2010年10月3日(日)/30分枠  24:50〜

ガールズ農場 女子から始める農業改革   

制作=山形放送

「きつい、汚い、儲からない」そんな農業のイメージを変えようとしている女性がいる。去年4月、故郷・山形県内で「ガールズ農場」を設立した高橋菜穂子さん(29)。この春には「農業経験はないけど、やる気はある」という大卒女性3人を農場に迎えた。「お化粧して私服で通勤」はガールズ農場の掟。早速、ミニトマト、ズッキーニ、小玉スイカ。さらには化学肥料を使わない米作りを始めた。次第にたくましさを増す女性たち。ところが、主力のトマトに病気が発生。収穫作業では熟していないトマトを大量にもいでしまう失敗も…。経営黒字化に向け、苦悩する菜穂子さん。それでも「女性が子連れで働ける農場に」と、夢に向かってさわやかに歩んでいる。
ナレーター:山寺宏一
=再放送= 10月10日(日)11:00〜「BS日テレ」/10月10日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2010年10月10日(日)/30分枠  25:20〜

木村拓也が愛された理由

制作=日本テレビ

4月、開幕直後のジャイアンツを悲劇が襲った。巨人・木村拓也コーチがくも膜下出血のため、37歳の若さで急死したのだ。お別れの会、原監督は遺影に向かって語りかけた。「一緒に戦うぞ、拓也…」新米コーチは、若手選手にとってよき兄貴分。そして家庭では、3人の子どもの良きパパだった。長男(小5)の夢はプロ野球選手。パパのひたむきで一生懸命なプレーが、目に焼き付いている。広島市内のお墓には、いつもサイン色紙に記した座右の銘「一生懸命」の4文字が刻まれている。チームのため、そして何より家族のために「一生懸命」に生きた木村拓也さんが残したものは何か?突然の別れから半年。悲しみを乗り越え生きる家族の姿を見つめる。
ナレーター:磯部 弘

2010年10月17日(日)/55分枠  25:20〜

寝たきりアパート さまよう終の棲家   

制作=中京テレビ

わずか4畳ほどの部屋に置かれたベッド。そこにはチューブで栄養をとるお年寄り。窓が一つだけの個室が廊下を挟んでずらりと並んでいる…。「寝たきりの高齢者しか入居できないアパートがある」そんな情報をもとに取材を進めると、秘かに成長する新しい介護ビジネスの姿が明らかになってきた。「入居者は、栄養剤を胃にチューブで送り込まれ、ベッドの上で生かされるだけ。そしてその介護には公金が湯水のように使われている」ある社会福祉士はこう指摘する。制度の隙間をついた不透明な運営実態。しかし病院や施設を追われた高齢者と家族にとって、寝たきりアパートはまさに救世主と呼べる存在だ。「高齢社会ニッポン」の<影>を検証する。
ナレーター:高島雅羅
=再放送= 10月24日(日)11:00〜「BS日テレ」/10月10日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」
2010年10月24日(日)/30分枠  24:50〜

声の無い教室 夢を手話で見る子供たち  

制作=日本テレビ

一昨年春、玉田さとみさん(48)は耳が聞こえない息子・宙(ひろ)君12歳のために学校を開校した。手話には日本語対応手話と日本手話の二種類がある。日本手話はろう者の間で自然発生的に生まれた手段で、明晴学園はこの日本手話で教育する唯一の学校だ。日本の聾学校では長く手話を禁止して来た歴史がある。玉田さんは聾学校に手話を導入して欲しいと申し入れたが、実現しなかった。そこで8年間に及ぶ努力の末に明晴学園を開校させた。今春、中学部に進んだ宙君は野球部を作ったが、部員は一人だけ。そこで、隣接する八潮学園と合同チームを作った。宙君は今、様々な工夫をしてコーチや他の部員とコミュニケーションを取り、練習に励んでいる。
ナレーター:永井一郎
=再放送= 10月31日(日)11:00〜「BS日テレ」/10月31日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2010年10月31日(日)/30分枠  24:50〜

臓 器 提 供 家族が決断するとき 

制作=読売テレビ

今年7月の改正臓器移植法の施行後、脳死下の臓器提供が相次いでいる。普段メディアで映し出される「臓器移植」は、病院から臓器が運び出される場面や、移植を受けた人が元気になった姿だけだ。家族が「愛する人の死をどう受け止め、提供を決断するのか」といった現実は伝えられていない。法改正により、本人の意思はなくても家族が臓器提供を決断できるようになり、家族に寄り添う移植コーディネーターの役割は重要になった。番組では、これまで撮影が許されなかった移植コーディネーターの臓器提供の現場に密着。小林由紀子さん(37)が、息子の臓器提供を決断した家族に向き合う姿を通じ「命のリレー」と呼ばれる臓器移植の原点を見つめる。
ナレーター:尾山憲一
=再放送= 11月7日(日)11:00〜「BS日テレ」/11月7日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
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