2008年5月4日(日)/30分枠

最後の生存者 JR脱線事故 旅立ちの春

制作=よみうりテレビ
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暗闇に閉じ込められ、脚には鉄パイプが突き刺さっていた。周りのうめき声が消えていく中、救出を待ち続けた。3年前の4月25日、JR福知山線脱線衝突事故。身動きのとれない林浩輝(当時19)さんに医師はがれきの中で点滴を施した。衰弱し弱音を吐く林さんを励ました。その後、一命は取り留めたが両脚は切断。大学へ復学した林さんは神戸の災害医療センターで「がれきの下の医療」の勉強会に出席。自らの体験も語った。「二度と事故を繰り返させないために生き残った人間の責任を果たしたい」と。事故から3度目の春、彼は社会へと旅立った。
 
ナレーター:小山茉美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
5月10日(土)24:30〜
2008年5月11日(日)/30分枠

笑顔への選択 ある老夫婦の在宅医療

制作=中京テレビ放送
OA写真
  
生から死までを病院で迎える「病院完結型」の医療に限界の兆しが見え始めている。「病院から在宅へ…」国は政策転換を図り、診療報酬の見直しなどで在宅医療を推進する。しかし24時間365日という過酷さなどからその担い手は少ない。三つ葉在宅クリニック。3年前、舩木良真(30)医師が名古屋に立ち上げた在宅医療専門の診療所だ。毎朝、患者の情報を手に1時間ほど議論する若き医師たち。訪問できるのは日に10人ほど。患者の不安を取り除き、家族の声に耳を傾けていると一日はあっという間だ。舩木医師の診察を受けて半年になる老夫婦がいる。二人が見出した生きる希望とは…。
 
ナレーター:
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
5月17日(土)24:30〜
2008年5月18日(日)/55分枠

命のかぎり ムスタンに生きる 近藤亨 86歳の挑戦

制作=テレビ新潟
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ネパール辺境の地ムスタン。降雨量は日本の約十分の一、風速20m前後の強風が1年中吹き荒れるこの不毛の大地で16年にわたりボランティアを続ける日本人がいる。近藤亨86歳。故郷の家や土地を処分して資金を作りNGO団体を設立。ムスタンに移住し、農業技術指導や学校建設を続けてきた。その後、世界最高地での水稲栽培に成功。教育機会の少ない子供達のために建てた学校は17校を数える。そんな近藤が一昨年、がんの病に倒れた…。86歳という高齢をものともせず、命を削るように挑み続ける、その闘志の足跡を追った12年の記録。
 
ナレーター:苅谷俊介
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
5月24日(土)24:00〜
2008年5月25日(日)/30分枠

ネットカフェ難民3 居場所はどこに?

制作=日本テレビ
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生活に困窮しネットカフェなどで寝泊まりする隠れたホームレス「ネットカフェ難民」。東京のNPO「自立生活サポートセンター・もやい」はその駆け込み寺として支援を行っている。相談に訪れた人に親身に対応する冨樫匡孝さん(29)は元ホームレス。ワーキングプアの人生に絶望して自殺未遂した過去があり、自分自身も「もやい」で救われた。「もやい」に来る相談は、派遣労働の理不尽、職場が原因のうつ、DV被害、  親との断絶、低学歴など悪条件が重なって解決が難しいケースが少なくない。冨樫さんらが挑む貧困最前線での活動を追う。       
 
ナレーター:高島雅羅
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
5月31日(土)24:30〜