2010年5月2日(日)/55分枠  24:50〜

ガンコ親父と7人の子どもたち  酪農大家族16年の記録  

制作=テレビ岩手

NNNドキュメント40年企画(6)
真冬には最低気温が−15度を下回る厳しくも豊かな岩手県田野畑村。ここで5男2女と父母9人家族が共に泣き笑う。吉塚公雄(58)さんは、夏も冬も牛を放し飼いにする究極の自然な酪農「山地酪農」を夢見て、千葉から岩手に移り住んだ。年収100万円にも満たない状態が続いたが、一か八かで始めたプライベートブランド牛乳が軌道にのり、夜逃げ寸前の生活から脱却した。しかし、成長した子どもは酪農のやり方を巡って父に歯向かい、父子は激しく対立するようになった。時に雷を落とすガンコ親父。そして、愛娘との別れ…。家族の絆と対立、そして成長を追ったあたたかな16年間の記録。
ナレーター:中里雅子
=再放送= 5月9日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」/5月10日(月)23:30〜「BS日テレ」
2010年5月9日(日)/30分枠  24:50〜

未来への診断書  水俣病と原田正純の50年  

制作=熊本県民テレビ

NNNドキュメント40年企画(7)
長年争われてきた水俣病未認定患者の救済問題は、この春、裁判所での和解案合意や政府による救済策の受け入れによって大きく動き出した。しかしこれは、熊本県と鹿児島県にまたがる不知火海沿岸の被害の全容と水俣病の病像の解明、つまり「水俣病とは何なのか?」という根源的な問題が解決されないまま「政治的決着」が図られた結果だった。半世紀にわたり水俣病を研究してきた精神神経科の医師・原田正純さん(75)は、常に現場に足を運び、患者の声に耳を傾けてきた。そうすることで、水俣病という全貌の見えない巨大な敵と闘ってきた。がんと脳梗塞を患いながら、今なお現場に立つ原田医師が伝えたいメッセージとは?
ナレーター:中里雅子
=再放送= 5月16日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」/5月17日(月)23:30〜「BS日テレ」
2010年5月16日(日)/30分枠  24:50〜

給食の魔女  揺れる食育の現場から  

制作=日本テレビ

いま、学校給食の現場で異変が起きている。白飯、豆腐に牛乳といった“白いもの”しか食べられない子や、母親の弁当しか興味がない子。そして「いただきます」を言った瞬間、おかずを食缶に返す行列。全国で子ども達の偏食、小食が問題になっているという。東京都内にある小学校の栄養士・関はる子さんは、この道40年のベテランだ。児童からは“魔女”と呼ばれている。「先生の魔法で、僕ブロッコリーが食べられた!」そう自慢する顔が、取材中いくつも給食室をのぞいた。献立、言葉、日々の関わりを通して子ども達を導く“給食の魔女”。おかしくてちょっぴり泣ける「食」のドキュメント。
ナレーター:玉川砂記子
=再放送= 5月23日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」/5月24日(月)23:30〜「BS日テレ」
2010年5月23日(日)/30分枠  24:50〜

時効廃止   娘を奪われた親の闘い  

日本テレビ

年間およそ50件の殺人事件が、時効を迎えている。その時効を廃止する法律が成立した。14年前、上智大学の学生だった娘・順子さんを殺害された小林賢二さんは「遺族の気持ちに時効はない」と立ち上がり、遺族会を発足した。生井澄子さんは娘・宙恵さんを殺害され、近くに住む男が指名手配されるものの、捕まらないまま事件は時効を迎えた。「自分と同じ思いを誰にもして欲しくない」と訴える。なぜ人を殺した犯人が、時間が経つと処罰されなくなるのか…、小さかった遺族の声が大きくなり、ついに時間の壁を取り壊そうとしている。娘の命を突然奪われた2組の遺族の闘いを追った。
ナレーター:あおい洋一郎
=再放送= 5月30日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」/5月31日(月)23:30〜「BS日テレ」
2010年5月30日(日)/55分枠  24:50〜

償いのカタチ  知られざる事件後の無情  

読売テレビ

事件が起き、犯人が逮捕され、裁判で被告に判決が下る。報道されるのは、ほとんどここまで。しかしその後、遺族・被害者にとって真の苦悩が始まる。自分に非がないのに、ガソリンをかけられ火をつけられた女性。皮膚移植の費用など、加害者からは何の償いもない。息子を殺された別の遺族は民事裁判で、加害者2人に対する8900万円の損害賠償命令を勝ち取ったが、6年たった今も1円すら支払われていない。市民感覚を取り入れるため去年始まった裁判員裁判。現在の司法制度は、遺族を本当に救えているのか。法廷では限られた事実しか明らかにされない中、裁判が終わった後の真の現実を追う。
ナレーター:國村 隼
=再放送= 6月6日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」/6月7日(月)23:30〜「BS日テレ」
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