2009年7月5日(日)/30分枠 25:00〜

ホーム そらまめ      “独り立ち”までの3年間

制作=読売テレビ

大阪市西淀川区にある“ホームそらまめ”。4年前、大阪府と市から補助金を受けて設立され、児童養護施設や少年院などを出た少年を受け入れている。生まれてすぐに両親が離婚、親権を持った父親も病気を患い、乳児期から施設で育った野村慧くん(18)。人とのコミュニケーションが不得手な「発達障害」という困難を抱えていた。ホーム長の藤川栄治さんは一緒に職を探し、ささいなことでもやり遂げたら褒める。仕事を途中で辞めた時には職場に頭を下げ、慧くんには「心配するな。仕事はなんぼでもある」と励まし続けた。やがて、投げやりで無気力だった慧くんが、肯定される体験を積み上げるうちに変化を見せ始める。
※静岡第一テレビ 知事選特番のため 25:15〜
ナレーター:斉籐 由貴
2009年7月12日(日)/30分枠 24:55〜

足利事件・暴かれた冤罪      700日の取材記録

制作=日本テレビ
写真
1990年、渡良瀬川の河川敷で4歳の女の子が遺体となって発見された「足利事件」。無期懲役が確定していた菅家利和さん(62)が釈放された。「自分はやっていません」17年間そう訴え続けた菅家さんと「自供は不自然」という人々の声。目撃者はなく、秘密の暴露もなし。だが、そんな多くの声を当時のDNA鑑定が黙殺し、最高裁判官の判断すら誤らせた…。日本テレビ取材班は独自に調査報道を続けた。不自然な状況や自供内容は次々と崩壊していく。そして、獄中との往復書簡は、我々が触れることのできる菅家さんの唯一の本音だった。DNA再鑑定を経て「再審前の受刑者の釈放」という異例の事態に至るまでの全記録。
ナレーター:大塚芳忠
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
7月18日(土)24:30〜
2009年7月19日(日)/30分枠 24:50〜

生活保護ビジネス      福祉施設の“闇”に迫る

制作=日本テレビ
写真
家電を修理する仕事で食いつなぎ、サウナや公園で寝泊まりしていたAさん。ある日、男から「寝ているだけで食事と寝床が保障される所がある。小遣いももらえる」と声をかけられてついていった。それはNPO法人が運営する第2種社会福祉事業で、ホームレスなどに無料や低額で居室を提供する「無料低額宿泊所」だった。存在そのものは合法だが、宿泊所を住所として生活保護を受給。しかし部屋代や食費などの名目で経費を引かれ、本人の手元には2,3万円しか残らないという場合が多い。Aさんも一度も全額もらったことがないという。ホームレス支援をする市民団体や弁護士らは「生活保護ビジネス」として批判している。
ナレーター:山本真純
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
7月25日(土)24:30〜
2009年7月26日(日)/30分枠 24:50〜

こちら西伊豆、週末診療所      医師偏在に挑む

制作=静岡第一テレビ
写真
過疎化が進む静岡・伊豆半島の西海岸に、6年前開設された「西伊豆眼科クリニック」。朝から大勢の患者が列をなす。診療は毎週土・日だけ。静岡や東京などで働く医師5人がローテーションを組んで過疎地の眼科医療を担っている。高齢者の多くは白内障などの眼病を抱えているが、ここができるまではバスに乗って1日がかりで通院するか、そのまま放置して症状を悪化させていた。“週末診療”は、深刻な状況にある医師不足と医師偏在の解決策になるのか?静岡市在住で平日は横浜、週末はフェリーで伊豆のクリニックに通う大高功院長(42)と、瀬戸内海の巡回診療船、山形に飛行機通勤をする医師らを通じて考える。
ナレーター:磯部 弘
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
8月1日(土)24:30〜
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