2009年2月1日(日)/30分枠 24:55〜

派遣切り ネットカフェ難民5

制作=日本テレビ
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景気悪化による派遣社員の解雇=『派遣切り』が全国で広がっている。解雇と同時に寮を追い出されホームレスとなるケースも少なくない。「所持金30円」「3日間何も食べていない」…年末年始、日比谷公園に設置された「年越し派遣村」には500人以上が駆け込んだ。派遣村支援に参加した藤堂悟さん(24)も、派遣切りで職と住まいを失った。派遣先の仕事に誇りを持って従事してきたが、突然、契約解除を通告された。「一体、派遣て何なんだ?」藤堂さんは仲間と労働組合を結成する…。解雇条件を定めた法律も、失業時の雇用保険も、派遣など非正規労働者には適用されていないことが多い。春にかけ、更に深刻化する派遣切り問題を藤堂さんら当事者の目を通して描く。
 
ナレーター:高島雅羅
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
2月7日(土)24:30〜
2009年2月8日(日)/55分枠 24:55〜

20ヘクタールの希望 木原美樹27歳 私は「農」に生きる

制作=山口放送
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農業に情熱を燃やす女性がいる。木原美樹さん(27)。一昨年の春、祖父から20haの経営を任された。今、米農家の多くは赤字。5ha以上なければ損益分岐を超えないといわれる。その厳しさを知った一年目、収入は1100万円。しかし必要経費も1000万あった。そんなある日、隣町の病院から「米を買いたい」と話が舞い込む。世間では食品偽装や事故米の問題が起きていた。美樹さんは悩んだ。農薬を使い大量生産をしてきた祖父のやり方からの大きな方向転換…。しかし「患者さんのために安全で美味しい米を作りたい」「農協ではなく病院に直接卸せば収入も増える」と決意。反対する家族を涙ながらに説得した。2年目。手探りの米作りが始まった。*昨年、日本放送文化大賞を受賞した佐々木聰ディレクターの受賞第一作。
 
ナレーター:柳生 博
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
2月14日(土)24:00〜
2009年2月15日(日)/30分枠 24:55〜

シリーズ「命の値段」(1) がん患者、闘いの家計簿

制作=札幌テレビ
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手探りのがん治療が生活を圧迫し、経済的理由で延命をあきらめる人は多い。しかし国のがん対策は患者の経済的な負担には触れていない。伊達市の金子明美さん(40)が使う抗がん剤は、ひと月10万円。治療費に充てた貯蓄は底をついた。長男は手に職を付けようと公立の工業高校へ進み、長女は周囲からもらうお下がりの服を着る。離婚して生活保護を受けよう…そう考えるまで追い詰められている。ある日、金子さんは医師から「これ以上の治療方法はない」と新たな抗がん剤を勧められる。これまでの2倍、1回10万円の抗がん剤だ。使わなければ命の保障は3ヶ月。命を取るのか、家族にこれ以上の我慢を強いるのか…彼女は逃れられない選択を突きつけられている。
 
ナレーター:近藤麻智子
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
2月21日(土)24:30〜
2009年2月22日(日)/30分枠 24:55〜

シリーズ「命の値段」(2) 増える国保難民

制作=高知放送
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腹水がたまり病院に駆け込んだ男性。肝不全で3日間点滴を受け、治療費は約6万円。国保税を滞納し保険証がないため、医療費は自費で払うしかない。一方、夫と娘と3人暮らしの女性はここ数年、1ヶ月限定の短期保険証をつないできた。配管工の夫の仕事が途切れ始めた5年程前から保険料を滞納している…。こうした正規の保険証を持たない人は増え、高知県では国保加入世帯の1割に迫る勢いだ。そして「国保難民」たちは正規の保険証を没収された上、滞納している保険料(税)に他の税と同じ年利14.6%の延滞金が課せられ、いわば「二重の罰」に苦しんでいる。病院のソーシャルワーカーらは、医療が必要なのに受診せず命を落としていく人が増えることを懸念している。
 
ナレーター:玉川紗己子
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
2月28日(土)24:30〜
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