ランドセル、おばあちゃんになっても...。

南三陸の阿部穂菜美ちゃんg.jpg

宮城県南三陸町に住む阿部穂菜美ちゃん。
震災後3月末に避難所で取材した当時は小学6年生。
アニメが好きで剣道が特技。
はにかんだ笑顔がとても可愛い女の子でした。

穂菜美ちゃんは、津波で家も小学校も流され、
ランドセルも教科書も、服も靴も、アルバムも、すべてを失いました。

おととい、彼女に再び会いに行きました。
避難所を出て公営住宅に入り、地元中学での学校生活が戻っていました。

嬉しそうに見せてくれたのは、
津波に飲み込まれたはずの赤いランドセル...。

後日、被災した小学校の教室から見つかったそうです。

泥にまみれて、ゴシゴシこすると赤い色が浮き出て、
マジックで書いた自分の名前がでてきました。
6年間の思い出と証を取り戻した気がして、大喜びしたそうです。

「ずーっと、このランドセルは持ち続けます。
おばあちゃんになったら、あのとき津波でね・・・なんて教えるの」

穂菜美ちゃんと一緒に津波を乗り越えた、赤いランドセル。
これまでも、そして、これからも、
彼女の人生を刻んでいきます。

2011.7.14 小西美穂

ごぼうのしっぽ

ヌートリア01.jpg

害獣「ヌートリア」を取材してきました。

岐阜県と岡山県に多く住む外来生物です。

ねずみの仲間ですが、太った雄猫ぐらいのサイズです。

しっぽは・・・。


みてください。

http://www.news24.jp/articles/2011/03/09/07177539.html
(日テレNEWS24にて動画配信中)


2011.3.10 小西美穂

心の負担増える就活学生

今回のテーマは

「就活学生のメンタルケア」でした。

あす3月2日(水)20時から日テレNEWS24でも放送し、

さらに詳しく解説する予定です。


今回は都内の就職セミナーや大学などへ行って、

いろんな大学生と会って話をききました。


「すべてに自信がなくなりました」。

100社受けて落ち続けたという学生が心情を吐露してくれました。

ハローワークでは、突然泣き崩れる学生もいたといいます。


なかなか人に相談できず、孤立し

心のバランスを崩してしまう就活学生の現実を目の当たりにし、

「元気な心」を取り戻して欲しいと思いました。

キャリア支援だけでなく、メンタル支援も必要となっています。


2011.2.22 小西美穂

日本一寒い町⑤

酪農2.jpg酪農.jpg

陸別町にある「佐藤牧場」の佐藤さんです。

町の主要産業、酪農の現状を取材させていただきました。

陸別町の酪農は、大規模化が進んで、

後継者がいなくなった小さな家族経営型の牧場は、

ひとつ、またひとつと、

つぶれてしまっているそうです。


極寒地での酪農。

佐藤さんが牛の搾乳をする時間におじゃまし、その様子をみせていただきました。

一頭、一頭、牛の健康状態をみながら手際よく作業を進める佐藤さんご夫婦。


佐藤牧場では、搾乳は朝夕1日2回。えさやりは1日6回。

どんな日も、365日続けなければいけません。

搾乳しないと、牛の乳がはって、病気を引き起こしてしまうそうです。


過酷なお仕事と向き合う生産者の方々のご苦労を、目の当たりにしました。


きつい仕事に、なかなかお嫁さんが来ないことも深刻な問題だそうです。


極寒体験を売りにした「しばれフェスティバル」。

実は地元の若者の"陸別離れ"をくい止めるため、

町の若者同士が結束を固める交流の場にもなっているそうです。


過疎と高齢化、そして孤独。

現代の問題は、日本各地で起きています。


現状を報じるだけでなく、どんな前向きな提案があるのか。

もっと取材を深めてお伝えしていかねばなりません。

2011.2.17 小西美穂

日本一寒い町④

陸別町ハッキンカイロ

北海道陸別町で取材した萩原さん親子との写真です。

徳子さん、長女の愛香理(あかり)ちゃん、次女の嬉羅理(きらり)ちゃん。

極寒の町での暮らしをみせていただきました。


後ろに映っているのは、まきをくべるストーブです。

大きな鍋には、湯たんぽで使うお湯が沸いていました。

まきストーブがない炊事場では、サラダ油が凍っていて・・・ビックリ。

氷点下28.8度の朝は、水道の蛇口からつららがでていたそうです・・・。


萩原さん一家、本当に素敵なご家族でした。

ちょうどこの日は長女の愛香理ちゃんの14歳のお誕生日。


次女のきらりちゃん。

2階の部屋は暖房がなくてすごく寒いのに、なかなか出てこないと思ったら、

一生懸命お絵かきをしていました。

お姉ちゃんにプレゼントする手製のメッセージカードです。


誕生日ケーキは、お母さんの手作り。町にケーキ屋さんはありません。

「ないものはみんな作るんです」。笑顔でこたえるお母さん。

世界で一つしかないハッピー・スイーツです。


厳しい自然の中に、心豊かな生活がありました。

そんな温かさに触れて、スタッフみんな、心があったまりました。

記者をやっていて、良かったなーって、実感できる瞬間です。

ちなみに現在中学2年生の愛香理ちゃんの夢は、「看護師になること」。

小学5年生のきらりちゃんは、「パティシエになること」です。

2011.2.16 小西美穂

日本一寒い町③

2011020518060000.jpg陸別町カメラ.jpg

取材も大変でした。極寒地での撮影。
機材が凍ってしまって、動かなくなってしまう事態もあります。
現地の札幌テレビのカメラマンに話をうかがって、防寒装備を用意しました。

