うちはこの農薬を使っている」「きれいな野菜を作っている」とアピールした。ところが今、中国では後継者が離農したり国内向けの生産に切り替えたり…、いわゆる“日本離れ”をする農家が出始めている。食料自給率40%を切った日本。慣れない農薬の規制や日本の細かなニーズに疲弊する中国。その動向は、日本が食料を都合よく調達できる保証を奪いかねない。
 
ナレーター:和久井 薫
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
5月3日(土)24:30〜