過去の放送内容一覧2018年7月
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2018年7月29日(日) 24:55つなげるか未来へ
~豪雨1年 ローカル線の光と影~去年の九州北部豪雨で、線路や鉄橋が濁流に押し流され、不通となったJRの2つの路線がある。豪雨から1年、2つの路線は、復旧をめぐり大きな差が出た。そこからみえてくるのは、鉄道事業が、地域の中で果たす役割と、存続していくための厳しい現実。突然の災害によって浮き彫りになった赤字路線を存続するための大きな負担。それを誰が担うのか。関係者への取材を通じて、鉄道が通る多くの沿線が抱える課題を掘り下げていく。 -
2018年7月22日(日) 24:55彼女が見ていた景色
~山下弘子の生き方~今年3月、山下弘子さんが亡くなった。25歳だった。19歳の時に肝臓がんが見つかり、余命半年の宣告。再発転移を繰り返した。彼女はどんな状況でも「全てのことには意味がある」と力ある言葉を語った。生きることを決して諦めないその姿勢は多くの人に勇気を与えた。その「強い言葉」の裏にあった葛藤、そして、愛する人や家族の支え...4年間に渡って弘子さんを見つめてきた私たちは"彼女が見ていた景色"を探した。 -
2018年7月15日(日) 25:05今日も、海の庭で・・・
〜スナメリと生きた13年〜山口県下関市、1日千隻の船が行き交う関門海峡を臨む三軒屋(さんげんや)海岸は、海を見つめる上崎美代子さんを中心にいつも賑わう。視線の先にいるのは『スナメリ』。絶滅の危険性が高い世界最小のクジラだ。上崎さんは海岸に現れるスナメリを13年間毎日のように観察してきた。癌の宣告を受けても、海岸に通う上崎さん。そこはまるで『庭』のようだという。その『海の庭』で上崎さんの思いは広がっていく。 -
2018年7月8日(日) 25:05犬の骨の花6年前、捨てられたペットたちが殺処分されている事を知った青森県立三本木農業高校の生徒たちは、「命の花プロジェクト」を立ち上げました。これは殺処分された犬や猫の骨を砕き土に混ぜ、花を育てて頒布することで、命の尊さと殺処分の現状を伝える活動です。3年生の豊川千裕さんは「骨を砕くのは本当に辛いけど、これで殺処分ゼロを訴えたい」といいます。八甲田を望む農業高校で、真剣に命と向き合う高校生たちを追います。
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2018年7月1日(日) 25:35マルキの闇
兵庫県警連続自殺の真相は・・・2015年秋、兵庫県警機動隊の若き警察官2人が相次いで自殺した。幼い頃からの夢を叶え、警察官の仕事に誇りを抱いていた2人。木戸大地巡査は、遺書に先輩隊員からのパワハラを示唆する内容を綴っていた。なぜ自ら死を選んだのか―警察組織を相手に立ち上がった木戸巡査の父親。しかし、警察が開示したのは、真っ黒に塗りつぶされた調査報告書だった。黒塗りの奥には何が隠されているのか。父の執念の闘いを通して真相に迫る。