• 取材日記  

忘れらんねえよ 取材日記#003


「忘れらんねえよ」の担当になって、かなり序盤に思ったこと。
みなさんもきっと気になっていることかと思いますが…
『このバンド名は一体どこからやってきたのか??』

メンバーに初めて会う前
スタッフさんとの打ち合わせの際に、バンド名の由来を聞いてみた。
すると…
「そういえば、何なんですかね」
「気になったことなかったんで…聞いてみたこともないです」
いやいやいや!
忘れらんねえよ、って、相当変わったバンド名ですよ。
なのに気になったことがないから由来も知らないって…!

このことに限らず、
忘れらんねえよのスタッフさんには、なんだかいえいえそこまで強くはプッシュしてません!という、どことなく平熱の空気感が共通して漂っていて、でもバンドのことはものすごく愛していて、もうこいつらしょうがねえなあ…的なスタンスが逆に強い信頼関係を感じさせたりもしました。

話は戻って
仕方がないので、ボーカル柴田君本人にバンド名の由来を聞いてみたところ
曰く「そんなに意味はない」とのこと。
「なんとなく、次バンド組んだら『忘れらんねえよ』にしようと思ってたんですよねー」だそうです…。
「それより、僕が前に組んでたバンド名が女殺団(にょさつだん)っていう名前だったんですよ、すごく良いバンド名でしょ!」
そのセンスが眩しいです。

さて今週でひとまず忘れらんねえよの特集はおしまいですが、前にお知らせした通り「電撃バップ」という無料イベントもあったり、ライブ活動をそこそこ活発にやっています。
一度生で見ることをおすすめしますよ。登場からMCから何から何まで、テレビでお伝えするよりもずっと最低で、とにかくヘタレで最高です!

点線

Half-Life 取材日記#001


まず歌詞を見て大声を出してしまうくらい驚いた。「えっ、これ誰の歌詞?渡す資料間違えたんじゃない?」と。それ程、全く違うバンドと言って良い程歌詞の書き方が変わっていた。

彼等の名はHalf-Life。我々としては今回3度目の密着取材となる。

前回の密着時に「J-POP」のヒットで「人に伝わる歌詞」の書き方を見つける事が出来たVo.上里。
その言葉の通り前作「tabel」の収録されてある曲の歌詞はこれまでは一瞬一瞬を切り取ったようなソリッドな歌詞だったのに対して所々に泥臭い言葉が散りばめられたものに変化していた。

しかしどうだろう今回は。
もう泥臭さまっしぐら、ストレート一直線。もう180度方向転換したような歌詞に変化していた。

実際に会って聞いてみると今回はメンバー全員で考え抜いて捻り出したものだと言う。そして「今の僕たちの状況がそのまま書かれてます」とも。

その発言を受けてではないけれど、きっとこのミニアルバムには「現代を生きる全ての人に通じるもの」が詰まっているような、そんな気がする。
必死で、死に物狂いで、毎日頑張っているのに、全然上手くいかなかったり、誰にも認めて貰えなかったり。もう止めようかなとも思うけど、反面諦めたくもない。そうやって悩んで苦しんでもがき続けるそれぞれの人生のドラマがこの6曲に詰まっている、僕はそんな風に感じたりして。

暗闇の先を照らす強い"光"ではなく、暗闇で俯く気持ちを少しだけ奮い立たせてくれるような。
寄り添って自分が決して1人じゃないと教えてくれる"体温"。

悩んで、苦しみ続ける彼等が見つけた答えがこの優しいものであって、僕は嬉しく思った。



bn
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