右はカメラの防寒カバー。
左は機材防寒のために持参したハッキンカイロ(商品名かな)。

使ったことありますかー?ハッキンカイロ。

私は小さい頃使いました。
毎朝、母がベンジンを入れて、火をつけてふたをして
そんで古いパンストの中にいれて、腰に巻いてくれて、学校に行ってました。
すんごく熱くなるので、おへそのところ、やけどしちゃった記憶があります。

ああ昭和だ・・・(笑)

でも、このカイロ、めっちゃ効力を発揮して、大活躍でした!!!

2011.2.15 小西美穂

日本一寒い町②

陸別町氷点下19度駅前

町の中心部で、朝7時すぎに撮影した写真です。

朝の通勤時間帯だというのに、人影はまばら。
作業着姿の50代ぐらいの地元の男性をバス停で発見!インタビューに・・・。

小西 「寒くないですか?」
男性 「大したことない。きょうは」

小西 「素手ですよね。大丈夫ですか?」
男性 「大したことない。あたたかいから」

小西 「じゃあ、何度になったら、手袋するんですか?」
男性 「二十・・・九度かな」
小西 「29度!? マイナス29度!? ・・・・(絶句)」

陸別町の気温の呼称は、マイナスでもマイナスをつけません。
なぜなら、ほとんどマイナスだからです。

10度台では「きょうはあたたかい」とおっしゃいます。
(何度も言いますが、マイナス10度台ですよ)
20度をこえると「しばれる」(=凍える)とおっしゃいます。

この男性はマイナス29度でしばれるのか・・・。


2011.2.14 小西美穂

日本一寒い町

陸別町しばれフェス.jpg

先週末から4日間、「日本一寒い町」として知られる
北海道陸別町(りくべつちょう)に行って来ました。

本日オンエアです。

ストーブなしで氷のかまくらで一夜を明かす「人間耐寒イベント」を取材し、
マイナス22度を体験しました。
この写真はまだ体験する前の顔・・・。
ちょっと笑っていますでしょ。ひきつっている、というか。
マイナス12度ぐらいのときの写真です・・・。

極寒の町の暮らしとはどんなものか、紹介したいと思います。


2011.2.11 小西美穂

newsな現場

ついに放送にこぎつけました。
私が担当する「newsな現場」コーナー。
7月7日に「国産うなぎがピンチ?」企画をOAして以来、
実に3か月半ぶりの放送となりました・・・。

この「newsな現場」とは、
事件、事故、経済、身近な話題、ジャンルを問わず、
ニュース性がある現場に私自身が行って、
普段のストレートニュースではわからないところまで掘り下げて取材するコーナーです。

当初は隔週水曜日OAとなっていましたが、
なかなか時間がかかるものもあり、今回の「国民健康保険の危機的実情」は
特に時間を要してしまいました・・・。

「取材とはな、10を調べて1を書くようなものなのだゾ!」

私が駆けだしの記者の頃は先輩にこういわれて
取材の努力を惜しまぬよう教わりました。
まさしく、テレビで10分ほどの調査報道、検証企画にするには、
色んな角度から膨大な取材をコツコツ、縦糸と横糸をからませるように
積み重ねく作業を必要とします。

ホッと一息・・・。
みなさんが、これからの保険制度のあり方、少しでも考える一助になっていれば
嬉しいです。

次のテーマは・・・。もう着手していますよっ。
がんばります!

2010.10.21 小西美穂

レスパイトケア

20100829.jpg今回の企画テーマは、日本であまり知られていない"レスパイトケア"の必要性です。宇都宮市の瓦井尊(たける)くんのご家族の取材を通してお伝えしました。
尊くん(9)は出産時にへその緒がまきついてしまい、低酸素性虚血性脳症という病気になりました。自宅では24時間の医療的ケアが必要です。
ご両親は、過酷な介護の日々に心身共に疲労の限界に達しておられましたが、"レスパイトケア"によって立ち上がれました。

"レスパイト(=RESPITE)"とは「一時的な休息」という意味。
今、医療の分野で、重い障害を持つ子供たちを在宅で介護しているご家族が、過酷な在宅介護から離れ、一時的にでも心身が休まる場所が必要だという意識や運動が広がり始めています。イギリスでは「子どもホスピス」という施設があり、人工呼吸器など医療的ケアが必要な重症児を家庭的な施設で預かり、ご家族に安心して休息をとってもらうサービスがすでに確立されています。写真は大阪市立総合医療センターの小児科医らが中心となって設立に動いている「日本版子どもホスピス」のパンフレット。日本でもこうした動きが広がり始めています。

