過去の放送内容一覧2016年11月
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2016年11月27日(日) 25:05青い目の人形の涙
〜子どもたちとあの戦争〜89年ぶりにアメリカから静岡へ里帰りした人形「富士山三保子(ふじやまみほこ)」。 風化による亀裂の修理を終えて再び海を渡る。昭和の初め、日米関係が悪化する中、平和の使者として人形交流が行われた。しかし戦争に突入。富士山三保子などアメリカに贈った人形の多くは大切に保管されてきたが、日本に贈られた1万3,000体もの「青い目の人形」はほとんどが処分された。一方で戦禍をくぐり抜け現存する人形も―当時を知る人たちの証言から、その真実を探る。 -
2016年11月20日(日) 25:05コイズミワー
~守り人マタギとクマ~クマやウサギなどの野生動物を集団で狩猟し、生活してきた山形県のマタギたち。 しかし、後継者難により、その文化は存亡の危機を迎えていた。さらに、福島第一原発事故により、クマ肉は出荷制限される。慣れない署名活動を行い、4年かけて地域限定の部分解除を勝ち取った。 ことしはクマが人間を襲う出来事が相次いだ。クマとの共生とは何か... 初めてクマ狩りに同行した若者の姿を追いながらマタギの奥深い文化を伝える。 -
2016年11月13日(日) 25:05いのちいただくシゴト
〜元食肉解体作業員の誇りと痛み〜さかのぼれば、食べる"肉"はすべて命だった。。 元食肉解体作業員の坂本義喜さんは小学校で講演し、 動物を肉にするまでの話を子どもに伝えている。 差別の体験も隠さない。「被差別部落の話を蒸し返さないでほしい」と言う同僚に 「今の時代だからこそ正しい事を語らなくては」と訴える。 深い悲しみを背負い、時代を変えたいという決意で活動する坂本さんを通して、 食肉解体の現実、命をいただく仕事をしている人たちの姿を伝える。 -
2016年11月6日(日) 25:055万人に1人の私
~トリーチャー コリンズ症候群に生まれて~顔が人と違うから...。生まれた瞬間から好奇の目にさらされてきた女性がいます。 山川記代香さん(22)。「トリーチャー・コリンズ症候群」という顔の骨が十分に発育しない先天性の障がいがあります。人の視線におびえた彼女が前向きになったのは、高校時代のある出来事がきっかけでした。今、市役所の社会福祉課職員として生きる彼女。支えられる側から支える側へと変わり、障がいやコンプレックスを抱える人に伝えたいこととは?