東京都現代美術館

フレデリック・バック

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どんぐり先輩です。
バックさんのアニメーション、最後にご紹介するのはこちらです。

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大いなる河の流れ 1993年/24分
【バックさん、もーおそれいりました!度】★★★★★


(あらすじ)
北米を流れる大河、セント・ローレンス(サン・ローラン)河を舞台に、
河に生きる生命の力強さと、生態系を破壊し汚染する人間の愚かさを
ドキュメンタリータッチで描く。
アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネート。


20110508.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

© Société Radio-Canada 
In partnership with the Atelier Frédéric Back, Montréal.

 


この作品は、「未来に向けてどうすべきか」
という問いを、
わたし達に投げかける様に終わっています。


バックさんの作品に常に"メッセージ"がある、
ということが本作でもしっかり感じられます。


どんぐり的には、「描かれている物の多さ」にとにかく度肝をぬかれました。

 

鳥の大群が画面いっぱいに羽ばたき、


魚の群れはくるくると泳ぎまわり、動物が走り...


そして、それを捕らえようとする人間がいて。

 

そんな壮大な世界を1枚、1枚、
パラパラ漫画の様に少しずつ変えて描くんですよ?

バックさん、どれだけ描くんですかー!!(心の叫び)


去年カナダへバックさんに会った時のこと。
画面いっぱいに鳥が描かれたセルを指して、
「これ何羽いるんですかね?」って思わず聞いてみたんです。


そしたら「そんなの、わかんないよ!」って、
いたずらっ子みたいに笑ってました。


バックさん...やっぱりすごい人です。

 


本作の原画はフレデリック・バック展でご覧になれます。
圧倒的なスケールで描かれている本作、是非ご覧ください!こちら⇒

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