過去の放送内容一覧2018年5月
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2018年5月27日(日) 24:55安住の地はどこに
~札幌・11人死亡火災~「もう死ぬと覚悟していた」。炎が迫る部屋から救出された女性は、恐怖の瞬間をそう語った。今年1月、北海道札幌市の共同住宅で起きた火災は、11人が死亡する大惨事となった。共同住宅を運営していたのは、生活困窮者を支援する民間の会社で、犠牲者の多くが生活保護を受給する高齢者だった。老朽化した建物に身を寄せ合って暮らしていた高齢者たち。生存者の証言から被害が拡大した背景と困窮者支援の現実を追う。 -
2018年5月20日(日) 24:55わが子を看取る
おうち診療所ですごした3か月米田一華ちゃん(4)に残された時間はあとわずか。ママとパパと妹、そして間もなく弟が誕生予定の家族が、一華ちゃんの最期を迎える場として選んだのが病院と自宅の間のような"おうち"診療所でした。難病の子が家族と一緒に暮らしながら医療ケアを受けられる全国でも数少ない施設を舞台に取材班は、幼い子の看取りまでの家族の葛藤と苦悩、その果ての決断を記録。リアルな映像を通して、子どもの終末期医療の充実を訴えます。 -
2018年5月13日(日) 24:55【拡大枠】南京事件Ⅱかつて日本が行った日中戦争や太平洋戦争。残された兵士のインタビューや一次資料を分析、さらに再現CGで知られる事のなかった戦場の全貌に迫る。政府の公式記録は、焼却されるなどして多くが失われた。消し去られた事実の重みの検証を試みるとともに現代に警鐘を鳴らす。
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2018年5月6日(日) 25:00ついのすみか 限界集落6人広島県の北西部に位置する安芸太田町・那須集落。町の中心部から車で30分の山に囲まれた集落に暮らすのは、4世帯6人。78歳から89歳の高齢者ばかりだ。冬の間の住民は2人。4人は町の施設で冬を越す。集落消滅の危機を感じながら、それでもここに住み続ける理由がある。そんな集落に、一度は故郷を離れた65歳の男性がこの春、戻ってくる。ついのすみかをつなぎとめようとする住民たちの日々を見つめる。
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2018年4月29日(日) 24:55ゆりかごから届く声
~赤ちゃんポスト11年~親が育てられない赤ちゃんを匿名で受け入れる日本唯一の赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」が10年を迎えた。託された子どもは130人。命を救うために設置されたが、出自のわからない子どもを生み出し、母子ともに危険な自宅出産の割合が多いことがわかってきた。一方でポストがある病院には多くのSOSが寄せられ望まない妊娠をした女性の駆け込み寺に。赤ちゃんだけでなく孤立した母親を救うため病院は新制度の検討を始めた。