2012年5月8日放送

伝統の芸を守り、精進し続ける女性がいます。
女性紙切り芸 林家 花(はやしや はな)さん。
300年の長い歴史をもつ寄席で、女性としては初めての紙切り芸人。
何も知らずに飛び込んだ寄席の世界。はじめは独特なしきたりに戸惑うことばかり。
それでも必死に学んできた紙切り芸。最近ようやくその魅力が、
わかり始めてきました。

「紙切りっていうのは言葉がわからなくても
老若男女喜んでくれる芸だと思っています」

つらい修業時代を乗り越え
花さんが、紙切り芸を続けられたのは、
この言葉に支えられたから。それは…

「過去に学び、今を生き、明日に希望をもつ」

「過去に学び、今を生き、明日に希望をもつ」

ドイツ人物理学者アルベルト・アインシュタインの言葉で
疑問を抱き続けることが問題を解決に導くという意味。

「もっといろいろ知り勉強をして、芸を磨き、
目の前のお客さんを今より、もっと楽しませたいです」

多くの人を笑顔にしたい。
笑いと感動を届けたいという彼女の夢に向かって
今日も紙切り芸を磨きます