【バルセロナ】決勝後グアルディオラ監督会見
2010.12.21
明日の決勝戦を前にエストゥディアンテスが会見を開き、サベージャ監督とキャプテンのベロンが出席しました。
Q．明日に向けて、選手のコンディションはどうですか？
【サベージャ監督】
調子はいいですね。メンタル的にも充実しているし、団結力もある。今、自分たちの置かれている状況を理解していると思います。明日は難しい相手ですが、最高のプレーをして勝てればいいと思っています。
Q．手強いバルセロナに勝つためのスタメンはもう決めましたか？
【サベージャ監督】
みなさんご存知でしょうが、バルセロナは最高のクラブです。ここ数年ではバルセロナを上回るクラブは出ないと思います。我々に出来るのは、明日最高の状態で試合に臨み、結果を待つことだけです。また、優勝候補はバルセロナと言われていますが、それは当然です。しかし、我々だって歴史あるクラブですし、選手も充実しています。ですから、出来る限りのことをして監督、選手、ファン全員の夢をかなえたいと思います。
Q．この大会はコパリベルタドーレスより重要な大会ですか？
[勝利を誓うコルドバ選手とベニテス監督]
【キャプテン MF ベロン】
タイトルはそれぞれ全てが重要です。しかし、クラブにとってこの大会はやはり特に重要だと思います。明日の相手がバルセロナだということを考慮しても、そうなるでしょう。私自身は全ての決勝、全ての大会が重要だと考えています。
Q．明日のスタメンをもう一回聞いてもいいですか？
【サベージャ監督】
今はまだスタメンは言えません。試合前に発表します。選手にはその少し前に伝えます。
Q．これまでヨーロッパのクラブで数々の大きな大会に出場したが、この大会についてはどう考えていますか？
【キャプテン MF ベロン】
私はこのクラブで育ったし、父もこのクラブ出身です。このエストゥディアンテスで、この大会に出られることは本当にうれしく思います。だから明日は特別な日になります。
Q．父と同じ道を歩んでいることについて、プレッシャーは？
【キャプテン MF ベロン】
プレッシャーがあるというよりは･･･。受け継いでいるものなので、プレッシャーというものはありません。むしろ誇りに思っています。それぞれの歴史を作りたいと思います。
Q．バルセロナはエストゥディアンテスのサッカーを激しいサッカーだと思っているが、勝つにはそれしかないのか？また、メッシについて、アルゼンチン代表でアドバイスなどをしていると聞きましたが？
【キャプテン MF ベロン】
メッシについてですか？私はメッシの下着の色まで知りませんよ（笑）。私が今、言えることは彼に出てくれるなということだけです。激しいサッカーと言いましたが、クラブの歴史の中で激しいサッカーというスタイルは変わっていません。イングランドでは我々をアニマルズと呼んでいるみたいですが。
Q．明日のスタメンについて教えて下さい。そのメンバーでバルセロナに勝てますか？
【サベージャ監督】
スタメンを発表するつもりはありません。サッカーはスポーツなので、雨が降ろうが、風が吹こうが条件は同じ。ボールが回り始めるまでわからない。フィジカルや選手の特徴、精神的なこと、いろいろなことが試合に影響するのです。だから、キックオフの後でないと何も言えません。
Q．コパリベルタドーレスで優勝してから5か月。この大会までどのように過ごしてきましたか？
【サベージャ監督】
コパリベルタドーレスで優勝してから、このクラブワールドカップは大きな目標になりました。その間にいろんな大会がありましたが、これは本当に大きな大会だと思います。クラブの選手全員がこの大会に対し、大きな責任感を持っており、全てに対して100％の力でやってきたつもりです。
Q．バルセロナの美しいサッカーに対し、エストゥディアンテスの激しいサッカーは対抗できますか？
【キャプテン MF ベロン】
芸術が見たければ劇場に行けばいい。私たちはショーを見せるために来ているのではなく、勝つために来ています。もちろん明日は簡単な試合ではないでしょう。でも、我々は難しい状況を打ち破ってここまで来ているのです。リベルタの決勝でも、6万人のブーイングをはねのけたわけですから。みんなで逆境に打ち勝ってここまで来ました。プレッシャーはもちろんあります。ただ応援してくれるファンがいますから、彼らのためにもこの素晴らしい時を共有したいと思う。ただ明日の試合も、サッカーの1つの試合であることには変わりありません。
Q．ベロン選手はクラブのファンへの恩返しとして、ロドリゴ君という心臓病の子どもを大会に招待しました。その子どもにメッセージを。
[勝利を誓うコルドバ選手とベニテス監督]
【キャプテン MF ベロン】
彼の夢がもうすぐ叶おうとしています。招待は、我々が子どもたちのために出来ることの一つの例です。ロドリゴ君は全ての子どもたちの象徴であって、明日の試合はぜひ楽しんでもらいたいと思います。彼の頑張っている姿を見て、他の子どもたちも勇気付けられることを願っています。
Q．バルセロナのグアルディオラ監督は会見でバルセロナが負けることもあると言っていましたが、あなたも負けることを考えていますか？
【サベージャ監督】
試合は勝ち・負け・引き分けこの3つしかない。国際試合、親善試合であってもそれは同じです。サッカーはスポーツだからどんな結果であっても受け入れるしかありません。
