ON AIR 放送内容

#04

夢と人をつなぐ曲

EXILEのメンバーは、それぞれの“特別な曲”について話していた。
たくさんの曲の中からHIROが挙げたのは、EXILEとファンを最初に結んだデビュー曲
『Your eyes only〜曖昧なぼくの輪郭〜』だった。

「人生の新しいスタートラインに立たせてくれた曲だし、あの曲があるからAKIRAやTAKAHIROとも知り合えた。
僕にとっては“曲”というものを越えた唯一の存在」

HIROの想いに、メンバーから共感と納得の声が漏れた。

「僕は、いつも言ってますけど『運命のヒト』ですね。EXILEになりたくて、
歌の世界を目指してずっと歌って来た曲でもあるし、初めてATSUSHIさんと声を合わせて、
みんなの前で歌った曲でもあるので」(TAKAHIRO)

メンバーの脳裏には、TAKAHIROが『運命のヒト』を歌ってきたいくつもの場面が、浮かんでいるようだった。
感慨深げにHIROが「出会いを演出してくれたすごい曲だね」とつぶやき、
「ある意味、EXILEメンバーからしたら、TAKAHIRO自体が“運命のヒト”だったような感じがするよね」
とMAKIDAIがみんなの想いを代弁するかのように言った。

EXILEが最も大切にするテーマをそのままタイトルにした『Love、Dream&Happiness』も、
彼らにとって“特別な曲”だ。ドームツアーの最後に歌い、会場中を“Love、Dream&Happiness”の
輝く空気で満たしていた。
「今回やってみて、あの曲以外、最後は考えられなって思った」(MAKIDAI)

オールキャストと数万人の観客がこの歌を歌い、手を揺らしひとつになる幸せな場面が映し出された。
「だんだんみんな、笑顔になっていくんだよね」(MAKIDAI)
「みんなが一体化していくのが手に取るようにわかる。仲間に歌った曲だったけど、ステージで歌っていると、
今日来てくれたお客さんのために作った歌のような気がしてくる」(ATSUSHI)

「壮大になったよね、自然に世の中に向かう表現になったと言うか」(HIRO)

忘れることのできない代表曲の名前が、USAから挙がった。
「俺はやっぱり『Choo Choo TRAIN』になっちゃうな〜〜」
EXILEのライブで最も盛り上がる曲のひとつである『Choo Choo TRAIN』は、90年代に一世を風靡した
ダンスユニットZOOの大ヒット曲でもある。そのZOOに衝撃を受け、そのメンバーだったHIROに憧れ、
パフォーマーチームはダンスをしてきたのだった。

ここでHIROとMATSUの出会いが、それぞれの証言をもとに紹介された。
「HARLEMの前で友達と待ち合わせをしていたら、HIROさんが目の前を横切ったんですよ。
リュックを背負って、短めの茶髪のドレッドで、ラスタカラーのタンクトップを着てた。
その時のことはよく憶えています」(MATSU)

「無愛想なやついるな、と思って。ドレッドで、すごい濃い感じだった」(HIRO)
「一方的に“ウワッ、HIROさんだ、カッケー”って。目で追ってました」(MATSU)
「ZOOに憧れてたからなんだろうけど、俺からすると“なんだ、こいつ、超じろじろ見てんじゃんって(笑)。
こっちも”なめられちゃいけないな“って感じですれ違ったかもしれないです(HIRO)

数えきれない出会いの中で、はっきりと2人の胸に刻まれている最初の瞬間。
印象的な出会いが、EXILEを支えている。

7人の映像に戻ると、USAが『Choo Choo TRAIN』への想いを語っていた。
「子供の頃にZOOの『Choo Choo TRAIN』を見て育って、まさか自分がHIROさん隣で踊ると思ってなかったから、
一緒に『Choo Choo TRAIN』を踊って、夢が叶ったんだって、あらためて実感できた」

「わかる。とくにカバーしたばかりの頃は、「俺、今、ZOOのHIROさんの隣で『Choo Choo TRAIN』やってます」
みたいな感じがあった」(ATSUSHI)

「わかるわかる」、「絶対そうだよ」と同意するHIRO以外のメンバー。
『Choo Choo TRAIN』の時にメンバーが見せるあの笑顔には、夢の実現を実感している幸福感も隠れていた。
もちろん、それを実感したくて彼らはカバーを決めたわけではない。
「EXILEにとって初めてのカバー曲だけど、あれは本当に意味があると考えて、カバーした曲だったからね」(HIRO)
「曲でいろんな世代をつなげようとしたんですよね」(MAKIDAI)
「まさに“GENERATION”。すばらしい!」(USA)

『Choo Choo TRAIN』のPVで、EXILEは初めてキッズダンサーたちと共演している。
“いろんな世代”には、当時主流を占めていた若いファンとかつてZOOを聴いてたその親の世代の他に、
キッズたちも含まれていたということ。『Choo Choo TRAIN』を通してメンバーはZOOの想いを受け継ぎ、
そこにEXILEの想いをのせて再び広い世代へと送り届けている。EXILEが『Choo Choo TRAIN』を歌い続ける限り、
曲と共に想いも広がり、つなげられていくことになる。

最後にMAKIDAIがATSUSHIに訊いた。
「明日地球がなくなるとして、最後に一曲歌えるとしたら、何を歌う?」

ATSUSHIは迷わずこう答えた。
「もう終わるってわかってるなら、『Choo Choo TRAIN』かな。自分のエゴじゃなくて、楽しくて、
みんなが喜んでくれる曲で終わりたい」

「なるほどね」と深く納得するメンバー。ATSUSHIらしい、ATSUSHIだからこその答えに、
メンバーから拍手と賞賛の声が起こった。

ON AIR一覧へ戻る