過去の放送内容一覧2016年8月
-
2016年8月28日(日) 24:55記憶の回廊
徘徊と行方不明者「まさか想像できなかった」と語る富山県高岡市の76歳の男性。認知症の妻が病院から帰宅して4日後に行方不明となり、用水路で遺体で見つかった。妻の徘徊はこの時が初めて。男性は「玄関に鍵をかけておくべきだった」と悔やむ。認知症の徘徊による行方不明者は去年全国で1万2000人を超えた。そのうち400人余りが命を落としている。徘徊と老老介護の厳しい現実。認知症を支える社会の実現には何が必要なのかを探る。 -
2016年8月21日(日) 25:0518歳・・・生徒手帳と私の一票18歳から選挙で投票できるようになった今年、愛媛のすべての県立学校が「選挙運動」や「政治活動」の届出を校則で義務化し生徒手帳などに記された。学者らは憲法違反と猛反発し教育現場も混乱。そこには60年前から県教育委員会に「モノ言えぬ」学校現場の体質が脈々と続いていることが取材から分かってきた。そんな中、届出制という"縛り"の中で動き出した高校生たち。愛媛独自の届出制から18歳の権利について考える。
-
2016年08月14日(日) 25:05命の砂時計
ママの"がん" どう伝えるもし、あなたが突然に「命の砂時計」を渡されたら...重度のがんを宣告された濱田友規さん(35)は、幼稚園に通う息子の母としてその立場にいる。子育て世代のがん患者の多くは、幼い我が子とどう向き合っていけば良いのかに悩んでいる。「親のがんをどう子どもに伝えるのか?」「母として子どもに何を残す?」「大切な人の為に懸命に生きるとはどういう事なのか?」彼女は探し求めている、タイムリミットを生きるという、その意味を... -
2016年8月7日(日) 25:05ホルスタインと落下傘
~秋田・戦後開拓70年 若者の選択~秋田県鹿角市田代平は、戦後開拓された標高600メートルの酪農地帯。小林大峰さん(24)はこの地区で最も若い農業後継者。乳製品の輸入拡大やエサ高騰の影響で、厳しい経営を強いられている。たったひとりの同級生の小川隼人さん(23)は、酪農の仕事を継がずに陸上自衛隊のパラシュート部隊に入った。折しもTPP交渉がまとまり、安保法も成立、目指す道は違っても、国の政策と関わりの深い仕事を選んだ2人の若者の生き様を追う。