2013年9月1日(日)/55分枠  24:50〜

一輪車に夢のせて 心の温度が合ってきた!

制作=青森放送

青森県弘前市の「豊田児童センター一輪車クラブ」は、世界大会で4度の団体優勝を果たした名門クラブ。4年前、父親の転勤で青森市内に転校した中3の倉内彩嘉(さいか)さんは、母親の車で1時間かけて練習に通う。その努力が実り、今年3月団体で挑む全国大会のメンバーに選ばれた。彩嘉さんは、メンバーと力を合わせて演技を作り上げていく中で、ある事に気づいていく…。小6の齊藤隼成(はやせ)くんは発達障害を抱えている。姉の影響で一輪車を始めたが、出来ることが増え、我慢することを覚え、次第に変わっていった。一輪車世界一を何人も輩出してきた北国の小さな児童センター。そこには自分と向き合う子どもたちの、汗と涙と成長があった。
ナレーター:Chiko
=再放送= 9月8日(日)11:00〜「BS日テレ」/9月8日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」
2013年9月8日(日)/30分枠  24:50〜

3・11大震災 シリーズ なぜ、高台へ逃げなかったのか 真相を求める津波遺族

制作=ミヤギテレビ

“助けられた命だったのではないか…”震災の悲劇の真相を追い続ける遺族がいる。東日本大震災で870人が犠牲となった宮城県女川町。七十七銀行女川支店では、13人の行員らが2階建ての屋上へ避難。12人が津波に飲まれ、死亡・行方不明となった。当時、200メートルほど離れた高台には多くの町民が避難し、助かっていた。“なぜ、高台に逃げなかったのか?”1年半後、真相を究明しようと行員ら3人の遺族が銀行を提訴した。原告の1人、田村弘美さん(50)は、長男の健太さん(当時25)を失った。週末、支店の跡地に通い、銀行にも検証を求める署名活動を続け、津波による悲劇を伝えている。「震災を風化させない…」母は“いのちの教訓”を語り継ぐ。
ナレーター:松野芳子
=再放送= 9月15日(日)11:00〜「BS日テレ」/9月15日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2013年9月15日(日)/30分枠  24:50〜

RASEN タクシー運転手殺害と再犯の闇

制作=北日本放送

繁華街を切り裂くパトカーのサイレン音。救急隊員から心臓マッサージを受ける男性。去年春、富山県高岡市で事件は起きた。タクシーの運転手が客に刺されて死亡。直後、カメラは身柄を取り押さえられる老人の姿をとらえた。男は前科12犯、6日前に刑務所を出たばかりだった…。今、日本で再犯者の割合が年々増加している。平成23年は43%と過去最悪となった。中でも職につけない人や住む家がない人の再犯率が高い。犯罪者の更生を研究する専門家は「国の更生保護プログラムに死角がある」と語る。男の人生はほとんどが刑務所の中。暗く、深く、生温かい淵の底で息を潜めながら生きてきた。男の人生をたどりながら日本の更生行政の問題点を探る。
ナレーター:苅谷俊介
=再放送= 9月22日(日)11:00〜「BS日テレ」/9月22日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2013年9月22日(日)/30分枠  24:50〜

人工ボディー 新たな体に魂を吹き込む

制作=読売テレビ

事故や先天的な疾患によって、身体の一部が欠損した人たち…彼らに寄り添いながら“人工ボディー”を製作する技師がいる。福島有佳子さん(42)。徹底的にリアルさを追求し卓越した技能をもつ福島さんの元には、毎日多くの依頼者が訪れる。生まれた時から左手首から先が欠損している松田佳奈さん(19)もその一人。中学時代に人工ボディーを作ったが、違和感がありあまり着けていなかった。しかし大学生になり、お洒落や化粧をして周囲の視線を意識する年頃になった今、装着の機会が増えている。そんな依頼者一人ひとりの心の揺れを、静かに見守る福島さん。「前に進むことをためらう人の、背中を押すことが仕事」と語る女性技師と、人工ボディーによって新たな人生を歩む人たちの姿を伝える。
ナレーター:川田裕美(読売テレビ・アナウンサー)
=再放送= 9月29日(日)11:00〜「BS日テレ」/9月29日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2013年9月29日(日)/30分枠  24:50〜

守ちゃんとよしえちゃん バリカンとガハハ女房

制作=南海放送

老夫婦の日常をカメラが静かに見守る…笑って泣ける日常ドキュメント。愛媛県大洲市。長年連れ添った守(もり)ちゃん(75)とよしえちゃん(74)は、高齢化の進む小さな集落で理容店を営んでいる。守ちゃんは75歳にして衰えを見せぬ現役の理容師。子どもの頃から耳が不自由で言葉数が少ない。一方、10数年前に現役を退いたよしえちゃんの生きがいは、日記がわりにかまぼこ板に絵を描くこと。笑いの絶えない生活。しかし夫婦は、悲しみを背負って生きてきた。相次ぐ子どもの死、大きな病、障害…。日常から見えてくるのは、働くこと、支えあうこと、地域で生きる、ということ。よしえちゃんが描くかまぼこ板の絵からは、人生の価値が見えてくる。
ナレーター:あがた森魚
=再放送= 10月6日(日)11:00〜「BS日テレ」/10月6日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
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