2009年9月6日(日)/30分枠  24:50〜

隣町まで25時間 産めない島…小笠原の女たち     

制作=日本テレビ

医療訴訟のリスクを回避するためか「産科として診察はするけど、出産は受け付けない」そんな産科医が増えている。そして、救急車で妊婦がたらい回しにされる事態も…。東京都下に、たとえ産みたくても産婦人科医がいないため産めない島がある。乗船ができなくなる「妊娠32週」になる前に大きなお腹をかかえ、船で25時間かけて内地へ渡らなければならない小笠原村。切迫流産などの緊急事態でも、隣町まで25時間。番組は、3月末に内地に渡り、6月末に帰島した片岡春美さんに密着した。島を出る直前の検診では「異常なし」だった春美さんだが、東京に着いてすぐの検診で逆子になってしまっている事が判明した。
ナレーター:槇 大輔
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
9月12日(土)24:30〜
2009年9月13日(日)/55分枠  24:50〜

法 服 の 枷      沈黙を破った裁判官たち

制作=中京テレビ

「裁判所という大きな組織、その中で出世を重ねるには上司に気に入られなければならない。幾つかの事件では真実は消え、被告人は泣いた」これは36年前、初めて「自衛隊の憲法九条違反」を認定した福島重雄さん(78)の日記だ。判決後、再び裁判長の椅子に座ることはなく、小さな家庭裁判所で退官の日を迎えた。「最高裁の人事制裁だったのだろう」と振り返る。1人が年間300件もの裁判を抱えることもあるという現状。「裁判が効率化し、官僚化する裁判官たち。その多くが良心と保身との狭間で葛藤している」と語る元裁判官もいる。市民参加の「裁判員制度」が始まり、“開かれた”と盛んにアピールされる反面、依然、“閉鎖的”との印象が拭えない現実を検証する。
ナレーター:中里雅子
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
9月19日(土)24:00〜
2009年9月20日(日)/30分枠  24:50〜

検証 30トンの死角      トレーラーに潜む“横転の危険”

制作=中京テレビ

賑やかな車内…悲劇は一瞬だった。今年5月、名古屋市港区で、隣を走る24トン大型トレーラーが横転。乗用車に乗っていた二人は即死だった。しかし、一度は“容疑者”とされたトレーラーの運転手は処分保留で釈放。「横転の原因がはっきりせず、運転手の過失を立証することは難しい」とされた。事故当時、トレーラーが示していた時速は47km。法定速度内で過積載も無かった。大型トレーラーの横転事故はこの2年間で87件にのぼる。一般トラックの4倍近い。それはなぜか?増えるトレーラー、運転手がコンテナの中身を知ることが出来ない現実、そして法整備の遅れ…検証の末に様々な問題が浮かび上がってきた。
ナレーター:増田 晋
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
9月26日(土)24:30〜
2009年9月27日(日)/30分枠  24:50〜

あさみさんの魔法の足      〜指でつかんだ人生〜

制作=山形放送

足の指で包丁を持ち、器用に白菜を刻む山形県天童市の伊藤あさみさん(72)。掃除や洗濯も足で、裁縫も得意だ。生まれた時、脳性小児まひで両手の力を失った彼女は、障害を理由に小学校に入ることもかなわなかった。何もかも母親頼りだった娘に、ある日、母あさゑさんはこう言った。「足で箸を持ちなさい!」人に頼らないで生きていくことを教えたかったという。食事、着替え、字を書くのも足で…。出産後も手で抱くことが出来ない娘を、風呂敷に包んで口で運んだ。あさみさんは今、学校や少年院で「命の学習会」と題して、親からもらった命のありがたさと、人はやれば出来る、ということを伝えている。そしてある日、網膜症の手術で両目の光を失った女性と出会う。
ナレーター:木原 実
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
10月4日(土)18:30〜
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