2014年9月7日(日)/30分枠  24:50〜

3・11大震災 シリーズ (56) いつも心に青空を

制作=ミヤギテレビ

東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県仙台市で、去年6月に結成された私設応援団「青空応援団」。メンバーは全員社会人で、20代〜50代だ。彼らの活動は、「頑張っている人を、ひたすら応援すること」。応援してほしい≠ニいう依頼者の元へ駆け付け、力の限りエールを送る。この応援団には、津波で大きな被害を受けた気仙沼市出身の団員、アメリカで心臓の移植手術を受けた息子を持ち、その時支援してくれた人たちへの「恩返し」にと入団した団員などがいる。その応援団が7月、フランス・パリで開かれた日本文化を紹介するイベントに参加した。海外の人に「応援」はどう映るのか?応援は受け入れられるのか?震災から3年半。被災地で生まれた熱い男たちの日々を伝える。
ナレーター:鈴木省吾
=再放送= 9月14日(日)11:00〜「BS日テレ」/9月14日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2014年9月14日(日)/30分枠  24:50〜

兄(おにい) 妹「筋ジスになって絶望はないの?」

制作=日本テレビ

本作はNNNドキュメント44年の歴史上“初”の試みとなる。それは「監督が現役の学生」ということ。大阪芸術大学4年の米田愛子さんが実の兄を描き、本年度JPPA(日本ポストプロダクション協会)賞を受賞した作品があまりに純粋で、心に強く訴えかけてきた。それをぜひ日本中に届けたいと放送を決定した。応募書類に書かれた彼女の製作意図…『私は、筋ジストロフィー患者である兄に対して興味をもっていた。毎週末は友人と出かけ、旅行に行く。アクティブに過ごすことが多い兄。体の苦痛を訴えることはあっても、人生に悲観したような様子や発言は一度も聞いたことがなかった。悲観することはないのか?絶望はないのか?兄を知るべく、私は兄のドキュメンタリーを制作した』
ナレーター:米田愛子ディレクター
=再放送= 9月21日(日)11:00〜「BS日テレ」/9月21日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2014年9月21日(日)/30分枠  24:50〜

山津波 宅地開発の死角 広島土砂災害の教訓

制作=広島テレビ

8月20日、広島市の住宅地を襲った土石流。被害に遭ったのは高度経済成長が進む昭和30年代以降、急速に宅地化されたエリアだ。山々を削り斜面に張り付くように進んだ住宅の建設。28年前マイホームを建てた男性は、土砂災害など予想もしなかった。「裏山は心配だが他に行く所がない」と住み続けることを決めている。5年前、念願の一軒家を購入した30代の男性も住宅に大きな被害を受けた。ローンは残ったまま、先のことは決まっていない。広島市では1999年にも犠牲者32人を出した豪雨土砂災害が発生し、防災体制を強化していたはずだった。しかし被災地は「土砂災害警戒区域」に指定されていなかった。被災者たちは口々に言う。「まさか、うちが…」。土砂災害に見舞われて1ヶ月。広島の宅地開発の死角を探る。
ナレーター:松本光生
=再放送= 9月28日(日)11:00〜「BS日テレ」/9月28日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2014年9月28日(日)/30分枠  24:50〜

会津白虎隊の残映 〜思いは時を超えて〜

制作=山口放送

東日本大震災で被災した若者たちの教育を支援する飯沼一元さん71歳。活動を始めた理由は、その昔、祖父も同じように教育支援を受けたからだ。146年前、祖父は会津藩の「白虎隊士」として幕末の戊辰戦争を戦った。少年たちが集団自決をしたことで知られる白虎隊。祖父はひとりだけ自決に失敗し、生き残ってしまったのだ。さらにその後、仇である長州で養育されたことが、最近になって分かった。長州の山奥の村の庄屋の家に、口伝で、遠く会津から来た少年のことが密かに語り継がれていたのだ。戊辰戦争で敵対した長州と会津には、今もなおわだかまりが残る。飯沼さんは、祖父の汚名をそそごうと調査するうちに、祖父が仇である長州で、教育の場を与えられていたことを知る。
ナレーター:中里雅子
=再放送= 10月5日(日)11:00〜「BS日テレ」/10月5日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
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