2008年12月7日(日)/30分枠 25:30〜

トリアージ 命の選別 秋葉原殺傷事件の現場から

制作=中京テレビ
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トリアージ…大事故や大災害の現場で救命順序を決める“選別”。日本では阪神・淡路大震災以降に取り入れられ、歴史は浅い。死者7人、負傷者10人…凄惨をきわめた「秋葉原無差別殺傷事件」の現場でこのトリアージが行われた。第1段階で15人に行われ、6人に黒タグ(=死亡、又は救命不可能)が付けられたという。「トリアージの精度が高く分散搬送ができた」と見る専門家がいる一方、現場にいた人や医師からは「呼吸があった人に黒タグが付けられた」「トリアージと患者搬送が連係していなかった」という声もある。岐阜大学病院が導入を試みる救急医療システムなどを紹介し、今後の救急医療の在り方を考える。
 
ナレーター:湯浅真由美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
12月13日(土)24:30〜
2008年12月14日(日)/30分枠 25:35〜
※FIFAクラブワールドカップ延長に伴い、放送時間変更の可能性があります。

いのちに寄り添う お坊さんがいる病院

制作=よみうりテレビ
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今年4月、京都府城陽市に緩和医療を行う「あそかビハーラクリニック」がオープンした。入院患者はほとんどが末期のガン患者。キリスト教系の病院にあるホスピスに遅れること50年、浄土真宗本願寺派・西本願寺がいのちと向き合う事業をスタートさせた。最大の特徴は、ビハーラ専門僧と呼ばれる僧侶の常駐。ガンの進行を宣告された患者は死と向き合って苦しみ、肉親の死を受け入れられない家族は疲弊する。ビハーラ専門僧はそんな患者や家族に寄り添い終末期を共に歩んで人生のゴールを見届ける。29歳のビハーラ僧・打本弘祐(うちもとこうゆう)さんの半年間を追った。
 
ナレーター:坂 泰知
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
12月20日(土)24:30〜
2008年12月21日(日)/30分枠 25:25〜
※FIFAクラブワールドカップ延長に伴い、放送時間変更の可能性があります。

救済は遠く 薬害肝炎 終わらない闘い

制作=熊本県民テレビ
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去年12月、一連の薬害肝炎問題で当時の福田総理は患者救済の法案作成を決めた。原告の一人、出田妙子さん(50)は裁判が決着した後も、自分の体験や救済されない被害者がいることを街頭や講演で訴え続けてきた。一方、京都に住む尾上悦子さんのもとには「自分も被害者かも知れない」という相談が後を絶たない。尾上さん自身、投与の証明がないため裁判に加われないC型肝炎患者だ。これまでに全国から届いた便りは百通以上、電話は千件を超えた。今、薬害肝炎の被害者は全国に1万人いるといわれるが、その9割近くは“ただ死が近づくのを待つだけ”の状況だという。
 
ナレーター:小山茉美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
12月27日(土)24:30〜