2012年2月7日放送

氷点下の日光、夏に売る食用の天然氷を仲間たちと共に切り出す人がいます。
四代目氷屋徳次郎 山本雄一郎(やまもと ゆういちろう)さん。
山本さんが6年前、四代目を継いだのは、100年間続いた伝統が無くなる
可能性があったため。

「ま、最初は簡単に思ってた、ただ氷を張らせればいいのかな,と。
それが、毎日毎日ゴミ掃除をしなきゃならない、
雪が降れば雪かきをしなければならない。あ、今日は夜中雪が降るって
言えば、夜中12時でも朝方2時でもここに来ます。
だから最初の年は・・・これ、続けられるのかな?って正直思ったよね。」

それでも山本さんが氷作りにこだわるのは、手伝ってくれる仲間たち。
そして、こんな言葉を心に留めているから

「『自然は決して我々を欺かない』っていう言葉かな。」

「自然は決して我々を欺かない」

ジャン=ジャック・ルソー

「自然は決して我々を欺かない」
「自然界で起こる現象には、かならず法則があり例外はない」という
ルソーの言葉。

「自然と戦うと思うと大変だよね。人間の力では到底かなわないから。
ただ、自然ともに生きるという考え方をすれば、
必ず、いつか自然も味方してくれる・・・」

受け継がれた伝統は、人と自然との向き合い方を教えてくれます。