日テレフォーラム

「 日テレフォーラム4 」

日本テレビでは「テレビの青少年問題」への独自の取組みとして、1999年から“日テレフォーラム”を開催し、視聴者と番組制作者の間で直接意見を交わす場を設けて参りました。今回は4回目の“日テレフォーラム”となりましたが、『テレビとモラルについて』のテーマに関し、約3時間の熱い議論が繰り広げられました。

開催日時:2003年2月2日(日)12:00〜15:00
開催場所:日本テレビ Hスタジオ
司会:麻木久仁子・福澤朗 (菅谷大介・馬場典子)
参加者: 視聴者   約100名(一般公募で参加を希望された方々)
後藤弘子(東京富士大学助教授・放送と青少年に関する委員会委員)
藤川大祐(千葉大学助教授)
猪股富美子(子供とメディア市民活動家)
石川利勝(日本PTA全国協議会専務理事)
風見しんご(タレント)
室井佑月(作家)
ウエンツ瑛士(タレント)
浜口順子(タレント)
日本テレビ番組制作担当及び編成部員 4名
放送:「メディアマガジン3」2003年2月11日(火・祝)10:30〜11:25 a.m.

<日テレフォーラムのサマリー>
   「テレビとモラルについて」に関連したテーマを2つに分けて、それぞれのテーマに寄せられた視聴者の方々からのご意見を紹介し、議論を進めていきました。
テーマ1は「テレビとプライバシーの関係とは?」
テーマ2は「テレビとエンターテインメントの在り方とは?」
更に「テレビの疑問について」として、視聴者の方から様々なご意見を頂戴し、それについて日本テレビ側がお答えしたり、参加者の間で議論を展開しました。
また、スタジオには“アンサーマシーン”を用意し、テーマによっては参加された視聴者の方々にYes・No方式でお答え頂きました。

テーマ1:「テレビとプライバシー」の関係とは?

議論開始前に、参加された視聴者の方々に「テレビにプライバシーがあると思う人」と「無いと思う人」に別れて着席してもらいました。

アンサーマシン
テレビにモラルがあると思うか?

ある: 29
無い: 71

※ 意見を出された視聴者の方が追加説明をした後で議論に入りました。

ご意見「ノーベル賞の田中さんや拉致被害者に方々のプライベートまで追いかけすぎ!」
日本テレビ「田中さんや、拉致被害者の方が不快に思う部分は、改善していかなければいない。これから検討して、反省しながらも視聴者に対して何らかの共感する部分を伝えていかなければならないと思っている。」
ご意見「凶悪事件のニュースは真似する人が出るのでは?」
日本テレビ「このニュースを考えましょうという材料としては、ある程度のところまで(描写)は必要だと思う」

● ニュースプラス1で放送した「汚ギャル」のVTRを紹介。

放送時に
寄せられた
ご意見
「食事の時間帯にこんな気持ちの悪い放送をして、何を考えているのですか」
日本テレビ「社会現象として紹介している。」

アンサーマシン
    食事の時間に「汚ギャル」を    
放送すべきかどうか?


放送しても良い: 41
放送すべきでない: 59


テーマ2:「テレビとエンターテインメント」の在り方とは?

ご意見「バラエティー番組で人を外見で差別したり、汚い言葉で愚弄するのはやめて欲しい!」
日本テレビテレビは大きな影響力を持っている公共の電波なので、その辺の番組作りに日々十分にケアしながら、慎重に考えて番組を作る必要があると我々は思っている。
リアリティーを求める余りに過剰になってしまっていると言うのは、エンターテインメント全体にあると思う。バランス感覚が必要である。
このようなフォーラムや、PTAや、放送と青少年に関する委員会などの、色々な意見を聞きながら、その温度差を埋めていくという作業を日々やって行かなくてはいけない。

アンサーマシン
バラエティのお笑いはやり過ぎか?

やりすぎ: 51
やりすぎではない: 49


「テレビの疑問」について

ご意見「視聴者の意見で番組をやめることはありますか」
日本テレビ一本の電話だけでやめることはありえないが、一本一本かかってきた電話は、今後の番組作りに反映させて頂いている。

ご意見「番組がゴールデンタイムに移ると面白くなくなるのはなぜですか?」
日本テレビ民放連では、午後5時から9時までの時間を青少年への配慮する時間帯と決めている。深夜番組をゴールデンに移すということは、家族全員が揃って見られる番組にするということであり、公共の電波を預かっているという点からも、そういう配慮はしなくてはならない。

ご意見「CMが終った後に、前のシーンを繰り返すのをやめてほしい」
日本テレビバラエティーで多い手法。番組を途中から見る方のことを配慮し行っている。



< 日テレフォーラム終了後のアンケート >


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