出場チーム

12月16日、マンチェスター・ユナイテッド戦に向け横浜で練習

12月16日、マンチェスター・ユナイテッドとの準決勝に向け、ガンバ大阪が横浜で初練習を行いました。初戦のアデレード戦で、右ひざを負傷したMF二川孝広は、大阪での検査後チーム練習に合流しましたが、別メニュー調整。また、MF佐々木勇人は右腹直筋肉離れで、復帰まで約3週間と診断されました。これまでは練習を全て公開してきたガンバ大阪ですが、この日は報道陣に公開されたのは冒頭20分のみ。厳戒態勢で、マンチェスター・ユナイテッドとの決戦へ臨みます。

西野朗 監督
「今日はコンディション調整だけ。今日、明日をいい形で過ごして18日を迎えたい。まだマンチェスター・ユナイテッドのすごさを体感していないが、想定なら出来る。これまで対戦したどのチームとも違う対戦となるだろう。やってみないと分からないが、いろいろな意味でスピード感が違うと思う。それにいかに対応していくか。1対1での対応は難しいと思うが、数的優位をいろいろな局面で作っていく事。攻めの面でも増やしていきたい。同じ数(の選手)で戦うと厳しいのでは。」

Q.MF二川の状況は?

「チームになくてはならない存在なので、多少の可能性があるなら18日まで回復を待ちたい。絶望的な状況ではないので、大阪から呼び戻した。でも万全でないのは間違いない。」

  

Q.マンチェスター・ユナイテッド戦への抱負は?

「オフィシャルな世界の大会で、マンチェスター・ユナイテッドと対戦出来る事に喜びを感じている。雰囲気だけではもったいないので、いろいろな事を感じたい。100%出し切った上で、マンチェスター・ユナイテッドを本気にさせ、プラスになることを得たい。勝負に対するしたたかさを、どんな状況でも持って臨みたい。」


MF 安田理大
「ヨーロッパNo.1で、自分が世界で一番好きなチーム。尊敬しているクリスチアーノ・ロナウドもいるし、そういう選手とガチンコで試合が出来るので、本当にどきどき、わくわくという感じ。」

Q.クリスチアーノ・ロナウドとのマッチアップについては?

「実際マッチアップしたら、TVで見るよりすごいと思うし、まだ全然想像つかないが、本当にチャレンジ精神を持って、攻撃も守備もトライして、ボールを奪いにいったり、相手にひるまず積極的にしかけるのが、僕の持ち味。そういう姿勢を崩さず、どんどんアグレッシブにいきたい。クリスチアーノ・ロナウドからボールを奪えば、チャンスになると思うので、そういうスキを逃したらこてんぱんにやられる。90分通して相手より集中して戦うことが求められる。」

Q.クリスチアーノ・ロナウドとの対戦をもうイメージしている?

「今日の昼ごはんの時にも、マンチェスター・ユナイテッドの試合が流れていた。いつもは「うまいな」と思って見ていたが、今日は違った目線で見てたし、イメージも沸いた。普段見えてなかったところも見えたので、2日後までにもっとイメージを膨らませたい。」

Q.対策は?

「DFラインと中盤のラインをシンプルにして、前の方でボールがもらえれれば持ち味のドリブルも出せる。そういうプレーを出すために、アップダウンを繰り返して、前の方で仕事を増やせればと思う。相手は世界一流の選手が集まったチームだが、一発勝負なので何が起こるか分からない。何とか勝って・・・絶対に勝って決勝にいきたい。」

DF 山口智
「相手とこちらの一人一人の距離があったり、1対1が多くなればやられる回数が多くなると思うので、自分たちの距離感を持って、自分たちの感覚でやりたいと心がけている。あんまり逃げの守りはしたくない。ラインを高く持って、相手に窮屈さを感じさせたいというイメージはあるが、実際出来るかは分からない。しっかり準備して、イメージをしっかり持って試合の流れを読んでプレーしたい。」

Q.昼ごはんにマンチェスター・ユナイテッドのVTRを見たそうだが?

「同じテーブルにいた橋本とちょっと違う感覚で見なければいかんなと話した。すごいな、早いな、うまいなという感覚で見ていたが、今回は敵なので色んなことを頭に入れて分析しながら見るつもり。マンチェスター・ユナイテッドとの対戦は、個人的には夢にも思ってなかったんで、よくここまで来れたという想いはある。自信を持っていいし、有利とも言われているので、思い切ってぶつかるだけ。相手の目でも見て対応しようかなと思う。」

Q.もう戦うイメージは出来ている?

「ゴールのイメージは、どんな時でも持っている。セットプレーに弱いというのを聞いたことがあるが、間違いなくそんなことはないので(笑)自分たちの動きや、相手のマークを外せられれば、いいボールが入ってくるのでチャンスはある。得点が取れれば大きいと思うので、そういうイメージを持って気持ちを出してやりたい。」