2009年12月6日(日)/55分枠  25:00〜

ひ だ ま り      今治大浜1丁目 6年の記録

制作=南海放送

愛媛県今治市大浜一丁目。全長わずか200メートル、車1台がぎりぎり通ることが出来る小さな路地に、一軒のお好み焼き店「昌万」がある。店主は桧垣瑞穂さん(62)。ミーコちゃんと呼ばれる女性だ。94歳のおしゃれな一人暮らしのおじいちゃんや、学校帰りの子供たち…。皆、ミーコちゃんの笑顔に会いにやってくる。<独居ゆえの別れ…><利便性という名の道路拡張…>そして<100年に1度といわれる不況…>小さな路地に肩寄せ生きるご近所さんたち。その日常の営みの向こうにある「人間のいとおしさ」「地域社会の今」を定点観測し続けた6年間、感動の記録。
*今年度 民間放送連盟賞 テレビ教養部門で最優秀を獲得した作品の短縮版。
ナレーター:小室 等
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
12月13日(日)18:00〜
2009年12月13日(日)/30分枠  26:00〜

ふるさとに舞え!青い鳥     

制作=テレビ信州

里山を生息地とする希少な鳥「ブッポウソウ」。渡り鳥として日本に飛来するのは約500羽。野生生物は個体数が1000を下回ると生存が危ぶまれると言われ、環境省のレッドリストでもブッポウソウは「近い将来における絶滅の危険性が高い種」とされている。長野県内の生息地では、ブッポウソウの保護活動が地域ぐるみで行われてきた。我々は巣箱に設置した小型カメラで子育てから巣立ちまでをつぶさに記録。非常に貴重な映像の収録に成功した。知られざるブッポウソウの生態と、各地で進む子どもたちによる保護活動を軸に、失われつつある里山の環境を見つめ直すネイチャードキュメント。
ナレーター:TARAKO
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
12月20日(日)18:30〜
2009年12月20日(日)/30分枠  24:50〜

アラームに囲まれた命      NICU…医療と福祉のはざまで

制作=札幌テレビ

取材のきっかけは、NICU【新生児集中治療室】のベッド不足だった…札幌でも自宅で生まれた新生児がたらい回しにされ、幼い命が失われた。「なぜベッドが不足するのか」それを検証する中で、3歳になってもNICUから出られない子どもに出会った。生後ずっと入院したままだ。一方、重症心身障害児が360人生活している旭川の北海道療育園。道内のNICUから「子どもを引き取って欲しい」という依頼が相次ぐが、それに答えられずにいる。ベッドが一杯な上、人工呼吸器が必要など、この十年で手のかかる子が急増したことから看護師不足に陥っていた。NICU満床の理由はベッドが足りないだけでなく「出口がない」現実だった。
ナレーター:小山茉美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
12月27日(日)18:30〜
2009年12月27日(日)/30分枠  24:50〜

私、どうしたらいいの?      老人ホームの治子さんと4人の子ども

制作=テレビ信州

もしも、親の介護が必要になったら…。柴草治子さん(88)は3年前、夫の死をきっかけに認知症を患った。しかし、4人の子どもにはそれぞれ家庭や仕事があり、母親の介護を担うことはできなかった。母の“終の棲家”として選んだのは、住み慣れた長野県上田市の老人ホーム。日本で特別養護護老人ホームに入所を希望し、待機している高齢者は38万人。そのかげで仕事との両立ができず、介護を理由に離職する人は年間15万人に上るという。「わたし、どうしたらいいの?」認知症の進行とともに、治子さんはこの言葉を繰り返すようになった。親の居場所は誰が決めるのか?この国の家族の姿と、介護のあり方を考える。
ナレーター:小山茉美
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
1月3日(日)18:30〜
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