2010年6月6日(日)/30分枠  24:50〜

心の音色を伝えたい 難聴のダンサーから子どもたちへ  

制作=福岡放送

福岡市にあるダンス教室。ダンスを教える西畑絵里さん(28)には音楽が聞こえていない。生まれながらに“重度の難聴”という障害を抱えているからだ。補聴器をつけても聞こえる音はほとんどない。小学生の頃は補聴器をからかわれ、いじめにもあった。そんな彼女を支えたのは幼い頃から続けていたバレエ、そしてダンス。スピーカーに手を当て、その振動で音楽を想像。血のにじむような努力を重ね、高校、大学時代は幾度も日本一に輝いた。ダンスが教えてくれたものは仲間の温かさと夢や目標をあきらめないこと。そんな絵里さんが子ども達と、小学生ダンサー日本一を決める全国大会に挑んだ。
ナレーター:斉藤由貴
=再放送= 6月13日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」/6月14日(月)23:30〜「BS日テレ」
2010年6月13日(日)/30分枠  25:20〜

Signサイン トモヤと交わした約束  

制作=テレビ信州

この春、35歳にして念願の看護学校に入学した長野県の主婦・細川愛さん。くじけそうな時、思い起こすのは長男・朋弥君の笑顔の遺影に誓った約束だった。「お母さん、看護師になるから…」。3年前、朋弥君は小児ガンで亡くなった。7年という短い人生の大半を病院で過ごし、付き添う愛さんは母親の愛情すべてを注いだ。つらい治療が続くなか朋弥君も優しさと笑顔を絶やさなかった。06年12月、病院の院内学級でお母さんの大好きなミスターチルドレンの「Sign」を演奏した朋弥君。これが最後のクリスマスプレゼントになった。息子が亡くなって2か月、母は悲しみを糧に新たな道を歩み始めた。
ナレーター:萩原聖人
=再放送= 6月20日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」/6月21日(月)23:30〜「BS日テレ」
2010年6月20日(日)/30分枠  25:35〜

肝 炎 難 民  カルテなきC型肝炎患者  

制作=テレビ新潟

薬害C型肝炎救済特措法の成立から2年あまり。1万人以上とされる患者のうち救済されたのは約1500人にとどまる。救済の対象となるには、カルテなどの証明が必要だからだ。新潟県加茂市の坪谷昭子さん(享年65)は、三男の宏伸さん(36)を出産した際、汚染された血液製剤を投与された可能性がある。肝臓がんが悪化し、宏伸さんからの生体肝移植で一命を取りとめた。特措法成立後は、カルテがない患者の救済を求めて奔走。しかし去年、再び症状が悪化し死去した。宏伸さんは今、母の遺志を継いで運動を続ける。肝硬変や肝臓がんに進行した患者が救済されない現実と、患者・遺族の苦しみを描く。
ナレーター:中里雅子
=再放送= 6月27日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」/6月28日(月)23:30〜「BS日テレ」
2010年6月27日(日)/30分枠  24:50〜

男たちの介護 老いゆく母と妻と生きる  

制作=読売テレビ

男性介護者100万人。いまや介護の担い手の3人に1人が男性だ。慣れない家事に直面、仕事との両立に悩む男たち。愛する人を最期まで介護したいと思いながら、先の見えない将来に「死」を考える人も少なくない。17年間、町議会議員を務めた木寺喜義さん(56)は、母・コハルさん(82)の介護のため改選に出馬しなかった。母の年金とわずかな農業の収入で生計を立てる。しかし、経済的な負担に直面した。コハルさんの入院費用は生命保険を解約して捻出。「介護貧困」という言葉が身にしみる。一方で、妻の介護のため仕事を続ける男性もいる。よい介護を受けるためには働き続けることが必要だった。逆の選択をした 2人の男性。苦悩と葛藤の日々を追った。
ナレーター:榎木孝明
=再放送= 7月4日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」/7月5日(月)23:30〜「BS日テレ」
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