こうしたレスパイトを求める心の余裕すらもてず、慢性的な睡眠不足や孤立感に悩まされているご家族が多くいらっしゃいます。
そのことを訴えるために、瓦井さんをはじめ関係者の方々が取材に応じてくださいました。
本当にありがとうございました。

いま日本では病院から在宅医療(=地域)へとどんどん切り替わっています。病院から出ることは、家族一緒の生活ができることだけれど、そこに福祉の手が及ばず、過酷な介護に負けまいと必死に生きていらっしゃるご家族がたくさんいらっしゃることを、取材で知りました。医療と福祉のはざまで見過ごされている現実を、みなさんもまず知って欲しいと思いました。そして全国の自治体でこうした取り組みが広がることをのぞんでいます。私も引き続きこの問題を取材していきます。


2010.8.27 小西美穂

土用の丑

「NEWSな現場」小西です。

今回のテーマ"うなぎ"。
ゲンバは愛知県三河湾のウナギ養殖場に始まり
都内の老舗店からチェーン展開の格安うなぎ店、中国うなぎのPRイベント...
連日うな丼を食べて取材を乗り切りました(笑)。

実は私、うな丼が大好物!
山椒は嫌いなので山椒ふりかけずにいつも一気食べしてしまいます。

でも関東と関西って焼き方が違いますよね。

忘れもしません。

それは2001年、ロンドン特派員に赴任する時のこと。

当時大阪の読売テレビ記者で、関西の安い鰻丼しか食べたことのなかった私に
「しばらく海外では食べられないから」と、当時の外報部長が
会社近くの「高級老舗うなぎ店」に昼ご飯に連れて行ってくれたのです。

その、美味しかったこと。美味しかったこと。
ふんわりして、硬めのごはんとからみあって...
ほっぺたがこぼれおちる、そんな至福のランチタイムでした。

このとき、関西とは違って、東京のうな丼は"蒸して焼く"ことを初めて知ったのです。

衝撃にも近い私の"東京うな丼初体験"でした。

外報部長、あらためて「ありがとうございました!!」
この際、実名で言いましょう。元田さん!感謝です!

でも、あのとき特派員の教訓とか教えてもらってたはずですが
実は美味しくて何も覚えていません。
あー。すみません・・・。

2010.7. 8 小西美穂

"1歳児問題"って深刻です...。

「NEWSな現場」の小西です。
きょうは待機児童の問題をとりあげました。

みなさんは待機児童で困っている方々の話をきいたことありますか?
私はきちんときいたことがなかったので、
今回の取材で初めて問題の深刻さを知りました。

保育所に入れない待機児童の7割が
「1、2歳児」だったのですね。
育休明けのママのニーズが高いのに、保育所の受け皿が追いついていない...。

1歳からでは競争率が高くて保育所に入れないので
本当は預けたくないのに、ゼロ歳から保育所に預ける。
つまり"1歳の枠をゼロ歳から確保"するママがでているそうです。
育休を1年間とれるし、本当は育休とって保育したいのに...です。

こうなると育休の制度の趣旨からかけ離れて
本末転倒なことになってしまいますよね。
ママにも赤ちゃんにも冷たい現状です。

こういう事情って、机上の議論や数字だけではわからないですよね。
働く女性も社会の大きな活力。
子ども手当もいいですが、待機児童の問題こそ、
スピード感をもって解決して欲しいです。


2010.5.26 小西美穂

どうぞよろしくお願いします!

リアルタイムから引き続き
news.everyでも取材キャスターとして、
みなさんにニュースをお伝えすることになった小西美穂です。

どうぞよろしくお願いします!

私のコーナーのタイトルは"NEWSな現場"。
私が現場を徹底取材したものを、2週間に一回、水曜日に放送する予定です。

第一回めの記念すべき"NEWSな現場"は...
「東京厚生年金会館」。
閉館の理由となった年金施設の売却が、どんな風に進んでいるのかを検証しました。

取材は先月半ばからスタート、オンエア直前まで編集&原稿書き。
そして迎えた初めてのプレゼン。
初めてのセットに入ると、おっと、スタッフの数が以前より多い感じ。
しかもスタジオ全体がピンク色でめっちゃ可愛い!
「私、大丈夫か...」。「この可愛さについていけるか...」。
ちょっとシンパイしながらマイクを装着。
すごくフレッシュな雰囲気に飲まれそう...。

リアルタイムと同じスタジオなのに、これまでになく緊張してしまって、
思わず関西弁がでてしまいそうになったのですが(笑)、ホッ。
さきほど、無事放送終了です。

シュークリームと缶コーヒーで、ひとりプチ乾杯しました(笑)

2010.3.31 小西美穂