2008年7月6日(日)/30分枠
犯人にされた男 検証 富山えん罪事件
制作=北日本放送
6年前、富山県西部の港町で強姦、強姦未遂事件が相次いだ。警察はタクシー運転手・柳原浩さんを逮捕。当初犯行を否認した柳原さんは、取調べ3日目に犯行を認めた。取調官からは「はい」か「うん」しか言うなと言われ、持っていないスニーカーも「自宅の前で燃やした」ことにされた。柳原さんはその後2年余り刑務所で服役。父親は服役中に他界した。出所後も隠れるように世間の片隅でひっそり暮らした。ところが、犯人は柳原さんではなかった。別の事件で逮捕された男が自供したのだ。柳原さんはなぜ犯人にされたのか?その真相を追う。
ナレーター:浜田治貴
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
7月12日(土)24:30〜
2008年7月13日(日)/30分枠
サクランボ ウォーズ 脅かされるブランド
制作=山形放送
その記事を見て、山形県の担当者は絶句した。『紅秀峰を日本へ!』という見出し。オーストラリアで生産されたサクランボ・紅秀峰の日本国内への輸入が間もなく開始されるという。紅秀峰は山形県の研究機関が十年余の歳月をかけ開発、山形県が特許権を有する自慢のブランドだ。1999年に来日した果実会社の社長が、ある農家から紅秀峰と佐藤錦の小枝を譲り受け、持ち帰って増殖したのだという。県は刑事告訴に踏み切った。サクランボ産地が直面した事件の経過をたどり、日本の農作物の知的財産流出の実態と、その問題点を追及する。
ナレーター:平野 文
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
7月19日(土)24:30〜
2008年7月20日(日)/55分枠
血をこえて… “わが子”になった君へ
制作=日本テレビ
ある新聞に毎週掲載される里親募集の記事。様々な事情で実の親に育てられない子どもと、子どものいない夫婦をつなぐ縁結びの制度だ。一時は不妊で離婚まで考えた湯川さん夫婦。ある女の子の里親になろうと乳児院に通い、待望の引き取りの日を迎えた。しかし家族作りは容易ではない。一方、初めて里子を迎えて12年を経た安田さん一家。3人の子と夫婦、5人全員が血のつながりのない家族だ。ある日、長女がつぶやく。「二十歳になったら産んだお母さんを一緒にさがしてね」せつない思いを胸に、笑顔で娘を抱く母…。親子が親子であるためにどうあるべきか。二つの家族を追った。
ナレーター:小山茉美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
7月26日(土)24:00〜
2008年7月27日(日)/30分枠
ト ク メ ン 105歳の刑務所ボランティア
制作=よみうりテレビ
刑務所で、受刑者に俳句や絵画を教えたり仮釈放前の心構えを説く篤志面接委員、通称トクメン。手弁当で、受刑者と社会の架け橋となっている。姫路少年刑務所の黒田久子さん(105歳)は全国におよそ1800人いるトクメンの最高齢。51年の間に3200人の“心”に向き合ってきた。篤志面接委員は受刑者が社会に出てから関わりをもつ保護司とは異なり、あくまでも刑務所内の活動にとどまる。結果は見えない。まさに一期一会で、黒田さんの善意が必ずしも相手の心を変えるとは限らない。それでも受刑者の更生と再犯のない社会を願い刑務所に通い続ける老齢トクメン。その「志」を伝える。
ナレーター:室井滋
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
8月2日(土)24:30〜